コラム・お知らせ

2020.06.16
アフターコロナ・ウィズコロナ時代の働き方
こんにちは。 副業アカデミーです。   中国湖北省武漢市に端を発した新型コロナウイルスの感染拡大。感染拡大防止施策が奏功したのか、先進国の多くでは感染者数が減少傾向への移行が見られます。 それに伴って徐々に経済活動が再開され、NYダウや日経平均株価も2月下旬から始まった暴落前の水準にかなり近づくなど、一定程度の落ち着きを取り戻したという見方もあるようですね。 しかしながら、全てがコロナ以前と全く同じ状況に戻れるわけではありません。 厚生労働省からも「新しい生活様式」が発表され、 一人ひとりの基本的感染対策 日常生活を営む上での基本的生活用仕置 日常生活の各場面別の生活様式 働き方の新しいスタイル といった新型コロナウイルスを想定した生活を送るよう喚起されています。 では、こうした影響を受けて、今後私たちの「働き方」はどのように変わっていくのでしょうか。 今回は東京でコロナ禍を現在進行形で体験している筆者の、個人的な見解も交えて考えていきたいと思います。 「仕事は会社でするもの」という神話に空いた風穴 「働き方」という観点において、コロナ前後で最も大きな変化を見せたのは、やはり「テレワーク」でしょう。 これまではいわゆるIT系企業の一部が導入しているくらいで、一般的にはとても限定的なものでした。 しかし、コロナ禍の「緊急事態宣言」によって「stay home」が呼び掛けられると、これまではテレワークの導入に消極的だった企業も大多数が検討や試験的な導入を開始。 国や自治体も助成金制度などを通じてその推進を促しました。 東京都では5月12日に事業継続緊急対策(テレワーク)助成金の募集期間延長を発表。 その際同時に『テレワーク「導入率」緊急調査結果』を発表し、3月時点では24.0%に留まったテレワーク導入企業が、4月には62.7%まで増加したことも併せて公開しました。 筆者もこれまでに3つの企業に所属し、仕事をしてきたが、いずれも基本的には「定時」という概念があり、その時間については特に理由がない限りオフィスの自席でデスクワークというのが当たり前でした。 特に社会人生活をスタートさせた企業では、個人情報を取り扱う機会も多かったため、社外で仕事をすることはご法度。 セキュリティ対策の側面から業務に使用する貸与品についても様々な規定があり、「テレワーク」という言葉とは無縁な会社であるとすら思ったほどです。 しかし、元同僚から漏れ聞こえてきた話によると、そんな会社ですら一部テレワークの導入が進んでいるといいます。 クリアできない障壁もあるため、全員というわけにはいかないようですが、「命」に関わる問題ともなると、「梃子(てこ)でも動かない」と思えた組織でさえ変化を受け入れざるを得ないようです。 東京都の発表した数字からも分かる通り、「仕事は会社でするものである」という神話はこの数ヶ月で大きく様変わりをしています。 完全に崩壊したとは言えないですが、これまでにはなかった風穴が空いたのは事実でしょう。 コロナ以前の会社という組織 ここからは筆者の個人的な見解が主になっているので、その旨を念頭においてご覧いただければと思います頂。 会社という組織は資本主義社会における「効率化」という面では、非常に有能な仕組みです。 同じ場所に複数の人が集まり、共通の目的を達成する為に、個人やチームが与えられた役割に対して成果を出していく。 一つひとつの成果は個人のそれとさして大きな違いは無いかも知れませんが、それらが積み重なることで会社全体の成果は、個人が生み出せるそれとは比較にならないくらい大きくなります。 また、管理という面でも組織の構成員(会社であれば社員)が同じ場所に集まっているというのは、各個にバラバラの場所にいるよりも、掛かるコストや時間、必要人員において、最小限で済ますことが可能でしょう。 一方で管理される側の被雇用者も「会社にいる」という事実によって一定程度評価がされるほか、自らが自らを管理するという役割を一定程度手放すことも出来るので、求められる成果に集中しやすいという面もあります。 こうして見ると、産業革命以来3世紀近くに渡って世界的なルールとなった資本主義社会と、それに適応しながら進化をしてきた会社という仕組みは実に密接で、よく出来た仕組みであると感じざるを得ません。 しかし、コロナウイルスという「招かれざる客」によって、今、会社という組織は物理的に大きな変容を迫られています。 ウィズコロナ時代がもたらす会社組織の変容とは? 筆者が先程「物理的に」という言葉を用いたのには理由があります。 今後の「会社」という仕組みはこれまでのような実体のある「箱」のような存在から、「クラウド」のような形になると考えています。 クラウドというと主にイメージされるのはネットワーク上の記憶媒体を利用する「オンラインストレージ」ですが、それだけではなくYahoo!やGoogleなどが提供しているメールのサービスや、オンライン上でスケジュール管理が出来るカレンダーアプリ、更には端末のインターネット通信を利用して音楽を再生するサービスもクラウドの一種にあたります。 これを会社に当てはめてみましょう。 