【企業インタビュー】「カラーミーショップ」で日本の商いをなめらかに〜GMOペパボ株式会社〜

最終更新日:2021年11月11日

 

こんにちは。

副業アカデミーの谷口です。

 

2021年2月18日に、株式会社富士経済から「通販・e-コマースビジネスの実態と今後 2021」という調査結果が発表されました。

この調査結果によると、2021年のEC市場は前年比で11.5%増の15兆1127億円、さらに2022年には16兆4988億円にまで拡大する見通しだそうです。

コロナ禍の外出自粛要請によって、「おうち時間」が長くなったことや、実店舗での買い物を控え、インターネット上での購入が加速したことが大きな要因になっています。

 

インターネット上で商品の購入ができるe-コマース(EC)は、インターネットの普及とともにその市場を拡大しており、昨今ではECで買い物をすることを表す「ポチる」という言葉が広く認知されるなど、私達の生活に深く浸透しています。

 

そんなECには、大きく分けて2つの種類があります。それがモール型と自社ECです。

 

モール型というのはAmazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどに代表されるもので、その名の通りインターネット上にあるショッピングモールに店舗を出すというものです。

モール自体が高い集客力を持つというメリットが有る一方で、使用にあたって様々なレギュレーションがあることや、一定額の出店手数料を支払う必要があること、同じモール内に競合が多いなどのデメリットがあります。

 

一方で自社ECというのは、事業者が自らEC機能のあるサイトを用意し、そこで商品を販売するものです。

自由にサイト構築が出来ることやブランディングにも優位性があるといった点がメリットですが、一方で集客も0から自分たちで行う必要がある点や、サイトの制作にコストや手間がかかるという点が大きなデメリットになっています。

 

しかし、昨今ではそんな自社ECの制作を簡単に、かつ安価に行うことができる様々なサービスが登場しており、コロナ禍においてそれらのサービスは確実に利用者数を増やしています。

 

そんな自社EC用のプラットフォームの1つ「カラーミーショップ」を提供しているのが、GMOペパボ株式会社です。

今回は「カラーミーショップ」を運営している、GMOペパボ株式会社の和田真人さんにお話を伺いました。

和田さん

取材に応じてくれたGMOペパボ株式会社の和田真人さん。

カラーミーショップについて

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今回ご紹介するカラーミーショップは、2005年から16年に渡ってサービスを提供し続けている国内最大級のネットショップ作成サービスです。

「低コスト×高機能」を特徴としており、商材や事業規模にかかわらず、多くのショップに選ばれています。また、デザインのカスタマイズ性が高く、ブランドの世界観を存分に表現できるので、国内で活躍するクリエイターからも好評です。

プランは初期費用・月額費用無料の「フリープラン」や、月額制で決済手数料が低い「レギュラープラン」、「ラージプラン」などが用意されており、売上規模に合わせてプランを選択しショップ規模に合わせた利用が可能です。

機能についても、機能拡充を自由におこなえる「カラーミーショップ アプリストア」から、機能を自由に追加できます。

料金・機能の両面で、とても高い柔軟性があることが大きな特徴です。

ユーザーはどんな人?

取材をさせていただく立場としては大変恐縮だったのですが、実は筆者は「カラーミショップ」を使ったことがありません。

理由は至ってシンプル。筆者には自社ECを構えて売るためのオリジナル商品が無いからです。

 

裏をかえせば、「カラーミーショップ」は商品を持っている人が使うサービスということが想像できるのですが、では実際はどんな方々がサービスを使っているのか、まずはその点からお話を伺いました。

「ジャンルで言うと、飲食とアパレルが圧倒的に多いです。中でもコロナ禍ということもあり、飲食系の事業者さんが増えていると感じます。

例えばカフェやスイーツショップ、酒造メーカー(蔵元)さんにもご活用いただいています。事業者さんの形態でいうと、個人の方が40%くらい、つまり過半数が法人さんということなります。

それから、実店舗を持っている方の割合がとても高いですね。2018年末の数字ではありますけど、約75%の方が実店舗と並行してカラーミーショップでEC運営をされているという結果が出ています。

弊社にはモール型の国内最大のハンドメイドマーケット「minne」というサービスもあるんですが、実はminneとカラーミーショップの両方を使う人もいらっしゃいます。

先にminneで出店をしてみて、ブランディングを強化したい方がカラーミーショップもお使いになるというパターンも見られます。

法人さんや実店舗を持っている方が多いからだと思うのですが、ユーザーのアクティブ率はほぼ100%と驚くほど高く、平均年商も550万円と比較的高くなっていると思います。

本気度の高いユーザーさんが多いというのが、カラーミーショップの特徴かもしれませんね。」

 

