【超入門編】副業のはじめかた。その種類とメリットとは?
最終更新日:2018年10月19日
本業に対する将来的・金銭的な不安をお持ちであれば、本業以外の余った時間を使って副業をしてみたいと思いますよね。
ご自分の周りにもすでに副業をしていて副収入で旅行や買い物を楽しんでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でもなぜ今のタイミングで副業が話題になるの?
副業って大変じゃない?何から始めればいいんだろう?
始めるとしたら会社に相談しなきゃいけないし、稼げるか不安もある。
今回はそんな疑問にお答えしたいと思います。
なぜ今、副業なのか?
もちろん本業に頼るだけの稼ぎでは不安だから、自由で余裕のある資金を得るために副業を始める方もいるでしょう。
しかしご存知の通り、日本の企業はまだまだ副業には消極的な現状があります。
もしあなたが副業をやりたいと思っても、それを上司なり会社に確認を取るのはちょっと気が引けますよね。
しかしながら現代の日本は経済的不信や、深刻な人手不足、それでいて平均賃金が上がらず長時間労働が問題視されるようになってから久しくありません。
そんな中、少しづつではありますが、政府自体が副業や兼業を推進する動きが始まっています。
安部内閣主導での「働き方改革」では、「副業・兼業の促進に関するガイドライン」の提示や、「モデル就業規則」の中から「副業禁止」の規定を削除するなど、本業で勤めている会社の利益に反することがなければ、「副業・兼業は自由である」と修正を行いました。
想像してみましょう。
あなたが今の会社で10年~20年、30年働くことを…。
その時、給料はどの程度増えているでしょうか?
貯金は?家族は?
定年後の生活はどうなっているでしょう。
正直、不安ではありませんか?
1つの会社に努めていれば安定的に給料が上がり、リストラされることもなく生涯安心して生活できる。
定年退職後には貯金は十分で、年金ももらえるから大丈夫。
こう、思えるでしょうか…?
副業のはじめかた
サラリーマンの方の中で副業を始めたいと思ったら、まずはご自身が勤める会社の就業規則を必ず確認しましょう。
その上で申請・報告手続きを進めるようにしてください。
しかしまだまだ副業を一切禁止・原則禁止とする会社は日本全体の6割強に上るとも言われています。
表立って解禁している企業はわずか13%と非常に少ない現状があります。
主に、副業を認めたくない会社側の理由としては
- 本業が疎かになってしまう
- 情報漏洩のリスクがある
- 退職、独立してしまうかもしれない
ですが、
もし会社が副業を禁止していたとしても、会社としっかり交渉し認めてもらった例もありますので挑戦してみるのも良いかもしれません。
副業にはたくさんのメリットがあります。
それをしっかりと会社側に伝え、本業には差支えがないことを伝えるようにしてください。
逆に副業を推奨する企業としては、時間の有効活用や経済的余裕を持たせてあげることで従業員の満足度、幸福度を上げたいという理由や、終身雇用が当たり前でなくなった時代に、選択肢を与えることにより従業員とその家族を守りたい。などといった背景があります。
さらには、本業における自らのステップアップを目的とした学びの場として副業を実践されている方も増えています。
副業でスキルアップしたことを本業に活かせることが叶えば、どちらにも大きなメリットとなりますから、今後もこういった動きが盛んになればと願わずにはいられません。
いざ、副業を始めよう。
そう決意した方に最初にオススメしているのは
「目的」と「目標金額」を設定すること。
〇目的・・・何のために副業をするのか、その理由は原動力にも繋がります
〇目標金額・・・具体的に得たい金額を設定すれば、必要な時間や準備が明確になります。
ただ闇雲にスタートしただけでは、時間や体力がただダラダラと無くなってしまうかもしれません。
得に副業は誰かに管理される訳ではありませんので、自分自身でマネージメントやディレクションをする必要があります。
逆に自分のキャパシティを超えるような働き方をしてしまうようであれば、本業に支障をきたす可能性もありますし、全ての責任は自分が負わなければいけませんから、本来の「目的」を見失うことにならないよう気をつけましょう。
副業の種類
一言に副業といっても、その形態は様々です。
- 複業(兼業)
- サイドワーク
- パラレルワーク
- 内職
- アルバイト
まずはあなたの本業との兼ね合いを考えて、目的や時間、目標の金額から設定してみるようにしましょう。
では下記に一般的な副業のジャンルを記載します。
自分の求めるスタイルや目的と照らし合わせながら参考にしてみてください。
アフィリエイト
ブログやYoutubeなどに自らのコンテンツを作成、発信し、媒体として広告費を得る副業です。