これまでの会社はいわゆるハードウェア的な存在だったので、活用する為にはハードウェアに直接接続する(出社)する必要がありました。しかし、コロナ後のテレワークでも分かった通り、会社というハードウェアはネットワークに接続されることで、「NAS(Network Attached Storage)」のような存在になることが出来ました。 パソコンとインターネット環境さえあれば、会社そのものとの距離にを飛び越えて仕事を出来る事が証明されたわけです。 そして、その先にあるのが会社の「クラウド化」。 これまでにもスタートアップ企業などでは、バーチャルオフィスのような仕組みを利用して物理的なオフィスを持たないものもありましたが、今後は似たようなことが規模の大きな会社でも起こりうるということです。 もちろん会社の実体が完全になくなるということはないでしょう。 しかし、オフィスは最低限の広さと席数、どうしても必要な物品や書類のみが保管されているのみで、大多数の社員は基本的にテレワーク。会社は社員が働く為に必要なツールをSaaSのように、共に働く社員や議論の場をPaaSのように、福利厚生や社会保障をIaaSのように提供する存在になるのではないでしょうか。 アフターコロナ・ウィズコロナ時代を生き抜く 筆者を含め、これまで会社という組織に所属して働いてきたビジネスパーソンにとって、コロナウイルスがもたらした影響は数年間のスパンに渡って個々の「働き方」に大きな影響を及ぼすでしょう。 そして、今後もコロナウイルスの第二波、第三波に備えながらの生活を強いられる以上、「コロナ以前の生活や経済活動に戻る」ということは考えにくく、私達はこれまでも先人がそうしてきたように、そんな状況下でも日々を生き抜いていかなければなりません。 そんな中で必要とされのは、唯一「変化を受け入れられる」こと。 かの有名なイギリスの生物学者チャールズ・ロバート・ダーウィンの言葉にもあるとおり、 「生き残るのは最も強い者でもなく、最も賢い者でもない。最も変化に適応できる者だ。」ということ。 今後も新型コロナウイルスのような要因によって、私たちの「働き方」の大きな要素である「環境」はいつ大きな変化を迎えてもおかしくありません。 そんな状況を生き抜いていくためにも、「強者」ではなく「適者」であることを意識する必要があるのではないでしょうか。
2020.06.12
副業アカデミー株式トレード日記Vol.26「遂に来たか?」の巻
こんにちは。 副業アカデミーの谷口です。   先週「東京アラート」が発令されたと思ったら、あっさり解除されて、ステップ3... ジェットコースターと言いますか、「小池劇場」といいますか... そんな東京は、間もなく都知事です。 と、意味深風に言ってみますw   政界の難しい話はおいておいて、今週もトレード日記いきまーす! いよいよ潮の流れが変わりますか? 林さん、お疲れさまです! 谷口さん、お疲れさまです。 キテますよね。 キテます、確実に。 随分と長い上昇でしたけど、これで潮の流れが変わるんですかね? どうですかねぇ。このまま一気に下落に向かうかどうかはまだもう少しなんとも言えないですよねぇ。それにしても昨晩のダウの下げは凄まじかったですよね。 あれはえげつなかったですよね。1銘柄買いを持っていたので、昨日の引けで利確しておいて本当に良かったです。持ち越してたら利益半分くらい消えるところでした。 それは良い判断ですね。昨日は日経平均も下げてましたし。 ところで林さんは日経平均はエントリーしてますか? はい、ダブルインバースというETFでエントリーしています。775円で。 おぉ、ここで入ったんですね。僕はそこでは入れなくて、昨日日経平均が陰線で終わるのを確認してエントリーしました。チャートにするとこんな感じですね。 谷口さんも入ったんですね。 えぇ、実はず〜っと下げ潮を待ってました。すいません、釣り用語でw僕は林さんと違って下手くそなので、ちゃんと下げ始めてから入ろうと思って、少し我慢しましたw とりあえず今日は下げましたけど、下ヒゲの陽線で終わりましたし、週明け以降どうなりますかね。 実はこんなのもやってました 林さんは今週他の銘柄はどうでしたか? 特にポジションは追加してないですね。谷口さんは? あと2つ売りで入ってるんですが、「良い形で入れたな」というのは王子ホールディングス(3861)ですね。こんな感じです。 生意気に線とか引いてみたんですけどw、上値が切り下がっているし、移動平均線も右肩下がりだし、長期移動平均線で折り返しが発生したので、そこで売りを入れました。520円くらいで下支えされている感じはしたんですけど、「そろそろ底抜けでしょ、これ」と思いまして。このまま下落してくれたら良いなと。 おぉ、これはキレイなチャートですし、見事な考察だと思います。 ありがとうございます。あとは出口戦略ですねぇ。僕毎回出口が下手くそなので、新ためてどうこのトレードを終えるのかを考えないとだ。来週にはおそらく終了しているので、また結果は共有しますね。 まとめ ということで、今週は「ようやく大きな潮の流れが変わるかな?」な日経平均と、 変わると踏んでエントリーの林さんと谷口でした。 2人はいつどんな出口戦略でこのトレードを終えるのでしょうか?   それでは、また来週!