なるほど、やはり既に一定の規模で商売をされている方が、販路拡大やブランディングの為に活用する手段として「カラーミーショップ」を選んでいるということなんですね。

一大プロジェクトだった「フリープラン」のリリース

しかし、それにしてもユーザーのアクティブ率がほぼ100%というのは驚きです。

無料プランが用意されているサービスは「無料ならとりあえず登録しておくか」という考えでアカウントを作成したものの、結局運用されずにいわゆる休眠アカウントになってしまうことも少なくないというのが、筆者のイメージだったのですが。

 

「実はカラーミーショップのフリープランは今年(2021年)の5月にリリースされたばかりなんです。」

 

これは衝撃の事実です。

多くのECプラットフォームがフリープランを提供する中で、これまでは有料のプランのみで運営していたとは。

 

「サービスの提供開始から、月額固定費が必要となるプランだけをご提供してきました。

フリープランの構想自体は10年くらい前からあったのですが、『そうすることが本当に事業者さんの為になるのか』という議論もあって、二の足を踏んでいたんです。

しかし、コロナ禍をきっかけとして方向性が大きく変わりました。カラーミーショップが掲げているミッションが『日本の商いをなめらかに』なんですけれども、この状況において月額固定費をご負担いただくのは導入ハードルが高いのではないか、本当に商いをなめらかできているのか、ということで、フリープランのご提供に舵を切ったんです。」

 

なるほど、もともと固定費のかかるプランでの展開がメインなのであれば、ユーザーのアクティブ率が高いのも頷ける話です。

本気度の高いユーザーが多いというのも、固定費を負担するということを決断して利用している方が多いからなんですね。

かゆいところに手が届くサービスと、充実のユーザーサポート

ところで、ここ数年ではいわゆる自社ECを向けのサービスが国内海外を問わず増えてきています。

そんな中でも「カラーミーショップ」がユーザー数を確保してこられた理由はどんなところにあるのでしょうか?

質問に答える和田さん

「一番の理由は、16年の運営の中で改善されてきた利便性の高さにあると思います。平たく言うと『かゆいところに手が届く』ということですね。

たとえば受発注管理や返品対応、帳簿付けなどがカラーミーショップの中で可能ですし、もちろん決済機能も実装しています。

それから、例えば商品がメディアで取り上げられたりするとサイト来訪者が一気に増えてサーバーがダウンするなんていうこともあると思うんですが、カラーミーショップの場合はフリープランであってもそういった心配はほぼありません。

さらに、HTMLやCSSにこれと言った制約が無いので、デザインにおける自由度もとても高いですし、プランによってはブログやLPのようなページも10,000ページまで自由に作成することが出来ますので、情報発信ツールとしても活用可能です。

加えて、『自分でデザインができない』というユーザーさんの為に、制作代行も請け負うことが出来ます。つまり、ユーザーさん一人ひとりの思い描く自社ECを柔軟に実現することが出来るんです。」

 

なるほど。

でも、そこまで機能が充実していると使いこなせるようになるもの一苦労ですよね?

 

「それが、弊社のサポートに届くご質問はとにかくコアな質問が多くて、初歩的な操作や機能に関する質問はほとんど無いんです。

それだけユーザーさんの理解度が高くなっているんだと思うんですが、そのための工夫としてカラーミーショップの利用方法を解説するセミナーを開催したり、YouTubeの公式チャンネルを活用してこれからネットショップを始める方向けの動画や、売れているネットショップが実践してることをまとめた動画などを配信しています。

2020年は年間で約180本の動画を配信していて、16万回を超える再生数になったんですよ。

『問い合わせる必要がない』というのがユーザーさんにとって一番だと思っているので、今後もサポート体制は厚くしていけたらと思っています。」

 

年間180本ということは、ペースにすると2日に1本。

それだけの手間暇をかけているという事実には「恐れ入りました」の一言ですし、ユーザーにとっては嬉しいことですよね。

まとめ

ということで、今回はGMOペパボ株式会社の和田さんに「カラーミーショップ」についてお話を伺いました。

最後に「カラーミーショップ」の今後の展望について伺いました。

 

「店舗事業者さん、卸のかた、主婦のかたなど、これからご商売を始めたい、広げたいと考えているかたが、よりスムーズにネットショップを始められるようなサービスにしていきたいと考えています。

フリープランのご提供も、月額固定費のご負担をなくすことで、入り口のスムーズさを実現するための施策でした。

一方で、カラーミーショップには既に月商が億単位になっている方もいらっしゃるんですが、そういった方々には有料プランを選んで頂くことで決済手数料の料率を下げていただくということも実現しています。

商いのはじめの一歩から、規模が大きくなってからの利益の最大化まで、『ゆりかごから墓場まで』ではないですが、ユーザーさんそれぞれのステージに合わせて、長い期間、そして最大限ご活用いただけるサービスにしていけたらと思っています。」

 

「カラーミーショップ」はサービスサイト(https://shop-pro.jp/)からお申込み・ご登録を行うことで簡単に利用を開始することが可能です。

ご興味がある方はウェブサイトをチェックしてみてくださいね。

 

それでは、また。

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