レポート:老後資金2,000万円問題スパッと解決!セミナー
最終更新日:2019年8月10日
こんにちは!副業アカデミーです。
今日も暑いですね。
しかしそんな中、ほぼ満席となった今日のセミナーではとってもためになるお話が聞けました。
その内容は、先日金融庁が老後の資金における『20年で約1,300万円、30年で約2,000万円の取崩しが必要になる。』との発言が物議を巻き起こしたいわゆる"老後2000万円問題"についてです。
老後資金2,000万円問題スパッと解決!セミナー
夏休み3連休の初日にも関わらず大変多くの方にご来場いただき誠にありがとうございます。
やはりこれほどたくさんの方に興味があるのだと、改めて痛感しました。
今回のセミナーのキッカケとしては前述した"老後2000万円問題"に関して、副業アカデミーとしてもぜひ取り組まなければいけない課題として重く受け止め、ファイナルプランナーでもあり副業アカデミー『マネープラン&ライフプラン講座』の講師も務めて頂いている岡 雅代先生にゲストとしてご登壇頂きました。
岡 雅代先生
株式会社しえんの代表取締役として日々様々な方のライフプランやお金の対策を行っている岡先生は、上場会社子会社の人材派遣会社にて5000人の面接官、ビジネスマナー・パソコンのインスト ラクターとして300人の生徒を抱えていた経歴を持ち、複数の副業を実践。投資家としてもその手腕を発揮されています。
そんな岡先生に今日は
- 何歳まで働けばいいのか
- 年金はいくらもらえるのか
- 昔と今の違い
- 2000万円問題とは
- 老後や介護にかかる費用とは
など、こうしたテーマについてみっちりと語って頂きました。
日本の現状
これまで画一的だった日本人の終身雇用や退職金を貰って安心な老後を送れる。といった人生モデルはすでに崩壊を迎え、人口減や少子高齢化に伴う社会保障費の増大は大きな問題となっています。
生活保護を受け取る人の数も年々上昇し、あるアンケートでは60歳以上も働く理由のトップとして『生活のため』との結果も出ているようです。
こうした背景を岡先生自信非常に危機感を持っており、実際のクライアントさんでも同じような悩みや課題を持つ人が多いそうです。
先生が定義する、成功や安全で安心な人生とは、事故や思わぬトラブルというのはつきものであるからこそ、そうした予期せぬ問題に対し供え、カバー可能な状態でいることだと仰っています。
そのためにもまず、自分がもらえる年金や現在の加入状況、生活費などの支出と、収入についてよく把握しておくことがとにかく大事であるとのことです。
ワークセッション
セミナーでは参加者同士の自己紹介に始まり、ワークを交えながら自分ゴトとして今回のテーマに向き合っていきます。
それぞれが自分が加入している年金の状況、生活費を把握しながらセッションを行いました。
ある参加者の方への報告でとても興味深かったのは、生活費やローンなどはある程度把握しているけど、住宅のメンテナンスにかかる費用があまりに大きいことに驚いたそうです。(ベランダの修繕だけで1000万円だそうです。)
こうした予期していなかった大きな出費は、まさに誰にでも起こり得ることで、私自信もヒヤッと危機感や焦りのようなものを感じてしまいました。
大事なのはお金の使い方
岡先生は今回の問題やお金について大事なのは、その"使い方"だと強く仰っています。
それは、消費、浪費、投資、に分けることができ、少しでも自分の生活の中にある"浪費"を制限して、いかに"投資"に回していくかが非常に重要であるということです。
その実際のシュミレーションをNISAやiDecoといった国が主導する資産形成方法をスライドを使って具体的にご紹介して頂きました。
年齢や職業、収入の状況によっていかにリスクなく安全に資産を守っていくか、驚くほどためになるお話が満載です。
最後に
2000万円問題を紐解くと、65歳まで働いて年金を収めたとしても、老後30年100歳まで生きたとしたら、国が定めるモデル世帯の場合約2500万円が足りないという計算になります。
もちろんこれは人によって全然異なりますが、古き日本人の人生を支えるために作られた社会保障は、今の多様化する働き方や経済にはもう適応できなくなっているのです。
さらには受給額が70歳になれば、受給額が減額されたら、2000万では到底足りません。
まずは自分の状況を改めて見つめ直すことから初めてみてはいかがでしょうか。