じわじわ人気上昇?【便利屋(何でも屋)】副業の特徴と実現のコツ。
最終更新日:2018年11月25日
皆様は「便利屋」というサービスがあるのをご存知でしょうか?
以前TVや雑誌でも取り上げられたことのあるサービスですが、家電の取り付けやゴミ屋敷の清掃など、様々な代行を行うのが便利屋の仕事です。
昨今少しづつ副業が盛り上がりを見せている中、便利屋を副業で行う方が増えているようです。
便利屋とは、俗に言う「何でも屋」のことでもありますが、特別なスキルや資格も必要なく、とりあえず副業をしてみたいけど人に雇われるのは嫌だし、具体的な副業も決まっていないという方にはピッタリのお仕事かもしれません。
例え副業であったとしても、大口の顧客から仕事を受注し、月に100万以上の収入を得ている方や、本業の収入を超え専業として個人でも月に300万以上稼ぐ人もいるそうです。
今回はちょっとだけ謎に包まれた便利屋の仕事についてご紹介したいと思います。地味なように見えて実はとってもワクワクする副業なんですよ。
便利屋の仕事って?
便利屋の仕事は、基本的にはご自身の担当する地域で集客、認知を行い、クライアントからの依頼(困りごと)を解決することになります。
主にホームページやチラシなどからメール、電話での問い合わせによって依頼を受けます。その際、受注できる仕事の内容は予め自分のスキルや移動可能範囲を元に料金表などを設定しておくといいかもしれません。
問い合わせを受けた後は、メールまたは実際に訪問し依頼内容をヒアリング後、請求内容や日時を決め、作業に移ります。中には"今すぐに!"という依頼もあるため、ある程度の臨機応変さが求められることでしょう。
以下が、便利屋の仕事のほんの一例になります。
- エアコンの取付、修理
- ペットの世話
- 洗車、ワックスがけ
- ゴミ屋敷の清掃
- 運転代行
- 買い物代行
- 並び代行(チケットや限定品の待ち)
- 場所取り
- 遺品整理
- 蜂の巣・害虫駆除
- 合コンの幹事
- イベントのスタッフ
- 引っ越しの手伝い
- パソコンのメンテナンス
- 老人介護
- 悩み相談・話し相手
- 浮気調査・身辺調査
- 販促支援
- コンサルティング
- マーケティング
- 市場調査
- 文字起こし
「何でも屋」というだけあって実に多岐にわたる内容ですが、全て実際に依頼としてあった内容です。
100人いれば100通りの依頼があるのが便利屋の特徴だと言われています。もちろんこの中で自分の出来ることと出来ないことの切り分けをしっかりと行い、コスト管理を行えるよう効率的に動きたいところです。
働き方
便利屋を行うためには企業が行う便利屋のサービスに、アルバイトやフランチャイズで契約する方法が一般的ではありますが、本業のある方が片手間でやるには手取りも少なく効率が悪いでしょう。
また本来便利屋とは時間給ではなく、1案件に対して請け負い料が発生する歩合制になります。ですから、独立開業し、ある程度自分が請け負える案件をジャンル毎に価格設定し、本業後や週末の空いた時間に作業を行えるようパッケージングしたほうが副業としての働き方には合っているかもしれません。
さらに同業者同士や人脈ネットワークを広げておけば個人の依頼にとどまらず企業や自治体からの依頼も受けることが可能になるでしょう。
副業で便利屋に取り組むメリット
では副業で便利屋に取り組むことのメリットにはどんなものがあるでしょうか。
初期投資が少ない
依頼主(クライアント)さえいれば、必要なものはほぼないでしょう。
最低限必要な資金は、集客用のホームページやチラシ印刷代などですから、初期投資がかからないビジネスとして今すぐにでも始められるメリットがあります。
ビジネス感覚が養われる
便利屋事業の主なコストは自らの人件費(時間コスト)ですが、時間給に換算すればパフォーマンスが定量化できるでしょう。
また、清掃や代行などの特別なスキルを必要としない案件ならまだしも、より専門分野の仕事を請ける際は自分の価値基準を明確にし、クライアントの納得がいく提案を作り上げることは
ビジネス感覚を養うことに繋がるはずです。
人脈が広がる
仕事の幅が広がれば人脈が広がります。人脈が広がれば仕事の幅も広がるでしょう。
個人間での受発注から、いずれは企業からの依頼を受けられるようになれば、より名前が売れ、価値を高めることが出来ます。
千差万別の依頼
上記で上げた案件の一例に加え、人の困りごと、お願い事は千差万別です。
難しい課題もあれば、人生経験をより豊かにする依頼があなたを待っていることでしょう。
それにワクワクすることができれば、きっとピッタリの副業のはずです。
感謝される
何よりも、人に感謝されることは仕事をしている上で一番のモチベーションではないでしょうか。
ご近所さんの依頼から、地域創生、企業の課題、これからますます高齢化が進み、社会貢献への需要とやりがいはより大きくなっていくことが予想されます。
その副業が、収入を超えてより意義を持った活動に繋がる可能性も十分にあるでしょう。
必要なモノ
便利屋に必須なものはほとんどなく、日常的に使用しているもので十分賄えるでしょう。
スマホ・固定電話
依頼主からの問い合わせ先を設定しておくための電話番号やメールアドレスは必要でしょう。
わざわざオフィスを用意する必要はありませんが、固定電話があるとクライアントの安心感も増します。
また常にクライアントとのやり取りができるようなメールアドレスがあれば直接話すよりも依頼しやすい人にとっては便利です。
ホームページ
今は高齢者の中にもインターネットで物事を検索する人も増えています。
「地域名 便利屋(何でも屋)」で検索された際に自分の事業のホームページが表示されるようになれば、おのずと依頼も増えていくことでしょう。
資金があれば広告を使って集客を行う方法もあります。
※タウンページ
とはいえタウンページをめくって業者を探している家庭があるのも事実です。
タウンページへの掲載は、タウンページセンターに問い合わせて申し込めば無料で行えますから、念のためにも対策しておきたいところです。
チラシ
特定の地域で事業を行う際にはチラシを制作してポスティングすることも集客を地道に増やす方法の1つです。
A4サイズを数千部単位でも1万円以内で専門業者に作ってもらえますから、個人宅へのポスティングはもちろんのこと、店舗や公共施設などにも設置してもらうようにしましょう。
車
やはり個人から依頼される仕事として多いのは掃除や運搬、修理、取付といった力仕事になります。
この時、大きな荷物を運べる車があると有利でしょう。
専業として便利屋を営んでいる人の中にはわざわざ仕事用に軽ラックを用意している方もいるほどです。
仲間(助っ人)
せっかく相談してもらえたのに自分の専門外だったり、人手が足りないことを理由に断ってしまうのは機会損失でもあり、非常にもったいないでしょう。
日頃から助っ人として依頼できる仲間や知人に声をかけておき、いざという時にヘルプを頼めるようリスト化しておくといいかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
少し変わった副業ですが、その分いつの時代も需要があり、幅広いスキルを持っていることは、人生を潤す上でとても重要なことです。
もし興味があれば、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。