副業ができる会社の探し方とは?副業OKな会社の特徴や注意点まで解説
最終更新日:2022年12月1日
こんにちは。
副業アカデミーです。
働き方が多様化してきている昨今、副業を解禁する企業が増えてきました。
2018年1月に厚生労働省は「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を発表しましたが、未だに副業を禁止している企業の方が多いのは事実です。
あなたの働いている会社ではどうでしょうか。
副業を始めたいけれど、会社では禁止されているという方も多いのではないかと思います。
副業は収入の柱を複数持ち生活を安定させるという場合もありますし、様々なスキルを身につけることで本業に役立てるという目的もあります。
そこで今回は、実際に「副業ができる会社の探し方」と「副業OKな会社の特徴と注意点」を紹介していきます。
副業OKな会社の探し方
はじめに、副業ができる会社の見つけ方について紹介していきます。
その前に、そもそも転職における仕事の探し方について紹介しておきます。
転職において仕事を探す方法は、求人サイトやSNS(twitterなど)、転職エージェントを活用することです。
では、そんな中で副業ができる会社を探すにはどうすれば良いのでしょうか?
結論から言うと、
・SNSや検索エンジンを使う
・転職サイトで副業OKにチェック、あるいはフリーワード検索を使う
・転職エージェントに探してもらう
・フリーランスマッチングサイトで見つける
などです。
それぞれ詳しく解説していきますね。
SNS・検索エンジンで検索する
まずはSNSやネットで検索してみましょう。
最近では多くの会社が公式SNSアカウントを開設していますし、ホームページも開設しています。
情報収集の入口として活用していきましょう。
副業OKな会社ホームページを探す
2019年に話題になった老後資金が足りなくなる2,000万問題などによって、副業を容認する企業が出てきています。
優秀な人材は副業や兼業といった働き方を希望する人が多く、企業としても人材を確保するためにホームページに副業容認の掲載をしている場合があります。
興味のある企業の採用ページを見て、副業がOKか確認してみましょう。
転職サイトで検索する
次にさまざまな会社の情報がまとまった転職サイトで求人を検索しましょう。
会社のホームページだと1社1社検索する手間がありますが、求人情報が集まった転職サイトであれば一目で幅広い情報を入手できます。
それでは検索の方法を解説していきます。
検索条件を「副業OK」にチェックして探す
転職サイトで検索の条件にある「副業OK」にチェックを付けてください。
近年の副業の広がりを受け、各転職サイトで副業の項目が追加されています。
たとえばリクナビNEXTの場合は、「副業OK」の項目があり、ここから絞り込むと副業を容認している企業が出てくるので簡単に探すことができるでしょう。
なかには「ダブルワークOK」などの記載もありますので、関連ワードで検索してもOKです。
その他にはエン転職でも希望条件の検索欄に「副業OK」の項目があります。
希望職種を営業系で選択し、副業OKにチェックを付けると2,551件の求人がヒットしました。(2020年11月18日現在)
まずは検索してみて、その中から希望に合った求人を探してみましょう。
フリーワード検索で「副業」を入力して探す
フリーワード検索で「副業」と入力して探す方法もあります。
この方法であれば、副業OKのチェックがない転職サイトでも求人の検索が可能です。
たとえばリクナビNEXTのトップ画面検索欄に「副業」と入力すると関連キーワードが表示されました。
これらのキーワードから求人を絞って探すと良いでしょう。
◆検索の流れ
①各転職サイトにアクセス
②検索窓に「副業」と入力
③表示された求人の詳細情報で副業OKか確認する
④関連キーワードからも検索を行い、希望条件に合う会社を探す
転職エージェントに登録する
転職サイトでは自分で情報を入手する方法でしたが、プロに探してもらう方法もあります。
多くの企業と関わり合いのある転職エージェントであれば、効率良く副業OKの会社を見つけられるでしょう。
また転職活動の時間を短くできるため、エージェントの活用をおすすめします。
「副業OK」の条件で企業を探してもらう
転職エージェントに登録すると、1人1人に担当者がつきます。
その担当者に「副業ができる会社を希望」と伝えてみましょう。
