コラム・お知らせ

2023.12.15
【書籍出版】投資スキル0でも⼤丈夫。会社から⾃由になれるお⾦の作り⽅『もうお⾦に困らない50歳からの退職準備』 12/15発売!
  学長⼩林昌裕が、2023年12⽉15⽇にPHPビジネス新書『もうお⾦に困らない50歳からの退職準備』を刊⾏します。 書籍情報   『もうお⾦に困らない50歳からの退職準備』   著者:⼩林昌裕 発売⽇:2023年12⽉15⽇ 定価:本体990円   【Amazon購入ページ】 https://www.amazon.co.jp/dp/4569856209?ref_=cm_sw_r_cp_ud_dp_76X1ZXPVM4KADTV1BNZT   書籍詳細   本書では、副業アカデミー代表取締役の著者・⼩林 昌裕が50代定年、早期リタイア、シニア起業について分かりやすく解説しています。 50歳を境に起業した可能性を模索したり、FIREを⽬指したりする⽅は多いです。⼀⽅で、「ここまで⼀⽣懸命働いたのだから会社にしがみつかねば」と思っていると、突然肩を叩かれリストラ対象に…なんてことも。本書の⽬的は、50歳から「個」で稼ぐ⼒+お⾦を増やす⼒=いつでも「脱サラ」を選べる⼈材になること。定年まで会社で働く⼈にも、早期退職して「シニア起業」する⼈にも⽋かせない「600万の貯蓄と年間500万円の副業収⼊」を5年で実現する⽅法を伝授しています。   著者プロフィール   副業アカデミー 学⻑ 株式会社レベクリ 代表取締役 副業専⾨家 1982年東京都板橋区⽣まれ。サラリーマンをしながら26歳から不動産賃貸経営を始め、その他20余りの副業を実践し32歳で副業総収⼊1億5000万円を超える。その後、⽇本初の副業専⾨スクール「副業アカデミー」を設⽴し、あらゆる⼈の収⼊の柱を増やすために幅広い活動をしている。「林先⽣の初⽿学」「Nスタ」「PRESIDENT」などテレビ出演やビジネス誌への執筆多数。著書に「年収350万円のサラリーマンから年収1億円になった⼩林さんのお⾦の増やし⽅」(SBクリエイティブ)、『ふがいない僕が年下の億万⻑者から教わった「勇気」と「お⾦」の法則』(朝⽇新聞出版)、『サラリーマン副業2.0』(PHP研究所)などがある。   本書がすすめる【定年までにやるべき3つの準備】   1.経済的な準備:5年で600万円貯蓄する 2.精神的な準備:⼈⽣後半に「ほしいもの」「やりたいこと」を明確にする 3.退職後に働く準備:年間500万円の副業収⼊を実現し、会社をつくる   本書の内容   ・第1章 ⽬標を⽴て、第⼀歩を踏み出そう 「1年後、副収⼊100万円」を実現するための3ステップ ・第2章 600万円の貯蓄でリスクと⾶躍に備える 無理せず5年でクリアする必勝プラン ・第3章 ⾃分に合った副業で稼ぐ ⼈⽣後半の成功を約束する「7つの副業」 ・第4章 今すぐ会社を⽴ち上げろ! 定年後の⾝を助ける3⼤メリット ・第5章 不動産投資で収⼊と資産を拡⼤する ⼈⽣後半をラクにする「マンション⼀棟買い」   ご購入者限定特典   ①「2年以内に」「副業収⼊で」欲しい物・やりたいことワークシート 書籍本編P34で使⽤するワークシートです。 ②⾃分の「お財布」を知ろうワークシート 書籍本編P74で使⽤するワークシートです。お役⽴てください。 ③書籍に書ききれなかった退職に向けたオススメ副業・資産運⽤8選 まだまだ⾊々な副業・資産運⽤があります。 ④『退職をチャンスに変える!!⾃⼰ブランディングワークシート5選』 ⾃⼰ブランディングを学んで充実したセカンドキャリアを形成しましょう! ⑤副業ロードマップ⾳声50本 著者が魂を込めて収録した副業ノウハウやマインドセットを解説した⾳声です! ⑥出版記念講演会に無料ご招待 書籍でお伝えしきれなかった情報をお伝えする講演会に無料でご招待します!   出版記念セミナー開催決定!   本書の出版を記念し、⼩林 昌裕が講師として登壇する出版記念セミナーを開催いたします。 本書の内容をもとに「600万円の貯蓄と年間500万円の副業収⼊」を5年で実現する⽅法ついてさらに詳しく解説いたします。書籍に書ききれなかった副業ノウハウについてもお伝えします。ぜひお気軽にお越しください。(※オンラインまたは対⾯での実施となります) セミナー日程はこちら https://fukugyou-academy.com/seminar_tag/50sai/   .melmaga_card{ display:none; }
2023.09.19
副業の株式投資で良い銘柄を選ぶには?投資信託との違いや指標の見方まで解説
副業投資で本業の忙しい合間にも将来への資産形成を考えても、どのように銘柄を選べば良いか分からないといったハードルがあります。 適した銘柄を選ぶためには、さまざまな知識を身に付ける必要があるものの膨大なため何から学ぶべきかも分からないかもしれません。こうした、投資初心者のハードルには以下のようなことが挙げられます。 ・膨大な銘柄を絞り込む条件が分からない ・絞り込んでも成長していく企業なのか分からない ・銘柄をいくらで購入すれば利益が出るか分からない そこで今回は、上述に挙げたハードルに沿って副業の株式投資で銘柄を選ぶ方法についてを解説します。 株式投資を始める前には、銘柄の選び方だけでなく他にも知っておくべきこともあります。詳しくは「サラリーマンが副業で株式投資を始める前に知っておくべきこととは?」で解説していますので、あとで目を通してみてください。   副業の株式投資で得られるものとは? 株式投資で銘柄を選ぶ際には、何を得ることを重視するのかを決めておきましょう。具体的には、以下が株式投資によって得られるものです。 ・売却益(キャピタルゲイン) ・株主優待 ・配当金(インカムゲイン) それぞれについてを狙った銘柄選びについてを解説します。   ○売却益を狙った銘柄の選び方 売却益(キャピタルゲイン)とは、保有していた株式を譲渡(売却)した際に発生した利益のことを指します。 例えば、100万円分の株式を購入してから200万円で売却した場合は差額となる100万円が利益とみなされます。 売却益を狙う場合には、本来の価値よりも「割安」になっている企業の株式か、将来「成長」が期待できる企業の株式を購入して、株価上昇後に売却して利益を出せる「割安株」や「成長株」を見つける必要があります。 成長株・割安株への投資は、本業で生活には困らないなど、リスクを取って少しでも多く増やしたい場合に向いています。それぞれを詳しく見ていきましょう。   ●割安株(バリュー株) 割安かどうかを判断するためには、バリュエーションと呼ばれる株価を評価する知識が必要です。 割安になっている場合には、単に投資家が見込みの低さから離れてしまって安いという場合もあるため企業の分析を行って判断するのは必ず必要です。   ●成長株(グロース株) 将来の成長が期待できるかを判断するためには、企業の今までの業績やビジネスモデルの理解が必要です。 将来は予測不可能なことが前提ですが、リターンを増やしたい場合には成長株を狙うのが良いでしょう。   ○株主優待を狙った銘柄の選び方 株式投資で得られるものはお金だけではありません。株主優待によって、企業から優遇されたサービスを受けることもできます。株主優待とは、自社の株式を保有する株主へ、自社製品や商品券などをプレゼントするサービスです。 例えば、店舗で商品が安く買えたり、何かを無料で貰えたりなどがあります。よく利用する企業の株主優待であれば、家計の支出を減らすことに繋がるため利用予定の企業をチェックするのも良いでしょう。 該当する企業のサービスや商品を利用している、利用する予定があってお得に使いたいという場合に向いています。   ○配当金を狙った銘柄の選び方 配当金(インカムゲイン)とは、会社の利益の一部を株主に還元するものです。配当を出す企業は、一般的に決算後に年1〜2回の頻度で出します。ただし、会社の収益や財務の状況が悪ければ配当が出ないこともあるなど、割合は変化します。 配当がどの割合で出されるかは、配当性向を見ることで分かります。配当性向とは、会社が純利益のうち何パーセントを配当金の支払いに充てているのかを示す指標です。 ただし、配当を減らして事業に投資をすることで業績アップを狙う企業もあるため、配当性向が低くても長期的には成長して売却益を狙える可能性もあります。そのため、柔軟に判断していくことが大切です。 配当金を狙う場合は、配当性向や配当利回りを確認します。配当利回り3〜5%も少なくありませんが、総合課税となるため売却益を狙う場合よりも税金面で不利になりやすくなります。 損失リスクは最小限に抑えたいが、銀行預金よりは増やしたいという堅実な運用をしたい場合に向いています。   