2020.06.05
副業アカデミー株式トレード日記Vol.25「どこまで上がるの?」の巻
こんにちは。 副業アカデミーの谷口です。   緊急事態が解除になったと思ったら、「東京アラート」... 個人的には「レインボーブリッジのライトアップが赤くなった」ということ以外変化を感じませんが、 皆様はいかがお過ごしでしょうか。   いずれにしてもまだまだ油断できない状況には変わりないと思いますので、 体調管理には気をつけて過ごしましょうね。   林・谷口はコロナ禍でもいたって健康! 今日も元気にトレード日記スタートです。 チーム「横ばいの上の方」 林さん、お疲れさまです! 谷口さん、お疲れさまです。 (日経平均)上がってますね。 上がってますね。上がりすぎですよねw 見えないチカラが働いてるんじゃないかとすら感じますよ。 そんな勢いの影響をうけたのかどうか分かりませんけど、下落を狙った銘柄で悲しみの損切りをしました。 えっ、林さんが損切り?明日は雨ですね。ちなみにどの銘柄だったんですか? 何を言っとるんですかw実はtwitterにも上げたんですが、ローソンです。 5月29日にエントリーしたんですよ。6,000円の節目だし、新値更新もいい感じだし、移動平均線の位置関係も悪くないなぁと。 確かに、これは観察してたらよだれが出るやつですね。実際翌日はちゃんと下落していますし。 そこなんですよ。翌日利益確定をしていれば良かったんですが、欲を出してしまって、結局6月3日に損切りしました。 なるほどです。僕も似たようなシチュエーションやってましたよ。 えっ、谷口さん6月はエアトレードって言ってたじゃないですか!? 120%自信があったので、かなりビビりながらも売ってたんですw6月3日に東京ガスを。 考察は林さんと似たような感じですね。節目ではなくて前の高値ですけど、新値更新もある程度来ているし、陰線も出たし。自信はあったけど、注文の時はちょっとヒヨリましたw 確かに、これも売りたくなりますね。 翌日少し下がってくれたところでソッコー利確しましたwとりあえずプラスを見れたので良かったですよ。 欲を出さないって大事ですね。 小心者なだけですよ。利確したポイントの根拠も曖昧ですし。もっと自信持って出口まで戦略作らないとなぁって思います。 ところで、どこまで上がるんすか? ところで先生、この上げっていつまで続くんですか? 僕が知りたいですよwでもそろそろ流れが変わるような雰囲気はいろいろな指標から出てますよね。 けいさんも「上がったものは下がる」って言ってますしね。ここ数日でようやく陰線も出始めてますし。 来週どうなっているか楽しみですね! いや、僕は楽しみでもあり、怖くもありますよw まとめ ということで、今週は「横ばい局面」を共に売りで狙った2人でした。 はたして、日経平均はこのまま更に上がるのか、いい加減落ち着くのか? そして林・谷口の両名のエントリーはあるのか? 乞うご期待?   それでは、また来週!
