利用してる?リモートで働く【テレワーク制度】の現状とは?
最終更新日:2019年8月7日
こんにちは。副業アカデミーです。
現在、総務省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省、内閣官房、内閣府は、東京都および関係団体と共同し、「テレワーク・デイズ」として"テレワーク"の導入を推奨していますが、皆様はテレワークの経験はあるでしょうか。
テレワークとは、起業に勤務する被雇用者が在宅や、施設に依存せずに遠隔で業務を行うことを指しています。
この動きは、人口減によって影響する人材について、個人の働く環境の多様化や女性、高齢者、障害者の就業機会を拡大することを目的としています。
そんな中、パーソルプロセス&テクノロジー株式会社(総合人材サービス・パーソルグループ)のコーポレートベンチャーであるワークスイッチコンサルティングは、1都3県に勤務するビジネスパーソンを対象に「通勤」と「テレワーク」に関する実態調査を実施致しました。
※本記事はワークスイッチコンサルティングが行った『パーソルプロセス&テクノロジーが通勤とテレワークに関する実態調査』の内容を参考に、一部引用しております。
https://www.persol-pt.co.jp/news/2019/07/25/3072/
通勤とテレワークに関する実態調査
調査方法:インターネット
調査対象:一都三県に勤務する男女・20~49歳
※通勤に電車を利用している
人数:400名
普段の通勤について、どの程度満足されていますか?
- 非常に満足している(9.6%)
- やや満足している(27.7%)
- どちらともいえない(22.9%)
- あまり満足していない(26.1%)
- 全く満足していない(13.7%)
まず、「通勤に満足しているか」の質問では、満足していない人と満足している人には大きな差はありませんが、"通勤時間が60分を超える"層に聞いた場合は、不満がある人の合計は65.8%ととても高い結果となりました。
現在の通勤時間を短縮するために、有効だと思う方法を、すべてお知らせください。(複数回答可)
- 職場近くへの引っ越し(226人)
- 時差出勤(190人)
- その他(15人)
通勤時間への対策として有効なものとして、以外にも職場近くへの引っ越しが多く、仕事へは"出勤する"ものとして意識されていることが見受けられます。
現在、あなたが勤務する会社に「テレワーク制度」は導入されていますか?
- 制度として導入・運用されている(26.1%)
- 制度化されていないがすでに容認/部分的(部署単位など)に導入されている(10.1%)
- 導入されていないが、検討されている(9.7%)
- 導入も検討もされていない(54.0%)
テレワークの導入に関する質問では、導入も検討されていない企業がまだまだ多い印象です。
従業員が300名を超える「大企業」においても導入率は37.9%と低く浸透していないようです。
あなたは普段週に何日「テレワーク」を実施していますか?
- 0日(105人)
- 1日(24人)
- 2日(4人)
- 3日(2人)
- 4日(0人)
- 5日(2人)
- 6日(0人)
- 7日(7人)
テレワーク導入企業における利用者数を見ても、0日が72%と導入されていても実際は利用が進んでおらず、その理由として「利用しにくい雰囲気」があるように思います。
確かに、社員が出社していない状況では働いている様子を管理し辛いことから、特に成果が解りにくい業務の場合など、なかなか推奨しにくいことは想像に難くありません。
働き方改革が施行され、副業を始めフリーランスやパラレルなキャリアが増えてきたとは言え企業側が被雇用者に柔軟な働き方を認めることはまだまだ課題がありそうです。