会社員の副業には長期投資が適している理由 ◯本業で時間が取りづらい 会社員は本業が忙しく、銘柄を毎日細かく調べる時間は取りづらいはずです。そのため、長期的な視点で株価が上昇していく有望株を見つけ出し、毎月一定の金額を積み立てるように買い増していく投資方法が適しています。 こうした長期的な株式投資は、時間を味方につけることで大きなリターンを得ることができます。そのため、早く始めるに越したことはありませんが、何も知識を身につけないまま始めてしまえば損失リスクが上がるだけです。 また、定年後には会社員の強みである「ローンの組みやすさ」がなくなるため、不動産投資という選択が難しくなります。   ◯長期投資に取り組む人が多い 短期投資という選択も、柔軟に時間が確保できるのであれば取り組めますが、副業で取り組むには困難なケースが多くなります。 さらに、2022年1月に公開された「個人投資家の証券投資に関する意識調査」によると、「長期保有である程度の値上がり益があれば売却する」という回答が半数以上(50.5%)に対して、「短期間に売却する」という回答は11.4%という結果も出ています。 これは、トレードや短期投資は値動きの激しい銘柄を選ぶことが多く、リスクが大きいため安定して勝ち続けることが困難だからではないでしょうか。 このことからも、トレードや短期投資は卓越した知識・経験があったり、少額の運用でハイリターンを一時的に狙ったり、余裕資金がなくなっても良い感覚で取り組むくらいの気持ちが必要ではないでしょうか。 出典:個人投資家の証券投資に関する意識調査(2022年1月) - 日本証券業協会   長期投資と短期投資の違い 長期投資と短期投資の違いは、企業の業績が大きく影響するかどうかです。 短期投資であれば、企業の業績は大きく影響しません。チャートによる受給バランスや投資家の心理を読んで売買を有利に進めることが大切になるためです。 長期投資の場合は、企業が成長していくことで株価が買った時よりも上昇することが重要です。そのため、企業の業績をチェックして割安なのか割高なのかを見極めて適切なタイミングで売買する必要があります。   短期の株式投資にチャレンジしてみたい方は「副アカの負けない株式トレード」でノウハウを公開していますので、合わせてご覧ください。   関連記事:初心者でも負けにくい株式トレードとは?副業投資家が損失を最小限に抑えて勝ちやすくする方法を解説   投資信託(ETF)と株式投資(個別銘柄)の違い 株式投資は、株価が上がることもあれば下がることもあります。つまり、株価が下がって損失が出てもカバーできる状態にすることは、長く投資を続けていくために重要なポイントです。 こうしたリスクのコントロールをプロに任せられる投資信託やETFは、知識が浅いうちでも始められる魅力があります。 他にも具体的な違いをそれぞれの点から解説していきます。   ◆運用費用 投資信託はプロに運用を任せられるため、十分な知識のない初心者でも始めやすい点が魅力です。その代わりに、運用費用がかかります。自身で銘柄を選ぶことで、こうした運用費用を抑えられます。   ◆銘柄選定 個別銘柄への株式投資は、投資信託と異なりリスクのコントロールを自身で行い、投資を続けるか売却するかの判断をしなくてはなりません。投資信託はプロが銘柄を選定し、複数の銘柄へ資金を分散してリスクコントロールを行ってくれます。   ◆リターン 投資信託は、リスクをカバーするために各銘柄に数%ずつという少ない割合で分散投資を行なっていくのが一般的です。そのため、リスクが少ない代わりに得られるリターンも少なくなります。 例えば、株式投資(個別銘柄)で収支がマイナスになる原因には、以下のようなことがあります。   <株式投資でマイナスになる原因> ・売買を繰り返して手数料が増えてしまう ・手数料の高い金融商品を選んでしまう ・タイミングを間違えて少ない利益で売却してしまう   個別株投資は、銘柄選定の手間がありますが成功すれば大きなリターンが得られます。企業を分析し、将来を予測して割安な株を見つけて投資することで大きな投資リターンを得るチャンスがあります。   株式投資でマイナス(損失)を出さないためには、リスクを知っておくことが大切です。知っておくべきリスクについては「株式投資で負けない方法とは?〇〇能力を身に付けよう!」で解説していますので、あとで目を通してみてください。   副業で長期投資を行うメリット ここまでに、会社員として本業がある中では長期投資が適していることをお伝えしました。次に、長期投資を行うことのメリットも解説します。具体的には、以下のメリットがあります。 時間がなくても続けやすい 売買回数が最小限のため税金・手数料が抑えやすい 時間を味方につけて勝ちやすい   1.時間がなくても続けやすい 短期投資は非常に激戦です。なぜなら、数年で億万長者になる人は多くがこの手法を行っているためです。それほどまでに稼げるということは、それほどまでに大損している人がいるということです。 また、短期投資は銘柄を短時間で分析して素早い売買の判断が求められます。デイトレーダーともなれば、取引時間中は画面から離れることは困難です。 このように、取り組める人が限定的な短期投資とは異なり成長株(グロース株)投資の場合は時間という武器も活用するため会社員のように本業で忙しい場合でも取り組めます。 銘柄の分析も、決算時期などで業績が発表される半年単位でチェックするだけなので勉強して覚えながら株式の選定ができるのです。 成長する企業を見つける力さえ身につければ、あとは粘り強く買い増しして保有し続けられるかが重要なため誰でも勝つ可能性が十分あります。   2.売買回数が最小限のため税金・手数料が抑えやすい 成長する企業を見つけて、その株式を購入したら長期間保有するからこそ、無駄な売買をすることがありません。そのため、手数料を最小限に抑えることができます。 また、売却して利益を確定するまでは税金が掛かりません。どれだけ含み益が出ていても税金が掛かるのは利益を確定した年だけです。 これは、複利効果を最大限に活かすことに繋がるため重要なメリットです。利益が出る度に株を売却して利益を確定すると、その度に20%ほどの税金がかかるためです。 一方で、短期投資の場合は複利効果を活かさず手数料も毎回支払って細かく売買を繰り返す代わりに、成功すれば大きくリターンを得られるハイリスクな方法です。   3.時間を味方につけて勝ちやすい 上述で、短期投資は常に画面から離れらない代わりに大きなリターンの可能性を秘めていることをお伝えしました。ですが、見方を変えれば相応の時間を取られてしまうということです。 成長株(グロース株)の良い点は、時間を味方につけられる点にあります。長期的に企業が成長し、それに伴って株価が上がっていくのを根気強く待ち続ける間は、知識習得や他のことに時間が使えます。 需給のバランスによって変化する短期投資では、株価が気になって本業どころではないかもしれません。成長株(グロース株)投資にすることで、数年〜数十年単位での変化を考えることで、短期的に株価が変動しても精神的な負担は少ないのではないでしょうか。 会社員のように本業を中心とする場合、長期的な視点で時間的な融通が利きやすいのは最適です。   株式投資に必要な金額や少額から始められる投資については「株式投資を始めるにはいくら用意すればいい? 少額投資も紹介」で解説していますので、合わせてご覧ください。   長期投資で良い銘柄か判断するコツ 上場企業の株価は、将来のキャッシュフローに基づいた企業価値に収れんしていく傾向があります。ですが、10年以上も先のことは予測不可能です。 だからこそ、何かが起こっても耐えられるのか、順調に業績を伸ばしてきたのか、株主へ還元されているのか、といった情報を活用して期待のできる銘柄か判断することが大切なのです。 そのためには、過去の実績をチェックすることが重要です。市場環境というのは、さまざまな要因で変化します。そのため、将来を予測することよりも過去の実績を分析することに時間をかける方が良いのではないでしょうか。 銘柄を選ぶ上で、特に注目したいのは利益です。特に株主にとって重要なのが当期純利益です。当期純利益は、企業が年間の事業活動によって売上高から必要な経費や税金を差し引いた後の最終的な利益です。 この当期純利益の中から株主へ配当が支払われるため、投資家にとって重要なのがお分かりいただけるはずです。 また、株価の上昇に影響を与える機関投資家の動きは必ずチェックが必要です。それだけでなく、機関投資家が参入するということは一定の水準をクリアしているため、銘柄選定を行う上でひとつの目安となります。   