2020.05.29
副業アカデミー株式トレード日記Vol.24「明暗くっきり」の巻
こんにちは。 副業アカデミーの谷口です。   皆様、長きにわたる自粛、本当にお疲れ様でした。 まだまだ「大腕を振って外を歩ける」という状況ではないかもしれませんが、 1つの区切りがついたというのは、なにはともあれ良かったと思います。   そんな5月最終営業日、林・谷口の両名はどんな状況なんでしょうか? トレード日記、行ってみましょう! すっげぇぞ、林さん! 林さん、お疲れさまです! 谷口さん、お疲れさまです。 50万円チャレンジの結果はどうでしたか? なんとかかんとかエントリーポイントを見つけてはトレードしてまして、今日現在でこんな感じです。まだ利確していない物もあるので一部は含み益ですが... 弟子にしてください!w いやいや、僕なんてまだまだですよ。受講生さんでもっとすごい方もたくさんいらっしゃいますし。 それにしてもですよ。利益率がえげつないです。 正直、褒められたことではないですが、信用取引で思いっきり踏み込んでる物もありましたからねw 「これやってたよ」的な銘柄はありますか? twitterでもつぶやいたんですが、JALとANAをやってました。どちらも同じようなチャートの形をしていたので。 たしかに、低空飛行からトントンと上がって長期線に当たって、また下がり始めたっていう感じですもんね。あっ、ひょっとしてこの長期線に当たった日は林さんの得意なあのテクニックじゃないですか? その通りです!その日に一度利益確定をしたんですが、その後また上昇していったので、もう一度エントリーしてそのまま持ち越しました。翌日に陰線で下がったので、これはいい形だったなと。 プラチナコースのテクニックからのシルバーコースのテクニック...林さんは相撲で言ったら舞の海ですね。(表現が古いかw) 挽回が出来なかった男 ところで、谷口さんはどうでした? 結局マイナスをほとんど解消できないまま今月が終わってしまいました。得意なパターンがハマった日もあったんですが、自分の考察に自信を持てなくてエントリー出来なかった銘柄が5つくらいありましたね。前はポジション取りたくてしょうがない時もあったんですが、今はポジションを取るのが怖いです(T_T) 損切りが続くとそういうことありますよね。 6月は基本エアトレード月間にしようかなと思っています。銘柄の観察は続けるので、120%の自信がある時だけエントリーしてみようかなと。 良いと思います。株式投資は任意ですからね! 最近iPadを買ったので、通勤時間でデモトレしまくって、考察の精度を上げていきます。 頑張ってください!応援してます(^^) まとめ ということで、今週は「キッチリ&ガッチリ」の林さんと、「残念無念また来年(?)」の谷口でした。 決算発表ラッシュの5月が終わって、週が明けると6月ですね。 このトレード日記も間もなく開始から半年! これからも生暖かい目で見守って頂ければ幸いです。   それでは、また来週!
2020.05.22
副業アカデミー株式トレード日記Vol.23「素朴な疑問」の巻
こんにちは。 副業アカデミーの谷口です。   関西圏でも緊急事態宣言が解除されましたね。 首都圏でも「週明けにも解除か?」みたいな報道がされていますが、どうなるのでしょうか。 解除されるのは楽しみですが、感染の第二波とかを考えると手放しで喜べるものでもなく... なんとも複雑な気持ちです。   気持ちが複雑なのは株も一緒? ということで、今週もトレード日記いってみましょう。 得意なパターン 林さん、お疲れさまです! 谷口さん、お疲れさまです。調子はどうですか? 先週チャレンジ宣言をしましたけど、芳しくないですね。得意な形を使えるエントリーポイントがなかなか発生しなくて。 谷口さんの得意パターンと言えば「三連続陰線」ですよね。精度かなり高いんじゃないですか? 勝率は75%くらいですね。3月に月利10%を初めて超えた時はほとんどこれしかやってませんでした。 講座の上級テクニックをバッチリ使いこなせているのは凄いと思いますよ。 いえいえ、単純に僕は流れを取るトレードが下手くそなので、短期勝負しか出来ないだけですよwでも、講座のおかげで僕みたいな初心者でも1つ「得意」と言える形ができたので、それは本当にありがたいと思ってます。受講生さんにも是非上級コースまで学んで頂きたいなぁと思います。 確かにあの形は限られたチャンスをいかに見つけるかだと思うので、日々の観察が鍵ですね。 まさに。週をまたぐのでちょっと怖いですが、今日は条件を満たす銘柄がいくつかあったので、確度が高そうな3銘柄にエントリーしましたよ。 おぉ、アグレッシブ!週明けが楽しみですね。 素朴な疑問 ところで、谷口さん、僕たちって基本的にテクニカルでしか考察しないじゃないですか? そうですね。基本チャートとにらめっこ。ニュースになった銘柄はむしろ避けますからね。 