【副業のススメ】将来の漠然とした不安は、とにかく動き出すことから!
最終更新日:2018年10月19日
会社員や専業主婦の方は今の生活に満足できていますか…?
将来の漠然とした不安や、お金の心配はないでしょうか。
- ずっとこの会社にいられるかわからない
- 節約はなかなか続かない
- 貯金が全然増えない
- 周りの昇進や余裕ある生活を見て焦りを感じる
- 健康や体力の衰えも感じてきた
こういった心配事はなかなか尽きないことと思います。
ただ、そうは言ってもなかなか動き出せない人の方が多いのではないでしょうか。
今回は、実際まず何から手をつければ良いか解らなかったり、最初の一歩でつまずいてしまう方のために、具体的な例を使って副業の取り組み方をご紹介したいと思います。
そして少しでも将来への不安が、行動するための勇気と自信に変わるような手助けとなれば幸いです。
副業と日本経済の関係
今は終身雇用や毎年順当に昇給やボーナスが見込めるような時代ではありません。
世の中的にも、平均賃金はなかなか上がらず、超少子高齢化が招く労働力不足は社会保障額を上げ、さらに消費税増税までが私たちのお財布の紐を固くしてしまいますね。
浪費は消極的になり、激安競争に拍車をかけ、その結果さらにお給料は上がりづらく、まさに負の連鎖は終わる気配がありません。
いわゆるデフレとは通貨の価値が上がり、物の価値が下がる状態のことを指します。
すでに物価は底をつき、今後はインフレ傾向に向かうと言われていますが、果たして私たちにその実感はあるでしょうか?
日本政府が副業を解禁
そんな中、2017年11月に厚生労働省は「原則、副業・兼業を認める方向とすることが適当である」と認めました。
経済産業省も2018年3月に「人材力研究会報告書」で、「副業による柔軟な働き方や経験は、社員の雇用維持、人材の確保と活用、技術革新の観点からも極めて有効な戦略である」と報告しています。
本来であれば、本業として勤めている会社に対して
「一生ここにいても安心なんだ。勤続年数に応じて給料は上がるし、定年まで雇ってもらえる。」といった信頼をおければ問題はないのですが、現在の日本が抱えている経済不振の影響下では、ご存知の通り1つの収入源で定年まで安定した生活を送れる保証はどこにもありません。
感じている不安は正しいのです。
また同時に、近年はあらゆるサービス、プロダクト、流行の寿命は短くなっています。インターネットやSNSの普及によって情報の速度は飛躍的に早くなり、誰もが1つの同じ"何か"を追いかける時代は終わったのです。
それぞれの好みや趣向に合わせた最適な情報は向こうからやってきます。
その分サービスはすぐに廃れ、飽きられ、忘れられ、もっと優れたもの、もっと安くて簡単なものが次から次へと流れてくるのです。
まるでSNSのフィード画面のように…。
これはそれほどあらゆるサービスや個人の競争が激しくなっていることを表しているようにも考えられます。少し立ち止まってしまえば、一瞬で置いて行かれてしまうようなスピードで社会も人も動いているのです。
仕事も生活も副業も、あなたが動き出さなければ何も変わらないでしょう。
私たちの不安と悩み
今の20~30代が抱える悩みとして「現状の不満と、将来の不安」が多くを占めると言われています。
俗に言う団塊の世代やその少し後の世代(ポスト団塊の世代)には、
『大手企業に就職して結婚して子供を作り、戸建てのマイホームを買って、老後には貯まった貯蓄と年金で趣味や旅行を楽しむ。』
それが当たり前で普通の人生であると認識されている方が多いかもしれません。
しかし、
こうした感覚は今のミレニアム世代(1980年代~2000年代初頭生まれ)やZ世代(1990年代後半~2000年生まれ)にはなく、浪費に対する罪悪感や高級志向への嫌悪など、ある意味堅実なマインドは消費行動にも消極的になってしまう側面があります。
それは、お金に対する価値観やリテラシーの低さも相まって、"稼ぎたい"という純粋な欲望でさせ失せてしまっているのではないでしょうか。
だからといって、このまま何も行動に変えずじっとしていれば一生収入は増えず、満足な生活を送れない可能性の方が高いのです。
早い人はもう動き出しています。SNSやニュースを見ていても、「副業・複業・兼業」「フリーランス」「パラレルワーク」などの関連した話題を多く目にしませんか?