比較的小資金で始めることができ、関連書籍などもたくさんあるため、それほど専門的な知識を必要とせずすぐにでも始めることができます。
期間やコンテンツに対してまとめて広告費が支払われる純広告や、クリック、表示回数に応じて広告費が算出されるものもあります。
物販
転売やせどりとも呼ばれ、安く仕入れた商品を高く売ることでその差額を利益とします。
こちらも小資金で始めることが可能で、ネット環境さえあれば、Yahooオークションやメルカリ、Amazonを通じて取引することができます。
または自分で作った服やアクセサリー、アート作品を販売したり、不要になった雑貨などをフリマアプリで売ることも可能ですね。
代行業
掃除や買い物、イベントのスタッフやベビーシッターなど、昨今では代行ビジネスのマッチングアプリが普及しています。
中には恋人の代行や、結婚式での友人代行なども増えてきていますし、企業間で人材の派遣に特化したサービスもあります。
家にこもって作業するより、人と関わったり接客が好きな方はこういった副業が向いているかもしれません。
また、こういった活動で広がる人脈も貴重な財産となりますから、大切にしたいですね。
シェアリングエコノミー
代行業と重複する部分もありますが、個人が保有している資産を貸与するサービスのことを指します。
遊休資産とも表現しますが、例えば空き部屋を貸す「シェアハウス」や「民泊」、「車」をシェアするカーシェアリングや駐車場をシェアするアプリもあります。
移動をシェアするUberなども有名ですね。
今世界中で最も注目されていると言われれる共有型のビジネス領域は、比較的新しいが故、規制や法整備が整っていない側面もありますが、今後さらに伸びると予想されていますから、ぜひおさえておきたいところです。
モノづくりスキル
あなたに専門性の高い制作スキルがあれば、それを販売する場もたくさんあります。
デザイン、ウェブシステム、雑貨、アクセサリー、音楽、美容、執筆など、趣味で行っていたモノづくりを副業にされている方も増えています。
最近はネットワーク媒体があらゆるジャンルにおいて独立して発展し、SNSの普及も手伝だって、何か1つのジャンルや流行に皆が飛びつくような時代ではありません。それぞれが自分の好みや趣向にマッチしたものを"選びやすい"ので、あなた自身のファンを増やすことも決して夢の話ではないでしょう。
また、クラウドソーシングといって、登録しておけば受注があるようなサービスもあります。アーティストとして登録しておけば、世界中から仕事の依頼を受けることが可能になりました。
投資・経営
こちらはある程度の知識とノウハウがなければすぐに始めることは難しいですが、その分得られるリターンは非常に大きなものになるかもしれません。
まずは専門の書籍やセミナーなどに参加するようにしてみましょう。
現在、日本の銀行では預けておくだけで損をしてしまうような超低金利の時代です。
せっかくですから、眠っている資産を運用してみてはいかがでしょうか。
特に今世間を賑わせている仮想通貨などは、インターネットの進化の恩恵を得た新しい貨幣と信用の概念です。キチンと学ぶことができれば決して危ないものではありませんから、そういったイメージを払拭するためにもぜひ積極的に触れてみてください。
副業という新しい世界にチャレンジする精神があれば、最先端の技術に触れることも決して抵抗はないはずです。
アルバイト・内職
人手不足が騒がれる昨今、短時間でも労働力を求めている企業はたくさんあります。
求人サイトを開けばすぐにでも始められますし、安定した時間給は魅力ですね。
とにかく動き出すこと
副業には知識やスキルも大事ですが、
とにかく"まず始めること"がとても大切です。
そして、頭で考えているよりも先に行動するようなアクティブさとメンタルが収入を左右するシビアな世界です。
また副業は、いつもTVを見ていたりスマホをいじっていたり、そんな何でもない自由な時間に行うことが多くなってきます。
簡単そうに見えても、実際に自分を管理することはなかなか難しい方もいることでしょう。
本業が終わって疲れ切った心身にまたエンジンをかけなければいけません。
せっかくの休日に出かけることもせず、誰にも会わず、一人で作業に向かうのです。
健康や睡眠、程度な運動や食生活にも気を配る必要がありますから、自由でありながらも責任とプレッシャーが少なからず付いて回ります。
しかし、自分が本当にやりたかったことでお金を生み出すことができれば、それはとても素晴らしいことですよね。
誰かに指示されることもなく自分の意志で最初の一歩を踏み出すことができれば、あとは試行錯誤の連続ですが、自由と余裕が必ず手に入ります。
会社に依存しない第2の収入源はあなたの人生をより豊かにし、大きく成長させてくれることは間違いありません。