僕最近twitterをやってて思ったんですけど、株式投資している人って大半がファンダメンタルをベースにした中・長期投資をしている人なんですよ。 えっ、そうなんですか?僕たちマイノリティ?w みたいです。それで、僕1つすごく疑問に思うんです。 ほぉ、その疑問とは? ファンダメンタルベースの判断で投資した場合、出口戦略ってどうするんだろうと。 確かに!テクニカルならチャートの形とか騰落率とか、色々と出口を決める為の指標がありますからね。 そうなんですよ。じゃあファンダにおける出口の指標って何なんだろうか?って思ったんですよね。 う〜ん、こればかりはファンダで投資している人に聞くしか無いっすね。ただなんとなく想像できるのは、多分テクニカルしかやらない僕たちでは想像も出来ないようなものなんじゃないかと。 同じ株式投資なのに不思議ですよね。って、なんか独り言みたいですけど、本当に素朴な疑問です。ファンダで具体的な出口を設けて投資している方がいたら、是非お話し聞いてみたいですよね。 まとめ ということで、今週は「悪戦苦闘」な谷口と、「素朴な疑問」の林さんでした。 来週はいよいよ月末。 2人のチャレンジの成果やいかに!   それでは、また来週!
2020.05.19
アフターコロナ・ウィズコロナ時代の働き方
こんにちは。 副業アカデミーです。   中国湖北省武漢市に端を発した新型コロナウイルスの感染拡大。 各国が徐々にロックダウン(都市封鎖)や経済活動の再開に動いていますが、WHOや米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)などは、相次いで「(感染拡大には)極めて強く警戒する必要がある」、「あまりに早期に経済活動を再開すれば新型コロナウイルスの感染が再び拡大するおそれがある」といった警鐘を鳴らしています。 そんなコロナウイルスの影響を受けて、乱高下が続いているのが世界の株式市場です。 昨年末あたりから24,000円前後で推移していた日経平均株価は、2月25日に23,000円を割り込んだことをきっかけに、一時16,360円付近まで下落。 ピーク時からの下落率は30%を超える大暴落を記録しました。 現在は徐々に上昇に転じ、20,000円付近まで買い戻されている状況ですが、果たして今後の動きはどうなるのでしょうか。 世界の株式市場では一体どのような事が起きていたのか。3月最初の営業日だった2日から最終営業日の31日までの指標を振り返ってみたいと思います。 まず先進国に目を向けると、日経平均株価は21,344円から18,917円まで約11%下落、ニューヨークダウは26,703ドルから21,917ドルまで約18%下落を記録し、ドイツのDAXやイギリスのFTSE100もそれぞれ15%の前後の下落を記録しています。 一方、新興国に目を向けるとその下落率は更に大きくなっており、ブラジルのボベスパ指数やインドのS&PBSE SENSEX指数は20%を超える下落を記録しました。 発生地として早めの対策を進めていた中国では上海総合指数が7%台の下落幅で済んだものの、その他の主要な株式市場においては軒並み二桁%の下落が、たったの1ヶ月で同時多発的に起こり、いわゆる「世界同時株安」が起こっていたというのが事実です。 その他の金融商品も軒並み下落 株式以外の金融市場でも、大きな下落が見られました。 中でもインパクトが大きかったのが原油です。 経済活動の停止によって世界的に原油の需要減が起きたことに加えて、3月6日に行われた石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国による連合体「OPECプラス」の閣僚級会合において、協調減産の協議が決裂したことが後押しとなり、WTI原油先物の価格は、1バレルあたり46.75ドルから20.30ドルまで50%を超える下落を記録。その後も下落に歯止めはかからず、4月21日には5月物の最終取引において、1バレル当たりマイナス37.63ドルと、史上初のマイナス価格で終えるという歴史的な出来事も起こっています。 他にもREIT(不動産投資信託)においては日本のJ – REITが約20%、アメリカのMSCIUS REITでは約24%の下落となりました。 指標によっては「買い時」という論調も 様々な金融市場で資金の引き上げによる下落が続いたわけだが、一方で散見されたのが「割安感」による「買い時」論だ。 確かに株価の騰落レシオ(市場の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率から、市場の過熱感を見る指標)や、PER・PBRを見ると、いわゆる「売られすぎ」、「割安」と言われる水準に入っていたというのは事実。 また、3月20日にブルームバーグが伝えたところによると、世界の超富裕層の一部は投資先企業の株式買い増しに合計10億ドル(約1,100億円)以上を投じたとされているし、アメリカのヘッジファンド「パーシング・スクエア・キャピタル・マネジメント」の創設者兼最高経営責任者であるビル・アックマン氏は自身のtwitterで「現在の危機が正しく制御されるなら、一生に1度あるかどうかの大バーゲンだ」という主旨の発言をしています。 