企業の経営者・事業を理解する 企業の過去業績を知る 機関投資家の動きに注目する   1.企業の経営者・事業を理解する 長期投資は、継続的に利益を計上できるビジネスモデルがある前提となります。なぜなら、利益が計上されることで株主資本が積み上がっていき株価が上昇していくためです。 つまり、市場が下降傾向でも、その企業が生き残れる力があるのかを見極める必要があるということです。 また、副業で株式投資を行うような個人投資家が銘柄を選ぶ際には、機関投資家が多く参入する前の目をつけられていない企業を見つけると、成長した際には大きなリターンが得やすくなります。このためには、業績や持っている製品などを入念に分析することが必要になります。   例えば、以下のような観点から企業についてを理解していくことがおすすめです。 ・回復見込みのある企業 ・大きな成長が期待できる企業 ・一般的に価値を認められていない資産を持つ企業 ・ニッチ市場の製品を持っている企業 ・買収される可能性がある企業 ・経営陣が交代する可能性のある企業 ・証券会社の間で調査されていない企業   ただし、事業は変化していくものです。そのため、業績にコミットしてくれるか、ビジョン達成に向けて動いてくれるかは経営者次第です。長期的な成長が見込めるかは、事業だけでなく経営者を見ることも大切です。   2.企業の過去業績を知る 過去の業績は、長期的に成長するかを判断する上で非常に大切です。会社の過去を知る際には以下の期間を参考に業績推移をチェックしてみましょう。合わせてROEも確認するのがおすすめです。   ・過去10年間くらいの業績推移を確認する  (長期的に投資するに値するか、生存できる力があるか、競合よりも優れているか) ・ROEを確認する  (株主資本に対して利益が出せているか)   例えば、10年間の平均成長率と直近3年間の成長率・利益率を比較して、悪化しているのかどうかをチェックするなどです。もし、業績が悪化している場合は市場が下降気味なのか、企業の経営が悪いのかで判断が分かれます。 市場が下降気味な中でも、競合他社に比べて業績を伸ばしてきた企業であれば今後に期待しやすいのではないでしょうか。この要因が、ビジネスモデルの強みなのか、経営者の実力なのかまで特定できると良いでしょう。   3.機関投資家の動きに注目する 将来の業績予想は、どれだけ業績を読み解けても絶対に予想通りになるわけではありません。株式市場は状況によって目まぐるしく変化します。 また、株価は買いたい人と売りたい人がいて成り立つもののため、人に左右される部分です。つまり、すべてが合理的で計画通りにはなりづらい部分だということです。 そして、機関投資家は個人投資家では得られない多くの情報を持ち、プロフェッショナルたちが本気で時間を使い考えています。これに追いつくことを意識するよりも、選んだ企業が長期的に成長するのかを考え、今の株価と比べて割高なのか割安なのかを判断していく方が現実的ではないでしょうか。 他にも、株価の影響は機関投資家が株式を取得しているかどうかで大きく変動します。それだけでなく、機関投資家が選んだということは一定の基準をクリアしている証明でもあるため有望株の判断材料にもなります。 機関投資家の動きは、出来高の増加によって判断できます。チャートを確認する際は、この点にも目を配ってみてください。   買ってはいけない株の種類については「株式投資初心者が注意すべき点を解説!大損しやすい株4選」で解説していますので、参考にしてみてください。   長期投資で良い銘柄を正しく売買するために必要な知識とは? 長期投資で良い銘柄を正しく売買するためには、「企業が長期的に成長していくかを見極める力」と「株価を評価して売買のタイミングを見極める力」が必要です。   具体的には、以下の知識を身につけることが大切です。 ・スクリーニングを理解する ・ファンダメンタル分析を理解する ・バリュエーション分析を理解する   ●スクリーニングを理解する スクリーニングとは、数多くある銘柄の中から投資したい銘柄を絞り込むために、条件を設定して精査することです。 数ある企業を1社ずつ細かく見ていては、時間が足りません。詳細な分析は、スクリーニングで候補を絞り込んだ後にする方がスムーズです。そのために、どういった条件でスクリーニングするのかを決めることは非常に重要です。 良い銘柄を選ぶために必要な条件が分かれば、膨大な銘柄の中から理想の銘柄を見つけやすくなります。   ●ファンダメンタルズ分析を理解する 長期投資を行う上で、企業の業績や今後の成長性を判断する力は必須とも言えます。企業が公開する決算資料などから業績を読み解こうにも、何の知識もなければ簡単ではありません。 スクリーニングによって銘柄の候補を絞り込めたとしても、企業の業績から良し悪しを判断できなければ運頼みになってしまいます。 正しく企業の価値を見るためにはファンダメンタルズ分析を理解する必要があります。ファンダメンタルズ分析とは、株式の本質的な価値(ファンダメンタル・バリュー)を知るための分析手法です。 株価は、市場価値から最終的に本来の企業価値へ収れんするとも言われている、と冒頭でお伝えしました。そのため、企業の財務状況や業績状況を分析することで、企業の価値を調べることが大切なのです。   ●バリュエーション分析を理解する 良い企業を見つけることが出来ても、株価の判断もできなければなりません。株式投資は安く買って高く売ることが基本です。そのため、本来の価値よりも割安になっている=絶好の購入機会をバリュエーションによって判断できる状態にしておく必要があります。 バリュエーションとは、株価が「割安なのか割高なのか」を知るために株価を評価することです。バリュエーションにもさまざまなやり方があります。バリュエーションを行う際には、将来のリターンを予想することの取り扱いには注意が必要です。自身での予想とバリュエーションによって評価する両方が必要になるのです。 他にも、ポートフォリオを組んで資産配分を考えることで、リスクをコントロールするのも大切ですので株式投資を実践しながら合わせて理解していきましょう。   株式の銘柄を選ぶ具体的なステップ 株式の銘柄を選ぶ際の具体的な手順を解説します。   長期投資の銘柄の候補を絞り込む(スクリーニング) 1社ずつ決算資料を見て分析する(ファンダメンタルズ分析) 投資候補リストを作成する(ポートフォリオ) 売買するタイミングを見極める(バリュエーション分析)   それぞれに必要な知識は異なるため、覚えることが大変かもしれませんが新たな収入源を確保するためにも銘柄を正しく選べる力を身につけていきましょう。   1.長期投資の銘柄候補を絞り込む(スクリーニング) 株式の銘柄候補をスクリーニングで絞り込む方法には、ウィリアム・J・オニールが提唱している長期に渡って成長が期待できる銘柄を選び出す「CAN-SLIM」などの手法があります。 オニールの投資法は、比較的小さな会社のうちから成長しやすそうな株式の銘柄を探し出すことに適しています。そのため、自身の求めるリスク幅によって、スクリーニング条件を模索して調整する必要がある点には注意が必要です。 例えば、ある程度の成長は済んでいるため大化けはしないが今後も成長が期待できる銘柄と、機関投資家も参入を迷うくらいの規模で大化けする期待ができる銘柄ではスクリーニング条件は異なるためです。 ここでは、ひとつの目安として「CAN-SLIM」の条件についてを解説します。   C=Current earnings 「当期四半期のEPSと売り上げ」を前年同期比で比較をしてみましょう。   EPS=25%以上 売り上げ=20%以上   上述の水準がひとつの目安ですが、正解は決まっているわけではありませんので色々模索してみてください。   A=Annual earnings 「年間EPSの増加」を前年同期比で比較してみましょう。   年間売上=25%以上 年間EPS=25%以上   N=New product or service 「新興企業、新製品、新経営陣、新高値」の観点でも情報を集めてみましょう。 こちらで重要になるのは、新しいものであり投資家の期待が高まりそうであるかです。   S=Supply and demand 「株式の需要と供給」は、出来高が増えているかどうかです。 例えば、高値を記録した時の出来高が1.5倍以上を目安に増加していれば機関投資家が動いている可能性が高くなるためです。   L=Leader or laggard 「主導銘柄か停滞株か」は、業界トップであるかどうかです。 業界1位であることは長く生き残りやすく成長性が期待できるためです。   