何人もの転職希望者と企業をマッチングさせてきた転職エージェントであれば、自身の希望を伝えて探してもらう方がスムーズに転職活動が進みます。
また非公開求人の取り扱いもあるので、過去の事例から自分の希望とマッチした副業OKの会社を紹介してもらえる可能性があります。
エージェントサービスを利用する際には、副業OKの希望をしっかり伝えましょう。
フリーランスマッチングサイトに登録する
転職サービス以外に、フリーランスマッチングサイトを活用する方法もあります。
フリーランスマッチングサイトとは、仕事を探すフリーランスと仕事を発注する企業を繋げるマッチングサービスを指します。
マッチングサイトであれば、既に副業を前提条件として仕事を探せるので、希望に合う案件が見つかりやすいでしょう。
またエンジニアなど各職種に限定したマッチングサイトもあるので、登録して希望に合う条件を検索してみてください。
副業OKの記載がある企業を探す
転職サイトと同様に、まずは副業OKと記載されている企業を探しましょう。
特にフリーランスは正社員と違い、他企業との案件を掛け持ちしているケースが多いです。
また企業も足りない専門性を埋めるためにマッチングサービスを使うので、副業OKにして優秀な人材を集めたい狙いもあります。
自分が興味のある企業の求人は副業の記載があるか必ずチェックしましょう。
直接問い合わせて確認してみる
副業OKの企業でも、全ての会社が掲載情報として載せているわけではありません。
たとえ記載がなかったとしてもOKの可能性はあるので、メールや電話で直接問い合わせるのも1つの手です。
基本的にフリーランスマッチングサイトはフリーランスの方向けのサイトですが、中には正社員&副業OKな場合もあります。
ですので、正社員かつ副業OKの職を目指して求人を探していきましょう。
副業が解禁されている会社の特徴
副業を認めている会社にはどのような特徴があるのでしょうか?
3つの特徴を紹介します。
スタートアップ・ベンチャー企業
→新しい文化を取り入れやすい
創業して間もないスタートアップ・ベンチャー企業は、常に新しい考え方を取り入れています。
近年容認の動きが加速しつつある副業や多種多様な働き方に対しても寛容です。
特にスタートアップ・ベンチャー企業ではこれから会社を成長させていく上で優秀な人材の確保は欠かせません。
そのためには、より幅広い人材に応募してもらう必要があるので副業を認めている背景があるのです。
リモートワーク中心の企業
→IT・Web・アプリ系はリモートが中心
Web業界やアプリ開発、ITなどはリモートワークが中心です。
場所に縛られずに働けるので、元々使っていた通勤時間を活用して副業に取り組める環境が整っています。
また営業職など移動を前提とした職種と違い、まとまった時間を確保しやすいことも特徴の1つといえます。
加えて、副業を通じてインターネットやマーケティングのスキルアップに繋がり本業にも生きるため、積極的に副業を取り入れている業界ともいえるでしょう。
副業・フリーランス関連の事業を運営する企業
→自らが副業を推進する立場だから
副業やフリーランスの事業を展開する会社では、社員に対しても副業を推奨しています。
世の中に副業を広めるためには、まずは社員自らが実践して魅力を伝えられるようにすることが必要です。
そして積極的に実践している実例として、仕事の受注者と発注者のマッチングサービスを展開するクラウドワークスが挙げられます。
クラウドワークスの社員の4割が副業を実践(※1)しており、多様な働き方の環境づくりと社外業務によるスキル・経験アップを狙いとして副業を取り入れています。
またフレックスタイムやリモートワークの導入も社員の副業熱に追い風となっているようです。
このように柔軟な働き方を事業として営む会社は、副業を実践してくれる人材を欲しがっていると言えるでしょう。
※1参考:https://crowdworks.co.jp/news/wmhuoaj274/
副業OKな会社を探せる転職エージェント
先程転職エージェントを活用して副業OKの会社を見つける方法について解説しました。
では具体的にどこに依頼すればよいのか、4つの転職エージェントをご紹介します。
リクルートエージェント
1つ目は日本最大級の求人数を誇るリクルートエージェントです。
掲載求人だけでも約15万件、非公開求人は約20万件と豊富な求人数が揃っており、希望条件に合う副業OKな会社を見つけやすい転職エージェントと言えます。
