それ本当に稼げるの?データで見る【副業】の現状とは?
最終更新日:2018年9月13日
世の中には、「ラクに稼げる!」「簡単に月収10万」といった副業や副収入を勧める広告が数多く存在しています。
1日に見ない日はないほど頻繫に目にすることが多いため、ひょっとして自分も同じように稼げるのでは?とつい錯覚してしまいそうになりますが、それでもお金を稼ぐことは簡単なことではありません。
では実際に副業で稼げている人はどれくらいいるのでしょうか。また、人気の副業はどういった職種になるのでしょうか。
今回はそんな副業の世界をデータでご紹介したいと思います。
副業データ
現在(2018年)の副業の平均月収は約4万円と言われています。
男女別でみると
- 副業月収 男性38,500円
- 副業月収 女性21,400円
と男性は女性の倍近くを稼いでいます。
ただし、これは半年以上継続して副業をしている人に限られたデータで、特にインターネットを使った副業の場合だと継続的な利益が作れるようになるのは100人に3人程度だと考えられています。
ちなみに、副業の種類に関しては
- 本業後や週末にアルバイトなどのサービス業 29%
- 事務、警備、土木建築 27%
- サイト制作、ライティング受注 9%
- ネットビジネス 9%
- FX、株 5%
- その他 21%
と、インターネット系や投資系はまだ少ない傾向にあります。確かに堅実な形でアルバイトをすれば安定的な収入にはなりますが、時間や場所、働く環境や人間関係を拘束されるのは本望でしょうか?
自由で豊かな人生を過ごしたいはずなのに、本業で疲れ切った後にさらに労働しなければいけないと思うと正直気が滅入ってしまいそうです。できればストレスなく隙間時間に効率的に収入を作れるようになりたいものです。
月収、職種別副業データ
そもそも副業をしようと思っても実際に動き出す人は少なく、行動に移し副業を開始する人の割合は10~30%だと言われています。
(副業の割合は経済の変動によっても変わります。また調査対象の会社員の勤め先企業においてもまだ70~80%近くは副業が禁止されており、専業主婦はデータに含まれていません。さらに2018年以降は働き方改革が進められ、もう少し伸びていくことが予想されています)
行動に移しただけでも素晴らしいことですから、ぜひとも実になるように試行錯誤を続けてほしいと思います。
では、なぜ「稼げない」のか。今回は副業アカデミーでも取り扱っているアルバイト以外のインターネットを使った副業にフォーカスして考えてみたいと思います。
最初に副収入の金額別で見てみます。
- 月収1万円未満 44%
- 1万円~5万円 32%
- 5万円~20万円 18%
- 20万円~50万円 4%
- 50万円~100万円 1%
- 100万円以上 1%
※引用 MMD研究所「ビジネスパーソンの副業に関する実態調査」
と、半数近くの人が1万円も稼げておらず、5万円まででも76%と、"誰でも簡単に月10万円"がいかに難しいかがよくわかりますね。
ではインターネットを使用した副業ではどういったものが人気なのでしょうか。
- 株式投資 23%
- アフィリエイト 23%
- FX 20%
- クラウドソーシング 18%
- ネットショップ 17%
- その他 33%
※引用 MMD研究所「ビジネスパーソンの副業に関する実態調査」
こちらは大きな差はありませんが、株式投資とFXを合わせると43%近い数字になります。
長期運用や株主優待を期待したものは別にして、FXで言えば、勝っている人は全体の2%であると言われており、ほとんどの人は数か月で資金が底をつき、FXのマーケットから退場させられてしまいます。
大きな要因として、持続的な学びの機会を設けておらず、中途半端な状態で大量な資金を投入してしまい、マーケットの波に飲まれ失敗してしまうケースが非常に多いと言われています。また特に投資はメンタル管理が重要ですから、中長期的な資産運用計画をしっかりと行い、必要以上な取引は行わないようにしたいものです。
副業をしている人
次に副業をしている人はどういった人でしょうか。本業の年収、年齢などをご紹介します。
※引用 労働政策研究・研修機構「副業者の就労に関する調査」
本業の月収
- 10万円未満 23%
- 10万円~20万円未満 25%
- 20万円~30万円未満 21%
- 30万円~40万円未満 13%
- 40万円~50万円未満 6%
- 50万円以上 12%
本業での月収が少ないほど副業をしている割合が高いことが解ります。
副業をしている年齢
- 10~20代 17%
- 30代 38%
- 40代 33%
- 50代 11%
- 60代 1%
学歴
- 中学・高校卒 30%
- 専門卒 16%
- 短大・高専卒 13%
- 大学卒 36%
- 大学院卒 5%
このデータを見た限りでは、本業での収入が大きい人は副業をしない傾向にあり、30~40代の働き盛りが副業実践のピークになっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
世の中の変化に伴い副業の割合も徐々にですが確実に増加傾向にあります。
そうした風潮に乗っかるように"稼げる系"のサービスや情報商材なども比例して多くなりますから、冷静な目で判断し、実のある行動に転換できるように気をつけましょう。
副業アカデミーではそうしたマインドや基礎からの学びも実践的に取り組めるようにカリキュラムを作っています。
ぜひ一度お気軽に遊びに来ていただけると幸いです。