I=Institutional sponsorship 「機関投資家による保有」は、ここまでにも触れましたが株価の上昇に大きく影響を与えるほどの資金が投資されるため重要です。 前述の「S」にもある通り、直近の出来高をよく確認することで判断しましょう。   M=Market direction 「株式市場の方向」は、トレンドと呼ばれる景気動向が上昇しているのか下降しているのかです。 どれだけ良い銘柄でも市場が下降トレンドの時は、株価が下落しやすくなるためです。特にこれから下降トレンドに入るようなタイミングの銘柄は、改めて検討するようにしましょう。   これら7つのスクリーニング項目をすべて満たす銘柄を絞り込むことで成長する可能性のある銘柄を見つけやすくなります。   2.企業の業績を知るには決算資料を確認する(ファンダメンタルズ分析) 上場会社は3ヶ月に一度決算を発表します。決算資料を見ることで、その企業がどのような状況かを知ることができます。株式投資で自分の求めている良い銘柄かを判断するときに、決算資料の見方が分からなければ運頼みの投資となってしまいます。 決算資料の中でも「決算報告書」と「決算書」を状況に応じて確認しましょう。   <決算報告書で見るべき資料> 1、決算短信 四半期決算ごとに提出されます。直近の決算情報を知る際に確認しましょう。   2、有価証券報告書 詳細な決算情報が記載されているため、通年の詳細な決算情報を知る際に確認しましょう。   <決算書で見るべき資料> ・貸借対照表 ・損益計算書 ・キャッシュフロー計算書   これらを合わせて「財務三表」と呼ばれています。   ○貸借対照表 企業活動の歴史が反映された一時点での資産の内訳と資金調達の構成を示した資料です。左側が資産、右側が株主資本と負債という構造になっています。これにより、会社の資産がどのような資金調達で構成されているのかが分かります。 また、この構成によって会社がどのような資本政策を意図しているかも分かります。 株主資本は、過去の当期純利益から配当を差し引いたものが蓄積されてきたものです。つまり、過去の利益の積み重ねと言えます。決算が当期純利益であれば株主資本は増えます。最終赤字となる当期純損失であれば株主資本が減ってしまいます。   ○損益計算書 損益計算書とは、会社の利益を知ることができる決算書類のことです。収益・費用・利益が記載されている「企業と経営者の一年の成績表」のようなものです。企業が年間の事業活動で、いくらの売上高があり、費用がいくらかかり、利益がいくらになり、税金をいくら支払い、最終的な利益がいくら残ったのかを知るための資料です。 キャッシュフロー計算書と似ていますが、会計上の費用や利益を見るものです。   ○キャッシュフロー計算書 お金の流れを示した資料です。損益計算書と異なる点は、会計上のフローではなく実際の現金の流れを見る点です。   <キャッシュフローの種類> ・営業活動によるキャッシュフロー 本業の営業活動による現金の出入りを表します。   ・財務活動によるキャッシュフロー 設備投資や有価証券への投資の状況を表しています。   ・投資活動によるキャッシュフロー 銀行からの融資や社債などの資金状況を表します。   例えば、在庫が減り現金が入ればキャッシュフローはプラスになります。在庫が増えるとマイナスとなります。つまり、現金を軸に考えるということです。 そのため、設備投資などをした場合には現金が減るためマイナスとなります。銀行から借入をするような場合には、プラスとなり返済するとマイナスとなります。   ●決算資料で見るべきポイント いくつも項目がある決算資料ですが、すべてを完璧に読み解ける必要はありません。株式投資で銘柄を選ぶ際に重要なのは「利益や株主資本」に関する部分です。具体的には以下の数値はチェックしておきましょう。   ・営業利益の水準 ・当期純利益・純損失 ・株主資本比率 ・ROE(株主資本利益率)   特に重要なのが当期純利益です。当期純利益とは、企業が年間の事業活動によって売上高から必要な経費や税金を差し引いた後の最終的な利益です。この当期純利益の中から株主へ配当が支払われるため、利益の金額や利益率の推移は把握しておくと良いでしょう。 当期純利益が黒字であれば、株主資本が積み上がるため企業価値が上がることになります。だからこそ、当期純利益を計上し続けているかが重要なポイントとなるのです。減益であっても、赤字になっていなければ株主資本は積み上がります。そのため、赤字になっていないかをチェックすることは重要です。   株を売買すべきタイミングを知る指標(バリュエーション分析) 良い銘柄が分かっても適切な売買のタイミングが分からなければ株式投資は上手くいきません。 株価は業績に連動するため、長期投資においてバリュエーションによる株価の評価は必須です。割安になっているのか、割高になっているのかを知ると、いつ買うべきかの判断が可能です。 今の株価がどのくらいになると割安・割高なのかを判断するためには、いくつかの指標をチェックすることが必要です。 「この指標だけを見れば良い」というものでもなく、人によってさまざまです。そのため、必ず押さえておきたい重要な指標をピックアップして解説します。   ●バリュエーションに必要となる代表的な指標 PER=株価収益率=株価 ÷ EPS(1株あたり純利益) PERとは、1株あたりの利益と比べて何倍で株式を購入されているかを見る指標です。PERが低いほど利益に対して株価が割安で、高いほど株価が割高ということです。 本来、企業の経営は余ったキャッシュを投資に回すことで拡大を目指します。ですが、日本企業に多い内部留保=キャッシュを貯め込んでいる場合には、PERが高くなってしまいます。そのため、PERだけで判断せず他の指標と組み合わせることが大切です。 算出方法は複数ありますが、株価を1株あたり純利益であるEPSで割ることにより算出できます。または、「時価総額 ÷ 純利益」でも算出できます。   PBR=株価純資産倍率=株価 ÷ BPS(1株あたり純資産) PBR(株価純資産倍率)とは、1株あたりの純資産と比べて何倍で株式を購入されているかを見る指標です。PBRが1倍に満たなければ割安で、1倍を超えると割高であると考えるのがひとつの目安です。 PBRが1倍ということは、株価とBPS(1株あたり純資産)が等しいということです。 株価を1株あたり純資産であるBPSで割ることにより算出します。または、「時価総額 ÷ 純資産」でも算出できます。   EPS=1株当たり純利益=当期純利益 ÷ 発行済株式総数 EPSとは、1株当たりの純利益のことです。EPSが高いほど利益の多い企業ということですが、同じ利益を出す企業でも発行済株式総数が多ければEPSは低くなります。 企業は、一定期間ごとに増資を行い、新規事業の着手や事業拡大を行う必要があります。ですが、的確な計画により行われる増資ではない場合、1株当たりの収益が低下してしまいます。 このような株式は、投資価値という観点からはあまり高く評価されなくなります。 EPSは、純利益を発行済み株式数で割ることにより算出できます。   BPS=1株当たり純資産=純資産 ÷ 発行済株式総数 BPSとは、一株当たり純資産のことです。BPSが高いほど純資産が多く、負債が少ないということです。つまり、安定した企業であると判断できます。 一方で、BPSが低いと純資産が少なく、負債が多いということです。これは、安定していない企業であるということです。  BPSは、純資産を発行済株式総数で割ることにより算出できます。   ROE=株主資本利益率=当期純利益 ÷ 株主資本 × 100 ROE(株主資本利益率)とは、株主資本(純資産)に対してどれだけの利益が生み出されたのかを見る指標です。企業が株主資本をいかに効率的に運用して利益を生み出したかが分かります。ROEは、自己資本利益率とも呼ばれます。 ROEは、以下の要素に分解することもできるため、それぞれの要素が改善することでROEの水準を上げていくことができます。   ROE=売上高純利益率 × 総資産回転率 × 財務レバレッジ   株主の立場から見ると、株主資本利益率が高い会社は「自分が投資したお金を使って効率よく稼いでいる会社」であると見ることができます。逆に、自己資本利益率が低い会社は「経営効率の悪い会社」である判断され、投資家からのお金も集まりにくくなります。 国内の上場企業は2022年6月時点までで、毎年10%前後です。そのため、ROEが10~20%程度であれば優良企業であると判断されます。   銘柄を選んで株式を購入する際には、証券口座ごとに取扱銘柄数や手数料の条件などが変わるため注意が必要です。