少しでも焦りを感じたのなら、とにかく一歩を踏み出しましょう。
今感じている不安や不満は、必ず原動力になります。
もちろん本業であれば、仕事の出来が悪かったり、遅刻や態度が悪ければ怒られてしまいますし、上司には気を使って、いつも誰かの顔色を伺いながら常に管理されるストレスが付きまといます。
しかし副業やフリーランスなら自由に自分自身を管理しながら、好きなことで収入の柱をもう1つ作ることができるのです。
失敗したって大丈夫です。全ては自分の責任です。
それに、頑張ればその分だけ確実に成果として帰ってくるのですから。
最初の一歩を踏み出そう
副業をやろう。と決めたのであれば、まずはその「目標」と「目的」を設定してみましょう。
何のためにやるのか。改めて考えてみてください。
- もっと稼ぎたい
- 月に数万円でも余裕がほしい
- 貯蓄を増やしたい
- スキルアップしたい
- 好きなことで対価を得たい
- 資産を築きたい
- 本業以外の経験をしたい
何のためにやるのかを決めることができれば、次に"どうやってやるか"に進むことができます。
そうすると「目標」と「目的」が明確になってきますね。
では実際に副業を取り組まれている方の実例を見てみましょう。
クラウドソーシング
▽例-1
文章を書くことが得意なKさんは、副業支援サービスでもある「クラウドソーシング」サービスに登録し、企業からライティングの案件を受注しています。
少し専門的なコラムを1本5000円で、空いた時間に月に4~5本程度納品し、毎月2~4万程度の副収入を得ています。
▽例-2
本業でウェブデザインを担当しているSさんは、企業のランディングページのデザインを月に2本程度受注しています。
1案件につき1~2万程度ですから、毎月の貯金額を増やせたそうです。
また、1人で自由にデザインすることができるため、自分の意向や得意分野を反映しやすく楽しんで作業しているとのこと。
ただしクオリティには妥協できないため、責任感をもって取り組むことができスキルアップにも繋がっているそうです。
モノづくり
▽例-3
アクセサリー制作が趣味であるHさんは、自分の作品がSNSで人気が出たことをキッカケに、ハンドメイドのマーケットで自身の作品を販売することにしたそうです。
月に2~3作品が、ものによっては5000円程度で売れるそうですからさらなる作品制作の資金にもなりそうですね。
▽例-4
主婦であるAさんは、料理やインテリアが大好きです。
たまたま勧められたブログで日常の一コマを投稿していたところ、反響が大きくなり、出版社から書籍販売の打診がありました。
料理のレシピや自作したインテリア雑貨などをまとめた可愛らしい出来上がりにさらにファンが増え、イベント出演などのお誘いもあるようです。
写真
▽例-5
週末には頻繁に旅行に出かけるTさんは、旅先で撮影した写真を商用利用化の素材サイトへ提供しています。
1枚あたり50~150円程度で売れるそうで、オシャレで美しい写真であればダウンロードが集中しますから、良い月は20万近くの売上になるそうです。
▽例-6
画像共有SNS「Instagram」にメイクやコーディネートを投稿していたSさんは、ある大手コスメブランドからタイアップの提案が来たそうです。
自社の商品を使って投稿すれば、「いいね」1件につき数十円の報酬がもらえます。
大好きなファッションで収入を得ることができるなんて、夢が叶ったと幸せそうでした。
シェアリングエコノミー
▽例-7
長年営業畑で仕事をしてきたKさんは、給料の限界を感じていました。
そんな中見つけたシェアリングサービスでは、企業が困っている課題に対して的確な人材を紹介するサービスです。
今まで培ってきた人脈やコネクションが大いに役に立ち、月に30万程度の副業になっているそうです。
▽例-8
ローンを組んで買ったちょっといい車だけど、仕事が忙しくてなかなか乗る機会が増えない。
そんなNさんは、カーシェアリングサービスに登録しました。
需要に応じて入札されるサービスですが、週末になるとオーダーが増え、2~3万程度で落札されることも珍しくありません。
乗っていない車を貸し出すだけで月に10万円程度の収入になりました。
物販・せどり
▽例-9
電化製品やガジェット、PCパーツに詳しいOさんは持前の情報収集スキルをフル活用してせどりビジネスを始めました。
不要になって安く出回っている製品を買い、ニーズがあるサイトで高く売る。その差額を利益にする副業はノウハウさえ身についてくれば月に40万円もの利益になるとのこと。
▽例-10
日頃からオークションサイトを眺めることが好きなWさんは、サイト毎で値段が大きく異なる商品があることに気付きました。
今では自動で検索、落札するツールを導入しすべてを仕組み化、セミナーなどにも積極的に参加し、一日1時間ほどの作業で35%以上の利益率を維持しています。
投資
▽例-11
アラサー真っ只中のYさんは自身のマネープランに不安を感じ、株式投資のセミナーに参加しました。
同じような悩みを抱えている受講生さん同士で意見交換をしながら、少しづつ株の売り買いをはじめたところ、100万近くの売却益を手にすることもあったそうです。
▽例-12
リスクが高いからと周りからの反対を受けながらも、寝る前にコツコツと不動産投資を勉強していたNさんは、思い切って不動産の勉強会に参加してみました。
半信半疑だったものの、本には書いていない業界の事情や融資のコツなど、その後積極的に相談を持ち込んでいたところ。
講師協力のもと、マンションを1棟買うことに成功しました。今では満室となり、毎月30万の手残りになっているそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は現在の日本における経済状況から、副業を推奨する理由と背景について紐解いてみました。
漠然とした未来への不安を感じながら希望が持てない方だからこそ、まずははじめの一歩を踏み出してみましょう。
それはきっとあなたのマインドを前向きに変え、より具体的な人生設計への糸口となるはずです。
また、大好きな趣味は収入を生むチャンスにも変わり、さらなるステップアップに繋がる大きな可能性を秘めているかもしれません。