副業で身に付いたスキルを本業に生かそう!役立つ副業スキル3選
最終更新日:2022年6月17日
副業をすることのメリットは、収入が増える以外に本業にも活かせるスキルが身につくということです。
職種によっては本業で身につかないスキルが習得できることもあるので、副業に取り組むことは自己の能力を高め、会社への貢献度を向上させてくれます。
この記事では、副業に取り組むことで得られるスキルを3つご紹介していきます。
①コミュニケーションスキル
副業に取り組むことで身につくスキルの1つめはコミュニケーションスキルです。
コミュニケーションスキルとは、単にうまく話す能力のことではありません。
他者との意思疎通をスムーズに行う能力のこと指し、一般的には伝える力、聴く力、空気を読む力の3つが備わっていればコミュニケーションスキルがあるとされています。
1つめの伝える力は具体的に言うと、自分の言いたいことを相手にわかりやすく正確に伝えられる能力です。
語彙力やどのような話の構成で伝えるかも重要になっていきます。
副業に取り組んでいると、必ずと言っていいほど他者に自分の考えを伝える場面に直面します。
物販であれば商品を購入されるお客様、動画編集やライティングではクライアントなどに、分かりやすく伝えられなくては仕事もうまく回りませんし、利益も上がっていきません。
伝える能力が向上すると、上司への報告の際やお客様への商品説明の際に非常に分かりやすく説明することができるようになります。
そして本業でも非常に仕事を有利に進めることができるでしょう。
2つめの聴く力は具体的に言うと、相手の真意を読み取る能力と言われています。自ら質問して相手のニーズを引き出すことも聴く力に属しています。
副業に取り組む中で、お客様のニーズを引き出しそのニーズに答えることは利益を上げることやクライアントから契約継続を頂くのにかなり重要な要素です。
聴く力を向上させることで、本業でも営業力の向上に役立ちます。
営業職は特に話が上手いだけでは、結果につながりません。
ニーズを引き出せるようになれば本業でも結果を出すことができるでしょう。
営業職以外でも上司が求めている事を引き出せるようになれば、社内評価を上げるのに役立つので聴く力を上げるのは非常におすすめです。
3つめの空気を読む力は、相手の表情や声のトーンから、話の内容だけでは分からないことを推し量る能力のことです。
その場の状況を的確に判断することにより、伝える力と聴く力を効果的に発揮させる役割を持ちます。
副業は基本的に個人で仕事を獲得していきます。
その際、クライアントと仕事内容の打ち合わせをすることが多いです。
クライアントの空気感を察知し、業務を進めていくことで仕事をしやすい人間だと感じてもらえれば継続的な仕事の発注を頂けることでしょう。
以上3つの能力を磨くことで、コミュニケーションスキルが向上し本業でも自己評価を高めることができ、収入も地位も上がっていきます。
特にコミュニケーション能力は、収入を個人でアップさせやすい営業職で本領を発揮します。
他者との関わりが比較的低い方や営業職未経験の方が営業職への転職を考えている場合アピールポイントにもなりますので、副業に真剣に取り組むことで転職へ有利に働くこともあるでしょう。
具体的にはライティング、動画編集の副業に取り組むと仕事内容の打ち合わせがよくあるので伝える力、聴く力、空気を読む力が身につくと言えます。
さらにセミナー講師の副業では生徒へ分かりやすく伝えなければならないので、伝える力が圧倒的に磨かれます。
そして、フォトグラファーの副業ではお客様が撮って欲しい写真のイメージをお客様から聞き出し、笑顔や明るい表情を引き出さなくてはならないので聴く力、空気を読む力が鍛えられることでしょう。
②交渉スキル
副業に取り組むことで身につくスキルの2つめは交渉スキルです。ビジネスシーンでは、ネゴシエーションスキルとも呼ばれています。
この交渉スキルは、交渉・折衝を行うスキルのことで、営業担当者だけでなく他部署との調整など、働くうえで欠かせないスキルと言えるでしょう。
交渉スキルを身に付けることで、コミュニケーションを円滑にするだけでなく、協力して問題解決にあたることができます。
つまり交渉相手を説得するためではなく、自分にとっても相手にとっても納得できるwin-winの結果を導き出し、信頼関係を構築するスキルなのです。
このスキルは実際に交渉する場面を経験しないと身についていきません。
副業を行うとき、クライアントと報酬や条件の交渉をすることがあります。
また、自分の能力が向上していけば、クライアントへ報酬アップの交渉をする場面にも遭遇することでしょう。
こういった事例を経験していくうちに自然と交渉スキルが向上していきます。
ちなみに交渉を優位に進めるポイントは相手の意図を正確に理解すること、戦略を立てること、演出することの3つです。
1つめの相手の意図を正確に理解することですが、相手の意見に勝手な解釈を加えてしまうと意図を正確に理解できません。
相手の真意をしっかりとつかみ認識の違いを埋めていきましょう。
2つめの戦略を立てることですが、有利な交渉には戦略が必ず必要です。
思い付きで話しても相手の心は動きません。
相手の性格や役職、権限など相手の立場を考えた分析を行うと良いでしょう。
3つめの演出をすることですが、交渉をするタイミングや場所を選ばなくては交渉を有利に進めることは難しいです。
クライアントと仕事をして1年が経ったから、自分のおかげで売り上げが向上したなどタイミングを見計らうことはかなり重要です。
具体的には、ライティング、動画編集の副業ではクライアントに契約条件の変更や単価アップの交渉をする場面があるので交渉スキルは上がります。
宅配副業では、単価の高い案件を回してもらう交渉をする場面や物品販売ではお客様と値下げの交渉をすることもあるでしょう。
本業でもこの交渉スキルは、他部署との連携、他社への値下げ交渉に大いに役立ち磨くことで仕事を円滑に進めることができるでしょう。
③自己管理能力
副業に取り組むことで身につくスキルの3つめは自己管理能力です。
自己管理能力とは、一般的に自分をどのように律し、管理・コントロールするかという能力とされています。
例えば、体重を落とすために夕ご飯の量は半分にしようという具合です。
具体的には、健康・体調、時間、感情、モチベーション、お金を管理することを自己管理と言います。
副業は会社に所属して働くのと違い、自らを管理しなければ自己の歯車がどんどん狂っていき、最終的には継続できない状態に陥ってしまうこともあります。
副業はあくまでも本業の傍らやるものなので、仕事量を調節して健康・体調を管理したりしなければなりません。
他にも、副業に取り組む時間を作り出すために時間管理を行う、副業にコツコツと取り組むために感情やモチベーションの管理をすることは重要です。
副業に取り組んでいるうちに、自己管理は重要という事に気付きおのずとできるようになっていきます。
自分に合ったペースで、副業に取り組むことが利益を上げてスキルを向上するカギと言えるでしょう。
この自己管理は、本業でもかなり役に立つスキルです。正直、組織に所属していると会社が時間や仕事量を管理してくれるのでそこまで自己管理を意識しなくてもうまく働いていけます。
しかし、その中で自己管理ができれば他の社員より1歩先の仕事ができるようになるでしょう。
このスキルはどんな副業に取り組んでいても、身に付けられるスキルなので、現在副業に取り組んでいる方は意識し取り組んでみることをおすすめします。
まとめ
副業は本業だと得られないスキルが身につくこともあります。
副業で得られたスキルのおかげで、本業の業績も上がるといった好循環が生まれることもあるでしょう。
あなたもぜひ副業を始めて、得られたスキルを本業に活かしてみてください。