おすすめの証券口座は「株式投資を始めるなら証券口座は〇〇で開設しよう!おすすめ3選」で紹介していますので、あとで目を通してみてください。   株式投資で良い銘柄の選び方についてのまとめ 長期的な視点での株式投資は、会社員のように本業であまり時間を取れない中でも取り組みやすい魅力があります。それだけでなく、買いのタイミングを間違えても、企業が成長することで長期的に見れば問題になりづらくなります。つまり、長期で見れば負けづらいということです。 しかし、これには注意点もあります。それは、長期的に成長していく株式を選ばなければならないということです。長期だからどれを選んでも負けないわけではありません。 なぜなら、短期的には業績が良くても、変化の激しい現代では生き残れるだけの力を持つ企業でなければ株価が下がり、大きな損失に繋がる場合もあるからです。 だからこそ、長期投資を続けていくためには「投資し続けても問題ないかを判断できる知識」を身につける必要があるのです。ですが、長期的にリターンを得るためには少しでも早く始めておきたいはずです。 知識が不足している中でも何か取り組みたい場合には、投資信託やETFでインデックス投資などから始めてみるのはいかがでしょうか。インデックス投資などの低リスクな投資で慣らしながら、並行して株式の銘柄を自身で選んでいけるように知識習得も進めていくと良いでしょう。 知識を身に付けるためには、独学も大切ですがスクールなどを利用して、効率的に実践的なノウハウを学ぶことが効率的です。講師になるわけではなく、副業の投資で稼ぐ点においては、独学だけで学ぶと情報の偏りが発生してしまうためです。   長期視点での株式投資は多くの知識を必要とします。そのため、まずはチャート分析だけでも取り組める株式トレードから始めるのがおすすめです。現役の億トレーダーが実際に使っている手法や考え方を学べる講座に関しては「株式投資講座ページ」をご覧ください。   会社員をしながら副業投資で資産を増やすための実践的なノウハウを無料セミナーでも公開しています。気になるテーマがないか随時チェックしてみてください。 セミナースケジュールはこちら>>     おすすめ記事 投資は副業に該当しない!初心者におすすめの投資とは? サラリーマンこそ副業を!副業で株式投資を始める前に知っておくべきこと 初心者でも負けにくい株式トレードとは?副業投資家が損失を最小限に抑えて勝ちやすくする方法を解説 株式投資初心者が注意すべき点を解説!大損しやすい株4選 株式投資を始めるにはいくら用意すればいい? 少額投資も紹介 株式投資を始めるなら証券口座は〇〇で開設しよう!おすすめ3選 株式投資で負けない方法とは?〇〇能力を身に付けよう! 副業が会社にバレない方法とは?バレにくい副業も解説 【解決】投資は副業じゃない?ってホントなの?会社にバレにくい投資方法も解説 サラリーマンでもできる税金対策!副業を始めるなら節税も意識しよう 【永久保存版】個人投資家の9割が勝てない3つの理由と負けない為の秘策大公開‼︎ 今後の日本株で勝つために知るべきトレード手法大公開‼︎【株式投資】 【株式投資基礎】移動平均線の本質と勝率を劇的に上げるトレード徹底解説‼︎  
2023.09.16
副業用の銀行口座は分けるべき?メリット・デメリットと、ネット銀行を選ぶときのポイント・屋号口座の作り方
「副業の報酬が入る口座は、普段使っている口座と分けたほうがいい?」「屋号付きの口座はどうやって作るの?」。副業アカデミーにも、副業を始めたばかりの方からよく寄せられる相談です。 この記事では、副業用の銀行口座を分けるメリット・デメリット、個人名義の口座と屋号付き口座の違い、ネット銀行を選ぶときのチェックポイント、口座開設に必要な書類を解説します。 この記事の要点 副業用の口座を分ける義務はありませんが、分けておくと入出金の記録がまとまり、確定申告の帳簿づけがぐっと楽になります。 副業の規模が小さいうちは、個人名義の口座で十分です。屋号付きの口座は、開業届を出して事業として続ける段階になってから検討しましょう。 ネット銀行を選ぶときは、振込手数料の無料回数の条件、報酬を受け取るときの手数料、会計ソフトとの連携などを比べます。手数料や優遇条件はよく変わるため、必ず公式サイトで最新の内容を確認してください。 口座を分けても、会社に副業が知られるかどうかには関係しません。口座を他人に貸したり売ったりすることは犯罪です。 副業用の銀行口座は分けるべき? 結論からいうと、副業用の口座を分ける法律上の義務はありませんが、分けておくのがおすすめです。 副業をしていると、報酬の入金、パソコンや書籍などの経費の支払い、ツールの利用料など、お金の出入りが増えていきます。これがプライベートの入出金と同じ口座に混ざると、あとで「どれが副業のお金か」を1件ずつ見分ける手間がかかります。 副業のお金を1つの口座にまとめておけば、通帳や入出金明細を見るだけで、副業の収入と支出を把握できます。 副業用の口座を分けるメリット 1. 確定申告の帳簿づけが楽になる 会社員で、給与以外の所得(副業の収入から経費を引いた金額)が年間20万円を超える場合は、原則として確定申告が必要です。申告では、1年分の収入と経費をまとめる必要があります。 副業専用の口座があれば、その明細をもとに収入と経費を集計できるので、集計の手間と計算ミスを減らせます。20万円以下で確定申告が不要な場合でも、住民税の申告は必要なので、記録を残しておくことに変わりはありません。 2. 副業の収支がひと目でわかる 副業の口座の残高が増えているか減っているかを見るだけで、副業がどれくらい利益を出しているかがわかります。経費をかけすぎていないかにも気づきやすくなります。 3. 屋号付きの口座なら、事業の名前で取引できる 開業届を出して屋号(事業の名前)を決めている場合は、屋号付きの口座を作れることがあります。取引先に報酬の振込先を伝えるときに、事業の名前で示せるのがメリットです。 副業用の口座を分けるデメリット・注意点 口座の管理が1つ増える 口座が増えると、残高やキャッシュカード、ログイン情報の管理も増えます。使わなくなった口座を放置すると、銀行によっては未利用口座の手数料がかかることもあります。 口座間でお金を移すときに手数料がかかることがある 副業の報酬を生活費に使いたいときや、経費を支払うときに、口座間でお金を移す必要があります。他行への振込には手数料がかかることが多いので、無料で振り込める回数や条件を確認しておきましょう。 同じ銀行で2つ目の普通口座は作れないことが多い 多くの銀行では、個人が同じ銀行で持てる普通口座を原則1つにしています。すでに使っている銀行で副業用の口座を作りたい場合は、目的別にお金を分けて管理できる機能がないかを確認するか、別の銀行で口座を作ることになります。 個人名義の口座と屋号付き口座、どちらを作る? 副業用の口座には、大きく3つの選択肢があります。 種類 向いている人 開設のしやすさ 個人名義の口座(2つ目の口座) 副業を始めたばかり、規模が小さい 本人確認書類があれば作れる 屋号付きの個人事業主口座 開業届を出し、事業として続けている 事業の実態がわかる書類と審査が必要 法人口座 会社を設立している 登記の書類などが必要で、審査も厳しめ 副業の所得は、帳簿書類の保存がなく規模も小さいうちは、事業所得ではなく雑所得として扱われることが多いです。その段階なら、個人名義の口座で十分です。屋号付きの口座は、開業届を出して事業として本格的に続けるようになってから検討しましょう。 なお、会社員が会社を設立して役員になると、勤務先の就業規則の副業規定に触れる場合があります。公務員は、営利企業の役員を兼ねることが法律で禁止されています。 ネット銀行を選ぶときのチェックポイント 副業用の口座には、ネット銀行がよく使われます。24時間スマホで残高確認や振込ができ、平日の日中に窓口へ行けない会社員でも使いやすいためです。個人事業主向けの口座を用意しているネット銀行もあります。 選ぶときは、次の点を比べてみてください。 チェックポイント 確認すること 振込手数料 他行宛ての手数料と、無料になる回数・条件(残高や取引状況で変わることが多い) 報酬を受け取るときの手数料 使うクラウドソーシングやフリマアプリなどの出金手数料が、振込先の銀行によって変わらないか ATM手数料 現金を使う場合、使えるATMと無料回数の条件 明細のデータ化・会計ソフト連携 入出金明細をデータで取り出せるか、使いたい会計ソフトと連携できるか 個人事業主向け口座の有無 将来、屋号付きの口座に切り替えたいときに同じ銀行で作れるか セキュリティ 振込時の追加認証(アプリやワンタイムパスワード)、利用限度額の設定ができるか 2024年以降、日銀の利上げを受けて預金金利を引き上げる銀行が増え、手数料や優遇の条件も各行で見直しが続いています。