おすすめしない副業とは?避けるべき副業の見分け方と、目的別に向かない副業・始めやすい副業
最終更新日:2022年12月1日

「副業を始めたいけれど、失敗したくない」「やめておいたほうがいい副業って、どんなもの?」。副業の種類が増えるほど、選び方に迷う方も多いのではないでしょうか。
おすすめしない副業には、大きく2種類あります。1つは、詐欺や違法な仕事など、誰にとっても避けるべき副業。もう1つは、目的によっては向かない副業です。たとえば、時間を切り売りする仕事は「すぐに少し稼ぎたい」人には合っても、「スキルを身につけて収入を伸ばしたい」人には物足りないことがあります。
この記事では、絶対に避けたい副業の見分け方と、目的別に向かない副業、反対に初心者が始めやすい副業の考え方を解説します。
この記事の要点
- 「いいねするだけ」のタスク副業、先にお金を払わせる副業、高額な情報商材、闇バイトや口座の売買は、誰にとっても避けるべき副業です。
- 収入を伸ばしたい人には、スキルが身につかず時間を切り売りするだけの副業は向きにくく、資金を減らしたくない人には、投資や仕入れが必要な副業は向きません。
- 生成AIの普及で、文章作成など「AIでもできる作業」だけの副業は競争が激しくなっています。
- 副業に「誰にでもおすすめ」はありません。目的・時間・資金・得意なことに合わせて選び、小さく試してから続けるかを決めましょう。
絶対に避けたい副業:詐欺・違法の可能性があるもの
まず、どんな目的の人にとっても避けるべき副業です。副業を探しているときほど、こうした誘いが目に入りやすくなります。
| 避けたい副業 | よくある誘い文句 | 何が起きるか |
|---|---|---|
| タスク副業 | 「いいねするだけ」「スクショを送るだけ」 | 少額の報酬の後に、参加費や手数料の名目で入金を求められる |
| 先にお金を払う副業 | 「教材や登録料を払えば仕事を紹介」「すぐ元が取れる」 | 支払った後、仕事がほとんど紹介されない |
| 高額な情報商材・コンサル | 「誰でも月◯万円」「今だけ特別価格」 | 数十万円の契約をしても、内容が乏しい |
| 人を勧誘して稼ぐ仕組み | 「友達を紹介するだけで報酬」 | 商品の購入や会員費が必要で、人間関係が壊れることも |
| 闇バイト・口座やスマホの売買 | 「高額・即日即金」「使っていない口座を買い取る」 | 犯罪に加担させられ、自分も罰せられる |
国民生活センターによると、「簡単なタスクで稼げる」とうたう副業のトラブルの相談は、2020年度の1,341件から2023年度は3,694件に増え、2023年度はSNSがきっかけの相談が63.4%を占めました。「稼ぐための副業なのに、先にお金を払う」「仕事の内容があいまい」「報酬が高すぎる」は、避けるべきサインです。手口と見分け方、相談先は副業詐欺の手口と見分け方で詳しく解説しています。
また、許可や資格が必要な仕事を、許可なく引き受けることも避けましょう。中古品を仕入れて売るなら古物商許可、家庭の不用品を有償で回収するなら一般廃棄物収集運搬業の許可が必要です。
おすすめしない副業の特徴
詐欺や違法なものでなくても、次のような特徴がある副業は、目的によっては「割に合わない」と感じやすくなります。
1. スキルが身につかない
誰でもすぐにできる単純作業は、始めやすい反面、担い手が多いため単価が上がりにくく、続けても仕事の幅が広がりにくい傾向があります。副業を通じて、将来の転職や独立にも役立つ力をつけたい人には物足りないことがあります。
2. リスクに見合わない
多額の初期費用や借金が必要な副業、損失が手持ちの資金を上回るおそれがある取引などは、失敗したときに生活や本業に影響します。副業に使うのは、失っても生活に影響しない範囲のお金にとどめましょう。
3. 時間を切り売りするだけ
時給や1件あたりの単価で報酬が決まる仕事は、働いた分だけ収入になる分かりやすさがある一方、収入を増やすには作業時間を増やすしかありません。本業の後に続けると、疲れがたまって長続きしないこともあります。
4. AIで代わりができる作業だけ
生成AIの普及で、仕事の中身が変わってきています。クラウドワークスの公表データでは、ChatGPT登場前(2021年10〜12月)と比べて2025年10〜12月は、ライティング系の案件数が46%減りました。一方で、取材・インタビュー関連は2.1倍、ショート動画関連は3.2倍に増えています。「AIでもできる作業」だけの副業は競争が激しくなっているので、人にしかできない部分があるか、AIを道具として使えるかを考えて選びましょう(Webライティングの副業はAIで稼げる?)。