現役トレーダーはこの下落をどう見たのか このような事実を踏まえ、今後私達は株式市場とどの様に向き合っていけば良いのでしょうか。 今回は副業アカデミーで株式投資のセミナー講師をしている林 僚(はやし りょう)氏にお話を伺いました。 「今回の大幅な下落は、株式投資に不慣れな方にとっては驚くような相場だったかと思いますが、運用能力を持っている人にとっては逆に大きな利益を出せた相場だと思います。 私が言う運用能力には大きく分けると二つの要素がありまして、一つは株価の方向性、もう一つが変動率です。 まず株価の方向性というのは、『明日以降株価が上がるのか下がるのか』ということです。 ここが理解できないと、そもそも市場に臨むこと自体が難しくなりますよね。 続いて変動率ですが、私はこれがとても大切だと思っています。 要するに、株を買ってから、もしくは売ってから『どの程度上がるのか、下がるのか』ということですね。これはトレードの出口を決めるために必要な根拠だと考えているのですが、特に日経平均の場合8%と16%という変動率に注目しています。 今回の下落ではピークの約24,000円から約16%下落して5日程度株価が横並んだ後に、すぐにまた16%の下落があったという稀な形でした。」 なるほど、現役のトレーダーにとっても稀なケースだったということですが、たしかに下落という方向性と変動率を意識していれば、大きく利益を産み出すことは出来たでしょう。 実際に林氏は3月9日以降の下落で日経平均株価に連動するETFをトレードし、17%を超える利益を得ました。 今後の株式市場における見通しと心構え 「私は2015年の日経平均株価が参考になると考えています。いわゆるチャイナ・ショックの時期ですね。この時の下落の動きと、今回のコロナショックの下落の動きが非常によく似ています。もちろん、全く同じ動きになるかどうかは分かりませんが、受験勉強における過去問と同じで、チャートの動きから今後の株価がどう動くのかという考察は可能だと思っていますし、私もそうしています。 こうした大きな変動のある相場において重要なのは、なによりも資金管理を今まで以上にしっかり行うことです。私自身も考察をもとに相場が転じたタイミングできちんと運用が出来るように、キャッシュポジションを高く保っておこうと思っています。」 今後、日本はもちろん世界各国は経済の下支えのために様々な経済対策を行うでしょう。 そうした動きももちろん株式市場には大きく影響すしますが、今回林氏の話からはそういったファンダメンタルズの話題はなく、チャートをもとにしたテクニカルの側面をベースにした考察でした。 林氏曰く、「ファンダメンタルズももちろん気にはしていますが、テクニカルのほうが再現性という側面で優位だと思っています。」との理由からでした。 今後株価が実際にどう動くのかは未来人でもない限り知る由は無いでしょう。 しかし、単純に大幅下落の後であるから「買い時」という論調で手を出すのは非常に危険です。 当たり前のことではありますが、まずは自身の運用能力を高めながら、市場をきちんと観察・考察することが大切ではないでしょうか。
2020.05.15
副業アカデミー株式トレード日記Vol.22「先週の答え合わせ」の巻
こんにちは。 副業アカデミーの谷口です。   一部の地域では「緊急事態宣言」が解除されましたね! にもかかわらず日経平均は20,000円を割り込むって... 改めて株価は実態経済と距離感があるなぁと感じている今日此頃です。   さぁ、今週は前回「トイレの林さん」から予告のあったあの銘柄の答え合わせがありますよ。 それでは、トレード日記いってみましょう。 実は... 林さん、お疲れさまです! 谷口さん、お疲れさまです。急に暑くなってきましたね。 本当ですよ。僕は夏が苦手なので、今から憂鬱です。花粉から開放されたと思ったら暑さだもんなぁwところで林さん、先週言ってた「トイレ銘柄」はどうなりましたか? トレードしました!TOTOの方を。利益率はそこまで大きくありませんでしたが、こんな感じです。 おぉ、さすがっす!いや、実はですね、僕もやったんですTOTOwあんまりチャートがキレイだったので、長期線にあたって折れたところで。 僕と全く同じタイミングじゃないですかw そうですねwただ、やっぱり僕は出口戦略が下手だなぁと思いました。翌日ちょっと上がりそうな雰囲気があったので怖くなって、すぐに利確しちゃったので。 でもこういうキレイな形でトレードできると気持ちいいですよね。 そうですね! それぞれのチャレンジ 谷口さんはTOTO以外はどんな感じですか? 今月は、というか今週ですね。絶不調です。1週間でここ2ヶ月でコツコツ積み上げた利益が消えちゃいました(T_T) えっ、本当ですか?