「手数料無料」とあっても、多くは回数や条件つきです。口座を作る前に、各銀行の公式サイトで最新の手数料表と条件を確認してください。 屋号付き口座の開設に必要な書類と流れ 主な必要書類 必要な書類は銀行によって異なります。一般的には、次のようなものを求められます。 本人確認書類:マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなど 開業届の控え:税務署に提出した個人事業の開業届の控え。e-Taxで提出した場合は、受付結果(受信通知)の画面など 確定申告書の控え:すでに申告している場合。2025年1月から、税務署の窓口で申告書の控えに受付日付の印を押す取り扱いが終わっているため、e-Taxの受信通知などで提出したことを示す場合があります 事業の実態がわかる資料:事業のWebサイト、名刺、取引先との契約書、請求書など 開設の流れ 銀行のWebサイトや窓口で申し込む 本人確認書類と事業の資料を提出する(ネット銀行はアップロードやアプリでの撮影が中心) 銀行の審査を受ける 審査に通ったら、キャッシュカードなどを受け取る(簡易書留など本人限定の郵便で届くことが多い) 銀行は、口座が詐欺などの犯罪に悪用されないよう、利用目的や事業の実態を確認しています。審査に時間がかかったり、追加の資料を求められたりすることがあり、審査に落ちても理由は教えてもらえないのが一般的です。その場合は、事業の実態がわかる資料をそろえ直すか、別の銀行で申し込んでみましょう。 また、本人確認のルールは見直しが進んでおり、2027年4月からは、ICチップ付きの本人確認書類(マイナンバーカードなど)を使った確認が中心になる予定です。手続きの方法は、申し込む時点の銀行の案内に従ってください。 口座を作ったら、帳簿づけと確定申告に活かす 副業の入出金は、なるべく副業用の口座にまとめる:経費の支払いも、副業用の口座から引き落とされるカードなどにそろえると、集計がさらに楽になります 生活費に回すときは、まとめて移す:副業の口座から生活費の口座へお金を移すこと自体は問題ありません。回数を減らすと、手数料も記録の手間も減らせます 領収書や請求書も保存する:口座の明細だけでは何に使ったかがわからないことがあるため、領収書などの書類も一緒に保存しておきましょう 確定申告の手順は「副業の確定申告のやり方」を、申告が必要になる基準は「副業の20万円ルールとは?」をご覧ください。 やってはいけないこと 口座を他人に貸す・売る・譲る 自分の口座やキャッシュカードを他人に渡したり売ったりすることは、犯罪収益移転防止法で禁止されている犯罪です。「口座を貸すだけで報酬がもらえる」といった誘いは、詐欺グループが口座を集める手口です。絶対に応じないでください。 家族など他人名義の口座で副業の報酬を受け取る 他人名義の口座で受け取っても、税金の上では実際に稼いだ本人の所得として扱われます。所得を隠すために名義を変えることは、脱税とみなされるおそれがあります。 「口座を分ければ会社にバレない」と考える 口座を分けることと、副業が会社に知られるかどうかは関係ありません。会社に知られるきっかけとして多いのは、住民税です。詳しくは「副業が会社にバレる原因と住民税「普通徴収」の手順」で解説しています。 よくある質問 Q. 副業用の銀行口座は必ず作らなければいけませんか? A. 法律上の義務はありません。ただし、副業の入出金を1つの口座にまとめておくと、収入と経費の集計がしやすくなり、確定申告の帳簿づけが楽になるため、分けておくのがおすすめです。 Q. 副業用の口座は個人名義でもいいですか? A. はい。副業を始めたばかりで規模が小さいうちは、個人名義の口座で十分です。屋号付きの口座は、開業届を出して事業として続けるようになってから検討しましょう。 Q. 屋号付きの口座を作るには、開業届が必要ですか? A. 多くの銀行で、開業届の控えなど、事業をしていることがわかる書類の提出を求められます。必要な書類は銀行によって異なるため、申し込む前に各銀行の案内を確認してください。 Q. 同じ銀行で2つ目の口座を作れますか? A. 多くの銀行では、個人が同じ銀行で持てる普通口座は原則1つです。目的別にお金を分けて管理できる機能がある銀行もあるので確認するか、別の銀行で副業用の口座を作りましょう。 Q. 副業用の口座はネット銀行がいいですか? A. 24時間スマホで残高確認や振込ができるため、会社員には使いやすい選択肢です。振込手数料の無料回数の条件、報酬を受け取るときの手数料、会計ソフトとの連携などを比べて選びましょう。手数料や条件は変わることがあるので、公式サイトで最新の内容を確認してください。 Q. 口座を分ければ、副業が会社にバレませんか? A. 口座を分けることと、会社に知られるかどうかは関係ありません。会社に知られるきっかけとして多いのは住民税です。副業を始める前に、勤務先の就業規則を確認しておきましょう。 Q. 副業用の口座のお金を生活費に使ってもいいですか? A. 問題ありません。生活費の口座へまとめて移すようにすると、振込手数料も帳簿づけの手間も減らせます。 Q. 屋号付き口座の審査に落ちたらどうすればいいですか? A. 審査に落ちた理由は、一般に教えてもらえません。事業のWebサイトや取引先との契約書など、事業の実態がわかる資料をそろえ直すか、別の銀行で申し込んでみましょう。 Q. 口座を貸すだけでお金がもらえると誘われました。大丈夫ですか? A. 応じないでください。口座やキャッシュカードを他人に貸したり売ったりすることは、法律で禁止されている犯罪です。詐欺グループが犯罪に使う口座を集める手口なので、誘いを受けたら警察や銀行に相談してください。 ※この記事は、執筆時点の制度や一般的な銀行の取り扱いをもとに解説したものです。手数料、優遇条件、必要書類、審査の基準は銀行ごとに異なり、変更されることがあります。口座を開設する際は、各銀行の公式サイトで最新の情報をご確認ください。税金の扱いは、国税庁のWebサイト、税務署、税理士などの専門家にご確認ください。 まとめ 副業用の銀行口座を分ける義務はありませんが、分けておくと入出金の記録がまとまり、確定申告の帳簿づけが楽になります。規模が小さいうちは個人名義の口座で十分で、屋号付きの口座は開業届を出して事業として続けるようになってから検討しましょう。 ネット銀行を選ぶときは、振込手数料の無料回数の条件や報酬を受け取るときの手数料、会計ソフトとの連携を比べ、最新の条件は公式サイトで確認してください。 副業アカデミーでは、副業の始め方や、お金の管理の基本を学べるセミナーを開催しています。これから副業を始める方は、セミナーの一覧をご覧ください。 セミナー一覧を見る どんな副業が自分に向いているか迷っている方は、LINEの無料診断を試してみてください。5つの質問に答えるだけで、あなたに合う副業・資産運用がわかります。 おすすめ記事 副業の確定申告のやり方|20万円ルール・必要書類・期限と、無料で相談できる窓口 副業の20万円ルールとは?確定申告が不要になる条件と、20万円以下でも必要な手続き 副業でも青色申告は利用できる?青色申告のメリットデメリットを解説 副業が会社にバレない方法は?バレる原因と住民税「普通徴収」の手順、やってはいけない対策 副業禁止は違法?会社が副業を制限できる4つのケースと、就業規則・懲戒処分・公務員のルール { "@context": "https://schema.org", "@type": "FAQPage", "mainEntity": [ { "@type": "Question", "name": "副業用の銀行口座は必ず作らなければいけませんか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "法律上の義務はありません。ただし、副業の入出金を1つの口座にまとめておくと、収入と経費の集計がしやすくなり、確定申告の帳簿づけが楽になるため、分けておくのがおすすめです。" } }, { "@type": "Question", "name": "副業用の口座は個人名義でもいいですか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "はい。副業を始めたばかりで規模が小さいうちは、個人名義の口座で十分です。