学び直して新たなステージへ【リカレント教育】の重要性とは

最終更新日:2018年10月20日

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2017年11月、安部首相は「人生100年時代構想会議」において「リカレント教育」への重要性と財源の投入を発表しました。

今後世界はベストセラー『ライフ・シフト』にあるように平均寿命が延び、テクノロジーや経済の変化によって人間の一生には大きな変化があると示唆されています。

終身雇用はもはや幻想で、人口が減り、人工知能が人間の仕事を奪う時、私達は余った時間をどう活用すべきでしょうか。

 

リカレント教育

リカレント教育とは、義務教育や基礎教育を終えても生涯に渡って学習、教育を続けることにより教育機関と社会活動のサイクルを継続的に行っていくことを可能にするシステムのことを指しています。

スウェーデンの経済学者ゴスタ・レーンが唱え、70年代に経済協力開発機構(OECD)が取り上げたことで世界的に知られるようになりました。

リカレント(recurrent)とは、反復や循環、回帰を意味する言葉であり、日本においては回帰教育、循環教育と訳されています。近年では「働き方改革」の推進によって雇用や個人の就労形態の多様性が広がることによって再び注目されるようになっています。

 

リカレントの背景

今後、急速な少子高齢化により労働力は減少するにも関わらず、健康寿命が延びることによって定年退職後の"生き方"をどう迎えるかに議論が集まっています。

例えば、高校や大学に進学できなかった人や、出産育児によって退職せざるを得なかった女性に対して、リカレント教育の制度を用い「学び直す」ことで再び社会活動に復帰できるようにすることが目的です。

本業一本で生活を支えてこれたとしても、年金だけでは余裕のある生活が送れないと懸念する人にとって新しい仕事に再就職することは簡単ではありません。

さらには将来的には誰にでも出来るようなルーチンワークはAIや人工知能によって代替されていますし、仕事のほとんどはデジタル領域に移行しています。働きながら学び、スムーズに新しい環境へ移行できる土壌を政府自らが働きかけ、制度の確立を進めているのです。

特に日本は欧米ほど労働市場の流動性が低く、キャリアアップのために転職を繰り返すことがネガティブに捉えられてしまっている側面もまだあるでしょう。さらには仕事に必要なスキルや知識は就労しながら習得していくという考え方が強く、社会人でいながら教育機関に通う概念が馴染みづらいのではないでしょうか。

こうしたボトルネックを回避するためにも非常に有用な策であると言えます。

 

リカレント教育の実例

日本女子大学

日本女子大学には1年間を通して、語学や社労士などの女性のキャリアアップに繋がるカリキュラムの提供を行っています。

大学卒業後でも母校において再び学び直しができるのは素晴らしい制度ではないでしょうか。

 

明治大学リバティアカデミー

明治大学は全国5か所のキャンパスで年間400を超える講座を開設しています。

ビジネスや語学、資格取得を始め、考古学や歴史、哲学など幅広い知的財産に直接触れることができる貴重な制度となっています。

 

グロービス経営大学院

MBA取得において強い専門職大学院でもあるグロービズは、社会人でもMBA取得が目指せることができるように、夜間や週末の講義を積極的に行っています。

また、オンラインでの学習やディスカッションも行っており、条件をクリアすれば厚生労働大臣より資金のサポートが受けられる給付金の制度も設けられています。

 

リカレント

「好きを仕事にする学校/リカレント」では、最大10万円が国から支給される教育訓練給付制度の対象となっており、社会人のキャリアップのための講座が幅広く開催されています。

インテリアコーディネート、CAD、グラフィックデザイン、WEBなど実践的な学びを得ることができます。

 

学び直して、副業

国の給付制度や、各種スクール、講座で学ぶことによって収入に直接結びつけることは十分に可能です。

リカレントの基本的な概念には、より実利、実益を生むための学習といった前提があります。再就職、転職、副業、どれをとっても収入を作り、増やしていくためには継続的な学びとステップアップはなくてはならないものです。

特に海外においては教育を受けるための有給制度なども用意されており、世界的にそうした方向へ進んでいくことは間違いありません。

1つの会社で生涯を終えるのではなく再び学び直して、新しい仕事に就く(リカレントする)といった生き方が当たり前になっていくことでしょう。

 

 

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