あんなに精度高かったのに、どうしたんですか? 「決算って怖いっすね」とだけ言っておきましょうかね... なるほど、そういうことですね。これも学びとして肥やしにしましょう。 もちろんです!転んでもタダでは起きませんよ僕は。そして、一つ挑戦をすることにしました。週明けの18日からの10営業日でこの損失をどこまで取り戻せるのかチャレンジします!3月、4月と2ヶ月連続で10%を超える運用益を出せていたので、トレードの精度はそれなりに高くなっているはずなんです。だから、個別銘柄の考察をもっと丁寧にやってみようと。もう一つ階段を上がる為の機会だと思って頑張る所存です! いいですね!実は僕も今1つチャレンジをしているんです。 えっ、林さんはどんなチャレンジを? 僕は「運用資金50万円を1ヶ月でどこまで増やせるか」というのをやってます。今日現在で10万円くらいなので、あと2週間でどこまでいけるか頑張ってみます! も、もう10万ですか?GWあったから、実質1週間で20%増やしたってことですよね?林さん、マジで無双w いえいえ、まだまだですよ!手数が多すぎますから。とにもかくにも、お互いのチャレンジ頑張りましょうね! まとめ ということで、今週はトレイとチャレンジな2人でした。 来週以降どうなっていくか楽しみ... なんて他人事みたいに言ってられません! 自分のミスが悔しすぎるので、ここから2週間はガチ中のガチで相場に向き合おうと思います! 結果は林さんのチャレンジとともに随時この日記でも公開出来ればとおもいますので、 ぜひ楽しみにしていてくだいさい!   それでは、また来週!
2020.05.08
副業アカデミー株式トレード日記Vol.21「トイレの林さん」の巻
こんにちは。 副業アカデミーの谷口です。   GW(今年は「我慢ウィーク」だった気がしますがw)終わりましたね。 そして、「緊急事態宣言」は伸びましたね。 そんな中、このコラムを書いている今現在、日経平均は20,000円を回復していますw ここ数日、ニュースなどで「出口戦略」という言葉が使われ始めたことで、 収束への期待感が出始めているからでしょうか?   いずれにしても、僕たちはいつも通りチャートと向き合って、 「ここぞ」という時にトレードをする。 それだけですね!   ということで、トレード日記もいつも通りの雰囲気でお届けします。 林さん◯◯デビュー 林さん、お疲れさまです! 谷口さん、お疲れさまです。連休はいかがでしたか? 観察銘柄の見直しをしたり、デモトレしたり、部屋の片付けや洗車をしたり...なんやかんやであっという間に終わりましたwでも相場が止まってるので、ソワソワはしなかったです。 確かに、5日間市場止まってましたしね。しかも、谷口さん確か4月30日の朝に手仕舞ったって言ってましたよね?ということは丸1週間ノーポジだったんですか? そうです。昨日久々にポジション取りましたけど、初めてトレードした時と同じような緊張感がありましたwところで、林さんはどんなGWだったんですか? 実は僕、今更ながらtwitterをはじめまして。色んな人をフォローしたりツイートしたりしてました。 おぉ!もうフォロワーさんが300人以上!凄いっすね。僕もフォローしておこうっと。にしても林さん、面白いネーミングですね。「トイレトレーダー林14:30」って、某芸人さんみたいじゃないですかw 前職時代から、引け前の14時半くらいにトイレに行ってトレードしていたので、こんな名前にしてみましたw 一度見たら忘れない名前だと思います。林さんのツイートチェックさせて頂きます! 恐縮です! 銘柄もトイレ? ちなみに、林さんは今現在どこかトレードしてますか? いえ、今はノーポジです。ただ、見ていたものと現在進行系で見ているものはいくつかあります。しかもトイレ銘柄なんですw トイレ銘柄?どういうことですか? LIXILとTOTOなんですよw あぁトイレを作ってる会社ってことですね!?さすがトイレトレーダーw いや、これは本当にただの偶然なんですけどねwちなみにLIXILは「ここで入っておけば良かった」っていう見逃し銘柄で、TOTOを現在進行系で観察しています。 TOTOといえば、前にマサさん(学長)がとんでもない利益率をたたきだしてましたよね? そうですね、そのとんでもない幅の下落が終わって一旦底を打ち、今は上がったり下がったりの横ばい局面です。ただ、そろそろ長期移動平均線にあたりそうなので、そこで思ったような動きになってくれれば良いなぁと。 林さん、やっぱり凄いです。言われてみれば、これは確かに狙ってみたい形ですが、僕は観察銘柄から漏れてました。まだ目印ごとのチェックが甘いなぁ。もしポジション取ったら、また来週教えて下さい! はい、もちろんです。 まとめ ということで、今回はtwitterとトイレな林さんと、GWで何もしてない谷口でした。 TOTOが週明け以降どうなるのか、僕も注視していこうと思います。   それでは、また来週!