屋号付きの口座は、開業届を出して事業として続けるようになってから検討しましょう。" } }, { "@type": "Question", "name": "屋号付きの口座を作るには、開業届が必要ですか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "多くの銀行で、開業届の控えなど、事業をしていることがわかる書類の提出を求められます。必要な書類は銀行によって異なるため、申し込む前に各銀行の案内を確認してください。" } }, { "@type": "Question", "name": "同じ銀行で2つ目の口座を作れますか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "多くの銀行では、個人が同じ銀行で持てる普通口座は原則1つです。目的別にお金を分けて管理できる機能がある銀行もあるので確認するか、別の銀行で副業用の口座を作りましょう。" } }, { "@type": "Question", "name": "副業用の口座はネット銀行がいいですか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "24時間スマホで残高確認や振込ができるため、会社員には使いやすい選択肢です。振込手数料の無料回数の条件、報酬を受け取るときの手数料、会計ソフトとの連携などを比べて選びましょう。手数料や条件は変わることがあるので、公式サイトで最新の内容を確認してください。" } }, { "@type": "Question", "name": "口座を分ければ、副業が会社にバレませんか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "口座を分けることと、会社に知られるかどうかは関係ありません。会社に知られるきっかけとして多いのは住民税です。副業を始める前に、勤務先の就業規則を確認しておきましょう。" } }, { "@type": "Question", "name": "副業用の口座のお金を生活費に使ってもいいですか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "問題ありません。生活費の口座へまとめて移すようにすると、振込手数料も帳簿づけの手間も減らせます。" } }, { "@type": "Question", "name": "屋号付き口座の審査に落ちたらどうすればいいですか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "審査に落ちた理由は、一般に教えてもらえません。事業のWebサイトや取引先との契約書など、事業の実態がわかる資料をそろえ直すか、別の銀行で申し込んでみましょう。" } }, { "@type": "Question", "name": "口座を貸すだけでお金がもらえると誘われました。大丈夫ですか?", "acceptedAnswer": { "@type": "Answer", "text": "応じないでください。口座やキャッシュカードを他人に貸したり売ったりすることは、法律で禁止されている犯罪です。詐欺グループが犯罪に使う口座を集める手口なので、誘いを受けたら警察や銀行に相談してください。" } } ] }
2023.09.11
在宅副業なら家賃・光熱費は経費になる?会社員の節税テクニックを解説
こんにちは、副業アカデミーです。 この記事を読んでいる方の中にはすでに副業を始めている方もいらっしゃると思いますが、本業以外に副業で収入を得ている(副業で得た所得が年間で20万円を超えている)場合、ご自身で確定申告を行わなければなりません。 ここで一つ注意しておきたいのは、サラリーマンが会社から得る「給与」とは異なり、副業で得た収入については「経費」が認められるということです。 特に、自宅で副業を行っている場合、家賃や水道光熱費、通信費なども「経費」として計上できます。 このことを知っておくと、節税対策にも役に立ちます。   では実際、どのようなものが「経費」として認められるのでしょうか? 今回は、副業を行った時に算入できる経費について述べたいと思います。   副業で経費が認められる所得 確定申告をして税金がいくらになるかは、その年の「所得」によって決まります。 一口に「所得」と言っても、それが何によって得た収入なのか、によって細かく分類されています。 所得の種類には ・事業所得 ・不動産所得 ・利子所得 ・配当所得 ・給与所得 ・雑所得 ・譲渡所得 ・一時所得 ・山林所得 ・退職所得 の10種類があり、この中で経費が認められる所得は事業所得、不動産所得、雑所得の3種類になります。 「雑所得」とは原稿料や講演料、公的年金など「他の所得に当てはまらない所得」を指しますが、継続性のない(=事業にあたらない)副業収入の場合は「雑所得」に含まれます。 サラリーマンが空き時間に行う副業で得た収入は、ほとんど「雑所得」に該当しますが、開業届を提出して取り組んでいる副業は「事業所得」となります。 いずれにしても、これらの所得では経費の算入が認められています。   副業で経費が認められない所得 副業をしている人の中には、パートやアルバイトとして企業と雇用契約を結んで働いている人もいるでしょう。 その場合は、サラリーマンと同じく「給与所得」にあたるので、経費の計上は認められません。   経費について 経費とは一体何を指しているのか、その定義と種類について解説します。   経費とは? 「経費」とは何でしょうか? それは「事業を行なう上で必要な費用」のことです。 たとえば、物販で収入を得ている場合、商品を仕入れるために使ったお金は「経費」。 人を雇ったら、その人件費も「経費」。 店舗を借りていたら、その家賃も「経費」となります。 ただし、副業のために支払った費用であっても、まだ「使っていないもの」については経費として計上できません。   経費の種類 主な経費の種類(科目)については、以下のものがあります。 仕入――商品の購入費用(物販を行う場合など) 給料賃金――給料、賃金、食費や衣服などの現物支給 地代家賃――店舗、工場、倉庫などの敷地の地代や家賃など 旅費交通費――電車、バス、タクシー代、宿泊費 接待交際費――取引先などを接待する飲食代、中元・歳暮の費用 通信費――電話代、切手代など 荷造運賃――販売商品の包装材料費、荷造りのための賃金、運賃 修繕費――店舗、自動車、機械などの修理代 消耗品費――帳簿、文房具、用紙などの消耗品購入費 消耗品費については「取得価額が10万円未満の什器備品の購入費」という取り決めがあります(いわゆる「10万円ルール」というもの)。   経費の減価償却 仮に9万円のパソコンを購入した場合は「消耗品費」として算入できますが、取得金額が10万円以上となると、減価償却資産、つまりその人(または会社)が保有する資産という扱いになります。 この場合、「すぐに使い切ってしまうものではなく、何年間かに渡って事業に使われるもの」として、使い始めたときから期間の経過とともに少しずつ費用にする処理を行います。 たとえば10万円のパソコンを購入し、その耐用年数が5年だった場合、5年間で10万円を償却するという考え方です。 これを「減価償却費」と言います。 これらの経費は、いずれも領収証、レシートなどの証拠書類が必要となります。そして確定申告をした後も、最低5年間は証拠書類を保管しなければならないので注意しましょう。   副業でも家賃・光熱費は経費計上できる? 個人で副業する際の自宅家賃や光熱費の経費計上は、在宅で仕事をするかで可能かどうかが変わってきます。   在宅で仕事をする場合 自宅の一室を使って副業をしている場合などは、副業とプライベートで共用していて「100%ではないが、何割かは仕事で使っている」という曖昧な支出となります。 このような支出を「家事関連費」と言います。 自宅の家賃以外にも電気代、通信費、車のガソリン代なども「家事関連費」となります。 これらは副業で使用している割合を算出した上で、副業分の経費だけを計上することができます。 これを「家事按分」と言います。 副業で使用している金額は「支払い金額×仕事で使っている割合(事業割合)」で求めることができます。 したがって在宅で仕事をする場合は家事按分での経費計上が可能となります。   在宅で仕事をしない場合 在宅で仕事をしない場合は経費計上できません。 あくまでも副業で自宅を使用するケースのみ家賃や光熱費も経費にできるので注意しましょう。 例えば物販で商品を自宅で保管している、ライティングの執筆を自宅の一室で行っているなど副業での使用であれば経費にできる可能性が高いといえます。   