趣味の【音楽】で副業?せっかく作った楽曲を収益化するまでの手法をご紹介
最終更新日:2018年8月7日
サラリーマンの方の中には、学生時代に音楽をやっていた方や、今もまだ活動されている方もいることでしょう。
せっかく頑張って練習して習得した楽器演奏のスキルや、楽曲制作のノウハウをなかったものにしてしまうのは勿体ない。
必死で画像編集ソフトを駆使しながらフライヤーやバンドのホームページ作成に精を出していた方もいるかと思います。
あんなに熱中していた音楽から、こんなにも遠ざかったしまった。
そんなあなたへ、音楽を使った副業とその方法をご紹介したいと思います。
投資額が少なくても始められる音楽副業
近年インターネットやハード、ソフトウエアの進化により、音楽を制作しパッケージして世界に向けて流通させるためのコストは下がり続けています。
特にDTMやDAWなどのレコーディングシステムが誕生したため、自宅のパソコンでもプロ並みのクオリティで制作することが可能になりました。
また、デジタル配信のみであれば楽曲データを用意し、簡単なジャケットアート(画像)さえ用意すれば、すでにネット上には様々な音楽配信サービスが溢れていますから、すぐにでも世界中に向けて自分の楽曲を披露できるチャンスは無数に広がっているのです。
今、音楽を副業にするメリット
近年、インターネットやSNSが発展し、CD不況、CDが売れないと言われてから、音楽業界の売上が占める割合はイベントやグッズなどのアーティスト関連商材が多くなってきていると言われています。
また、リスナーが音楽に触れる機会といえば、無料動画・音楽配信サービスやダウンロード販売などのデジタルストリーミングおよびダウンロード販売が主流となっています。
しかし、これが逆に副業として音楽をするにはもってこいの時代とも言えるのです。
しかも実は世界の音楽消費額は2016年から2年連続で上昇したことがわかっており、中でもストリーミングからの売上が最大のシェアを持っているといわれています。
これはつまりコストをかけてCDをプレスして流通に乗せてプロモーションを頑張るより、デジタル配信で収益を得るほうが有利になっていることを表しています。
デジタル配信とは
さて、CDが売れない時代に突入し、アメリカでは大手CDショップが次々と閉店を余儀なくされている中、リスナーがインターネットを通じて音楽を聴く方法は大きく分けて2つあります。
1、定額制音楽ストリーミング配信サービス
定額の配信サービスは一定の月額費用でそこサービスに登録してある音楽が聴き放題になるサービスのことです。
ほとんどは最初の30日間が無料か、無料で利用するには音楽再生途中で広告が強制的に再生されるようになっています。
2、ダウンロード販売サービス
ダウンロードの場合はご存知の通り、曲やアルバム単位で単価が決まっているサービスになります。
どうやって配信する?
趣味でギターをやっている、週末には友達とバンドをやっている。
けど、プロモーションにかける時間はないしお金に余裕があるわけでもない。
そんなあなたにとっておきのサービスをいくつかご紹介したいと思います。
TuneCore
TuneCoreは日本にも支社をもつ音楽配信サービスの代理店です。
こちらに自分の楽曲を登録しておけば、世界185ヵ国以上の配信ストアで販売できるようになります。
AppleMusicやSpotify、iTunes Storeをはじめ現在主要とされるほとんどのサービスへの配信を代行してくれます。
楽曲を登録する際には、簡単な審査と登録料がかかりますが、(シングル ¥1,410(税抜)/年〜、アルバム ¥4,750(税抜/年〜)
各配信ストアからの手数料を除き、収益の還元率は100%となります。
ROUTER.FM
こちらもTuneCoreと同様、各配信サービスへの配信代行を行っているサービスです。
基本的な仕組みは変わりませんが、特徴としてはVOCALOIDを使用した楽曲に強く、配信する際のタイトルやジャケットに初音ミクなどのキャラクターを使用することが可能になります。
LANDR
LANDR(ランダー)は人工知能と機械学習を用いたマスタリングサービスになります。
曲単位か年会費を払うことにより、日々処理される膨大な音楽データを解析、学習し、その曲のテーマやジャンルに合わせたマスタリング処理をすべて自動で行ってくれます。
著名なトラックメイカーや作曲家、グラミー賞受賞歴のあるエンジニアなどからも定評があるため、そのクオリティはお墨付きです。
もし趣味のバンドサウンドを録音しているのなら、ぜひ活用してみてください。
そして、
なんとLANDRには、マスタリングしてもらった自分の楽曲をボタン1つで世界中の音楽配信サービスへとリリースしてくれる機能もついているんです。
しかも収益還元率は100%、まさに至れり尽くせりのツールになります。
Audiostock
オーディオストックは商用利用が可能な音源素材販売サービスです。
BGMや効果音、声のみ、歌ものなど、すべて商業利用を前提とした素材なので、ハイクオリティな音源で溢れています。
逆に、あなたがアーティストとして副収入を得たいのであれば、クリエーター登録をしてあなたの音源を販売することも可能です。
もちろんロイヤリティフリーであることを理解し、厳しい審査を通過することができれば、報酬は実績に応じますが、販売料金の40%~を受け取ることができます。
AudioJungle
ストック型音楽素材サービスは、日本では上記オーディオストックが最大手ですが、欧米ではAudioJungleが現状では一番大きいサービスです。
もちろん言語は英語ですから、登録からリリースまでに少し手間がかかりますが、趣味の音楽がもし海外志向であれば、ぜひ登録してみることをお勧めします。
まとめ
音楽は世界共通の言語ですから、副業にするとしてもせっかくのビジネスチャンスは母数が多いほうがメリットがあります。
例え趣味の域を出ないとしても、英語が堪能でないとしても、地球規模でユーザーがいると思えば夢は広がりますよね。
まだまだ音楽を使った副業の手法はたくさんあります。
せっかく一生懸命作った曲ですから、ぜひ世界中の耳に届けてみてはいかがでしょうか?
そのチャンスはもうすぐ目の前にあるのですから。