2020.04.24
副業アカデミー株式トレード日記Vol.20「下手かっ!」の巻
こんにちは。 副業アカデミーの谷口です。   「買い物は3日に1回くらいにしましょう」 だそうです。 僕の場合、スーパーに行くよりネット上でポチる回数のほうが多いので、 それは全然良いんですが、「12日間会社行くな」っていうのは辛いですね。 自宅で仕事ってどうも身が入らなくて... ますます混沌としてきそうな世の中ですが、そんな時だからこそいつも通りに、 何もなかったかのようにトレード日記はお届けしていきますね。   それでは、早速いってみましょう。 なんだかなぁ 林さん、お疲れさまです! お疲れさまです、ヤマトさん!じゃなくて谷口さんw いやぁ、今まさにその話をしようと思ったんですよ。 おっ、どうでした?まだホールド中ですか? いえ、もう手仕舞っていて、こんな感じです さすが谷口さん、手堅く利益出してますね。 いや、でも今回は気持ちの悪いというか、なんとも納得のいかないトレードでした。 またなんでですか? 今回は流れを取れたら良いなぁというつもりでエントリーして、実際4日間持ってたんですが、結局0.5%しか取れなかったですからね。なんなら翌日に手仕舞ったほうが効率は良かったかもです。方向性は合っていたんですが、出口が上手くなかったと思ってます。 なるほど。じゃあ谷口さんの考察と、僕の考察をそれぞれ話してみませんか?ひょっとしたら今後の参考になるかもしれませんし。 それはありがたいです!是非お願いします。 トレード結果の考察 じゃあまず、僕の方から。 エントリーしたのは4月16日(一番の高値をつけた翌日)です。僕が観察している限りですが、ヤマトの日足は1,984円というのを実態で超えられないみたいで、前日の終わり値も1,984円、しかも陰線が出た。「これはズルズル下落するんじゃないの?」と思ったので売りを入れました。手仕舞ったのは下落が始まってから初めて陽線が出た4月22日です。理由として一番大きいのは陽線だったっていうのもありますが、前の安値を割る前に上昇が始まったことです。一回でも前の安値を実態で割っている日があれば、「まだ大丈夫」と思えたんですが...不安になったので利益があるうちに手仕舞ったという感じです。 なるほど。僕が谷口さんの立場なら、22日は耐えてますね。理由としては売ったタイミングが良かったのでまだ利益が出ていること、価格の変動率も下がり始めてからそこまで大きくない、それからとある指標がちょうど売り時のサインを出しているっていうところですね。 なるほど。実際22日耐えてれば、僕が利確した金額よりも3%くらい下落してますもんね。 でも谷口さんの言う通り、前の安値を割らないっていうのは気持ち悪いですね。今日くらいだと変動率も5%くらいなので、手仕舞ってもいいかなと思います。移動平均線の位置関係もありますし。 勉強になりました! いえいえ。でも谷口さん、入口はバッチリだし、利益もちゃんと出たんですから、そこは自信持ってくださいね。 はい、もっと自信持てるように出口戦略も頑張ります。 まとめ ということで、今回は自分のトレードに「下手かっ!」とツッコミを入れたかった谷口でした。 マイナスにならなかったことが唯一の救いですねw もっと上手くなりたい!   それでは、また来週!
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