家事按分を適用できるものは?いくら経費にできる? 自宅の家賃など家事按分によって経費として計上できるものがあります。 その計算はそれぞれの経費によって方法が異なります。   家賃を家事按分する 家賃は、自宅の総面積の中で仕事場が占める「使用面積」で考えてみます。 たとえば1か月の家賃が10万円として、家全体の面積が100平方メートル、仕事場の総面積が40平方メートルだとしたら、副業で使っているのは、40平方メートル÷100平方メートル=40%。 つまり、家賃100,000円×40%=40,000円が経費になります。 家賃は「使用面積」で考えるのが一番わかりやすく、それ以外で「仕事で使っている割合」を把握するのはなかなか難しいものです。 ただし、きちんと把握できるのであれば「1週間の使用日数」「1週間の使用時間」など別の基準で考えてもよいでしょう。   光熱費を家事按分する   電気・ガスなどの光熱費は、まず「使用時間」で算出します。 たとえば1か月の電気代が10,000円で、副業に使っている時間が25%とすると、10,000円×25%=2,500円になります。 他に「コンセントの数」で算出した場合、家全体のコンセントが10個、副業で使っているのが3個なら、10,000円×30%=3,000円となります。 基本的には副業に使用した時間で計算するようにしましょう。   通信費を家事按分する インターネット代やスマホ代も光熱費と同じく使用した時間で算出します。 たとえば1か月のインターネット代が5,000円で副業に使っている時間が25%とすると、5,000円×25%=1,250円になります。 副業でどの程度使用したかその割合を証明できれば、使用日数などの計算でも算出できます。   在宅での食費を家事按分する 経費として計上できるのは、副業で発生した費用のみです。 したがって、在宅での食事は交際費と違いプライベートでの費用となり、経費にはみなされません。   書籍・雑誌を家事按分する 書籍・雑誌は1冊ごとで経費として分けます。 副業に関係するものであれば経費にできますし、プライベートの分は計上できません。 書籍であれば全て経費計上できるわけではありませんので注意しましょう。 副業に関連するものは1冊ごとに領収書の保管が必要となります。   消耗品費を家事按分する 文房具や紙などは副業で使用する分は経費として計上できます。 10万円未満のパソコンも消耗品に含まれます。 この場合、1つのパソコンを副業とプライベートの両方で使用している際は、光熱費と同じく使用時間で算出するとよいでしょう。 なお、10万円以上は減価償却費となりますので注意が必要です。   車のガソリン代を家事按分する 車のガソリン代は、まず「走行距離」で算出します。 1リットル20km走る車で、副業で走った距離が60kmだとしたら、ガソリン3リットルを使用しています。ガソリン1リットルが130円なら、130円×3リットル=390円が経費となります。 次に「使用日数」で算出します。 1週間のうち副業に週2回使用している場合、副業に利用した割合は2÷7=28.6%。 1か月のガソリン代が10,000円として、10,000円×28.6%=2,860円が経費となります。 こうした家事按分を計算する際には、「走行距離」「使用日数」など異なる基準がありますが、基本的にはどの数字を基準にしても大丈夫です。 要は、税務署から説明を求められた時に、「自分はどういう考え方で按分しているのか」を客観的、合理的に説明できるのであれば問題ありません。   家事按分で経費計上する場合の注意点 自身で経費計上できると判断しても、税務調査で調査官に具体的な説明ができなければ経費として認められない可能性があります。 具体的な注意点を解説します。   事業所得と主張できる根拠を用意する 家事按分の根拠を用意することで、調査官に対して経費の合理性を示せます。 ですので、根拠となりえる領収書や自宅の間取り図・賃貸借契約書などを揃えておきましょう。 またいつでも説明できるよう、相手先や目的がわかる記録を残すことも必要です。 説明が難しいものや根拠となる資料が準備できない場合は、経費計上しないことも選択肢の1つといえます。 経費として計上した根拠の資料やデータは、確定申告が終わった後も5年間の保管義務があります。 捨てないように保管しましょう。   どのような目的で利用したのか説明できるようにする 根拠を用意するとともに重要なのが、何の目的で利用したか説明できるようにすることです。 調査官が客観的に見て経費と判断できる資料と説明があれば、指摘を受けても正当性を主張できます。 経費の内容を全て自分で把握し、説明できる前提で経費計上するとよいでしょう。   過剰な経費計上は指摘を受ける可能性がある 税金を安くするために、つい経費を多く計上したくなりますが過剰な経費計上は税務署から指摘を受ける可能性があります。 家事按分の割合を意図的に多くしたり、プライベートの使用分を計上しないように注意しましょう。 税務署から不適切な経費と判断されると不足している税金の追加支払いが発生する恐れがあります。 税務調査に入られても問題のないように適正な処理を心がけましょう。   青色申告を利用できる状態にする 青色申告とは確定申告の1つで、帳簿の付け方が複雑などデメリットはあります。 しかし、最大で65万円の所得控除を受けられる大きなメリットがあるので、使わない手はないでしょう。 申告には以下の2つの手続きが必要です。 ・開業届の提出 ・所得税の青色申告承認申請手続 基本的に開業届は開業から1か月以内に提出、所得税の青色申告承認申請手続は青色申告したい年の3月15日までが提出の期限となっています。 これらの手続きを済ませて青色申告を利用できるようにしましょう。   青色申告での経費計上の手順 まずは科目ごとに費用を集計します。 集計したものを帳簿に付けるのですが、青色申告では複式簿記による帳簿作成が求められます。 簿記の知識がない中で帳簿を付けるのは思った以上に負担がかかるものです。 ましてや副業をやりながらでは、難しい帳簿作成に時間を割きにくいのではないでしょうか。 そこでおすすめしたいのが、確定申告ソフトの利用です。 簿記を知らなくても科目ごとに入力するだけで帳簿ができあがります。 また会計ソフトによってはクレジットカードや銀行口座をひもづけて、自動で入力も可能です。 Free会計や弥生の確定申告ソフトなど無料で使えるものから選ぶとよいでしょう。   そもそも経費計上が難しいものに注意する 最初から経費への計上が難しいものがあります。 それらを頭に入れた上で経費の算出や家事按分をするようにしましょう。   住宅ローン・スーツ代・生計を一にする家族等への支払い 住宅ローンは家賃と同じく経費にできると思われがちですが経費にはなりません。 またスーツは仮に副業目的で購入したとしても経費では落とせないので注意が必要です。 そして、副業を家族に手伝ってもらい報酬を支払っても同じく経費としては認められづらいので頭に入れておきましょう。   プライベートでのみ利用したもの 経費を家事按分できるのは、副業で発生した費用のみです。 プライベートでのみ使用した費用は当たり前ですが経費計上はできません。 ですので、日頃からプライベートと副業で使用した分を明確に分けて整理し、混ざらないようにしておきましょう。   家事按分での経費計上についてのまとめ 副業の所得が「雑所得」や「事業所得」にあたる場合、「経費」を計上することができ、課税対象となる所得は「収入-経費」で計算されます。 また家賃や通信費など、副業とプライベートで明確に分けられない費用についても「家事按分」で経費に計上することができます。 以上のことを考慮して、上手に節税対策をしていきましょう。     今なら下記のページから無料セミナーに参加いただくと、「副業の始め方(ガイドブック)」や副業に役立つ動画コンテンツを定期的にプレゼント中です。   ■副業アカデミー認定講師ととLINEで副業の相談! ①株式投資講師たくてぃのLINEを登録 ②キーワード「副業コラム」を送信!!   おすすめ記事 在宅で稼げる副業は?種類や探し方すべてを解説 サラリーマンにもおすすめ!在宅で安全にできる副業12選 在宅でもできる女性におすすめの安全な副業5選を紹介 スマホ1台でも稼げる!おすすめのスマホ副業11選 あなたはどっち?副業で確定申告が必要な人と必要でない人 副業を独学で学ぶ意外な危険性とは?未経験から稼ぐ方法も解説 投資は副業に該当しない!初心者におすすめの投資とは? 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