また最大手のエージェントが持つ豊富な経験から、表には出ない副業を認めている会社の情報も入手しやすくなるでしょう。
さらにフリーワードで「副業」と検索をかければ自分でも探せるのでぜひ活用してみてください。
doda(デューダ)
次に非公開求人が7割以上のdodaです。
公開求人は約11万件とリクルートエージェントには劣りますが、dodaだけが取り扱っている独自の非公開求人もあるので、登録しておきたいエージェントの1つと言えます。
企業と求職者のマッチング経験に長けたキャリアアドバイザーに副業OKな会社の求人要望を伝えると、希望に合った企業をマッチングしてくれるでしょう。
そしてリクルートエージェントと同じくキーワード検索から「副業」で絞り込めるので、自身で公開求人を探すことも可能です。
パソナキャリア
3つ目は30~40代の女性転職支援に注力しているパソナキャリアです。
求人数5万件のうち、およそ70%が非公開求人で表には出ない案件を紹介しているエージェントでもあります。
加えて手厚いサポートが評判ですので、安心して利用できるのではないでしょうか。
選択肢の1つとして利用を考えてみるのもおすすめです。
エンエージェント
最後にご紹介するのは、20~30代の若手求職者に特化したエンエージェントです。
初めて転職する方や第二新卒の方に向いていて、履歴書の作成など転職経験のない方でも不安を解消しながら活動を進められる特徴があります。
また企業に出向いての直接取材により、各会社の求人募集欄が詳細に記載されています。
20~30代の若手の方で副業OKの会社を探すにはエンエージェントを使うと良いでしょう。
副業を続けていく際の注意点
副業を継続するために注意しなければならないことがあります。
たとえ副業OKの会社で働けたとしても、続けられなかったら本末転倒になりますよね。
そこで代表的な注意点を4つ解説します。
就業規則を確認しておく
→条件によっては禁止の場合がある
まずは働いている会社の就業規則を確認しましょう。
会社によっては、副業OKでも事前申請が求められる場合もあります。
また副業を行う上で条件の確認や相談が必要になる可能性もあるでしょう。
自己判断で勝手に副業を始めると最悪の場合、後から減給や解雇など処分が下る可能性もあります。
事前に就業規則を調べておいてください。
本業に支障が出ない仕事内容にする
→競業避止
いくら副業が認められているといっても、どの会社でもOKというわけではありません。
たとえば本業の取引先情報や製造技術などが競合他社へ漏れると、本業に支障をきたす恐れがあります。
競業避止義務は労働者が課せられている義務の1つであり、無用なトラブルを避けるためにも同業他社での副業は控えておきましょう。
案件数より単価を重視する
→正社員で残業するのと変わらない
副業で早くたくさん稼ぐために案件数を増やし過ぎるケースがあります。
「気付いたら会社員の残業時間と同じぐらい働いていた…」ということにならないよう注意しましょう。
副業による労働時間が長ければ心身への負担も大きくなり、睡眠不足による集中力の途切れや体調不良で本業への悪影響が出かねません。
あくまでも本業あっての副業なので、案件の数よりも単価を意識しましょう。
より短い時間で単価の良い案件をこなすことで無理なく副業を続けていけるようになります。
休日に副業をするなら家族の理解を得る
→家族との時間を削る意識
副業を始めるなら事前に家族に話しをしておく必要があります。
なぜなら、これまで使っていた家族との時間を削って副業をやることになるからです。
特に初めのうちは丸1日副業だけに充てる日が出るなど、家族との時間がほとんど持てない時もあるでしょう。
家族の理解を得ていないと家庭に影響が出て、副業を辞めざるを得ないことにもなりかねません。
ですので、まずは副業をスタートする前に家族との時間が減ることを説明し、理解してもらうようにしましょう。
副業ができる会社の探し方についてのまとめ
今回は「副業ができる会社の探し方と副業OKな会社の特徴・注意点」についてお届けしました。
近年、政府が副業を推進し始めたことで、正社員の副業をOKとする企業が増えてきています。
その背景には、終身雇用制度の崩壊や働き方の多様化といったものがあります。
時代が急速に変化する中で、副業ができる企業は今後もますます増えていくでしょう。
より多くの方がより自由に副業ができる環境が、一日も早く整うと良いですね。
それでは、また。