"副業が続かない人"は本業も成果が出ない。逆もまたしかり?

最終更新日:2018年10月8日

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先日書いたコラム『約3割が経験アリ!データで見る最新の【副業事情】』

こちらの記事を見ながら、副業を実践してもうまくいかない人は恐らく本業も思うような成果を上げられていないのだろうと感じました。

楽天インサイト様のデータの中に、副業をする理由として一番多い回答が「給料が足りないため」とありましたが、その中で本業に対する"満足度"として「満足している+ある程度満足している」と回答した人は35.3%しかいません。これは個人的には納得ができます。

本業に満足できず給料も見合っていないため、副業をすることはごく自然なことであり、まさに今の日本の経済状況を表しているような結果です。

では、今回のデータを見ながら感じた"副業が続かない人"は本業も成果が出ていないのかもしれず、さらにその逆も同様である理由について考えてみたいと思います。

 

参考にした記事はコチラになります。合わせてお読みください。

約3割が経験アリ!データで見る最新の【副業事情】

 

副業に対する感覚

副業をやる理由として

「趣味、生きがいのため」

「人脈形成のため」

「社会貢献のため」

「スキル習得・向上のため」と回答した人は、本業においても満足度が高いと回答する人が割合として高くなっていました。

そして最後のデータにおいて、「副業未経験者」で今後も副業をする意向が"ない"と回答した人の「副業に対するイメージ」として多かった意見には、「割に合わない」が高く(※「特にイメージはない」に次ぐ)、逆に「副業経験あり」と答えた人はそのイメージを持つ人が少ないという傾向がありました。

さらに、「副業経験あり」と答えた人は軒並み「働き方に多様性が生まれる」「趣味ややりがいを感じることができる」といったポジティブなイメージが「副業未経験者」と対照的に高くなっています。

つまり

本業に対する満足度が高い人は副業に対してもポジティブな印象を持っており、

本業に対する満足度が低い人は副業に対してもネガティブな印象を持っていることが解ります。

 

次に、「副業をしない理由」として「過去に副業経験あり」で現在は副業をしていない人が回答したのは「体力的に余裕がないから」と「時間がないから」が圧倒的に高い結果になっています。

これらのデータが表す数値の傾向から見ると、本業の給料が足りていないから副業に取り組んでみたけど体力的、時間的に余裕がなくなってしまったから現在はやっていない。

といった人が多いということが解ります。

結果当然、本業にも副業にも良いイメージを持つことは難しいでしょう。

 

副業をポジティブに考える人

しかし中には、本業の給料は足りていないけど仕事への満足度は高くて、趣味や生きがいとして社会貢献や人脈形成のためにやりがいを持って副業に取り組んでいる人はいるのです。

ここからさらに「副業に対するイメージ」に立ち戻ると、「空いている時間にできてよい」と答えた人の中で一番多かったのは「副業未経験かつ意向あり」のグループで、次に「副業経験あり」のグループです。現在副業を継続させている人と、未来への希望を感じている人のケースですね。

副業をすでにしているか、これからしようと思っている人は「空き時間にできる」ことをポジティブにとらえています。

恐らくこのグループは比較的安定した副収入を得られる可能性が高く、本業への満足度も高いことが予想できるでしょう。

 

副業をネガティブに考える人

対して「副業未経験かつ意向なし」のグループは3つのグループの中で最下位かつ20%程度に留まっていました。副業をするつもりがない人は、空き時間にできるとイメージできていないのか、そもそも空き時間がないのか、したくないのか。そのいずれかでしょうか。

さらに、「割に合わない」と回答した「副業経験あり」のグループは、3つのグループ(経験あり、なし、過去にあり)の中で最も少なく、「キャリアアップにつながる」「楽に稼げる」が最も高い結果になっています。

個人のことですからそれぞれの生活環境や事情は当然ありますが、傾向として副業に前向きな人は時間を効率よく使え、収入以外の面に対してもポジティブに捉えています。

逆に副業への意向がない人と、現在続けていない人は時間効率が悪く、副業に対して食わず嫌いである印象を個人的に受けました。

まだトライもしていないのに「割に合わない」と感じてしまう未経験者や、「体力的に余裕がないから」といって諦めてしまう元経験者。本業の内容にも収入にも満足できていないのに「やりたい副業がないから」と言って挑戦してみないケースなど。

とてももったいないように思います。

 

最後に

少しだけ考え方や価値観を変えて、確かに本業の収入は景気や自分以外の原因によって左右されてしまいますが、やりがいを持って取り組むことによって満足できる可能性はあって、さらに副業をすることで得られるメリットは、相乗効果でそのどちらにも良い影響を与えるかもしれない。と、少しだけマインドを変えることができれば人生はきっと今より豊かになるはずです。

否定的な意見ばかりをもってずるずる仕事をするよりも次にどうしたいか、どうなりたいか、何を得たいのか。

目標と目的をもって生活する方が、例え同じ1時間だとしてもそれを「体力と時間がない」と感じるより「やりがいのある時間」に変わるのではないでしょうか。

本業にも副業にもネガティブな印象を持っている人の多くは、その根本的な部分を見直さない限り、何をやっても良いパフォーマンスを発揮することは難しいでしょう。

今はとてもじゃないけど本業にも満足はできていない。

そんな人はまず転職を考えてみてはいかがでしょうか。

仮に収入に満足できなかったとしても、やりがいのある仕事であれば人生を前向きに捉えることができ、そのエネルギーを少しだけ副業に注いであげることができれば、おのずのどちらにも結果がついてくることと思います。

 

 

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