収入を上げたい人におすすめしない副業
「副業で少しずつでも収入を伸ばしていきたい」という人には、次のような副業は向きにくい傾向があります。
- 単純な作業の内職・データ入力:始めやすい一方で単価が低く、スキルが積み上がりにくい
- アンケートモニター・ポイントサイト:すき間時間にできるが、1件あたりの報酬は小さい(商品モニターの副業の実態)
- 単発のアルバイト:働いた分は確実に収入になるが、時間を増やさないと収入は増えない。本業と労働時間が通算される点にも注意
ただし、これらが悪い副業というわけではありません。「まずは少しでも収入がほしい」「空いた時間を活用したい」という目的なら、十分に選択肢になります。大切なのは、自分の目的と合っているかどうかです。
少しでも資金を減らしたくない人におすすめしない副業
「手持ちのお金を減らすことは絶対に避けたい」という人には、次のような副業は向きません。
- 株式・FX・暗号資産などの投資や取引:元本が保証されておらず、値下がりで損をすることがあります。FXや信用取引では、預けたお金以上の損失が出ることもあります
- 物販:商品を仕入れるお金が必要で、売れ残ったり値下がりしたりすると、仕入れたお金が戻らないことがあります
- 初期費用が大きい事業:設備や在庫に多くのお金がかかる副業は、軌道に乗らなかったときの損失が大きくなります
資金を減らしたくない人は、手持ちのスキルや時間を使って報酬を得る、受注型の仕事から始めるのが向いています。投資や物販に興味がある場合も、仕組みとリスクを学んだうえで、失っても生活に影響しない少額から試しましょう。
初心者でも始めやすい副業は?
「おすすめしない副業」は人によって違うように、「始めやすい副業」も人によって違います。目的別に考えると、次のようになります。
| 目的・状況 | 検討しやすい副業の例 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| お金をかけずに、すぐ少し稼ぎたい | 単発のアルバイト、スキマ時間の請負(配達など)、家にある不用品の販売 | 収入は時間に比例。アルバイトは本業と労働時間が通算される |
| スキルを身につけて収入を伸ばしたい | 動画編集、デザイン、プログラミング、専門知識を活かした受注 | 学ぶ時間が必要。案件が取れるまで時間がかかることもある |
| 作業時間を自分で決めたい | 物販、ハンドメイド販売 | 仕入れや材料費が必要。売れ残りのリスク。中古品の仕入れは古物商許可 |
| 将来に向けて資産を増やしたい | NISAなどを使った長期の積立投資 | 元本割れのリスク。短期で大きく増やそうとしない |
| 家事や育児の経験を活かしたい | 家事代行、在宅での電話対応などの仕事 | 決まった時間の対応が必要なことが多い |
副業の種類ごとの初期費用やリスクの比較は会社員が在宅でできる副業12選、選び方の手順は副業の選び方|自分に合う副業が見つかる6つの軸でまとめています。
ブログ運営はおすすめしない?
ブログやアフィリエイトは、初期費用が少なく始められる一方、収入になるまでに時間がかかりやすい副業です。日本アフィリエイト協議会の2025年の調査では、アフィリエイトの月収が1,000円未満の人が52.5%でした。収入をすぐに得たい人には向きにくいですが、発信そのものを楽しめる人には選択肢になります。詳しくは副業ブログは不労所得・権利収入になる?で解説しています。
トレード(株式・FX)は初心者向き?
株式やFXの短期売買(トレード)は、値動きが大きく、判断の回数も多いため、初心者にとっては損失が大きくなりやすい取引です。「短期間で大きく稼げる」「負けない方法がある」といった情報には注意してください。投資を始めるなら、まずは仕組みとリスクを学び、少額の長期投資から試すのが一般的です(株のスイングトレードは副業でできる?)。
副業を始める前に確認しておきたいこと
- 勤務先のルール:就業規則を確認し、届出や許可が必要なら手続きをしてから始めましょう(どこからが副業?ケース別の解説)
- 確定申告:会社員の場合、副業の所得が年20万円を超えると確定申告が必要です。20万円以下でも住民税の申告は別に必要です(副業の確定申告のやり方)
- 小さく試す:いきなり大きな時間やお金をかけず、少額・短時間で試してから続けるかを決めましょう
よくある質問
Q. 絶対にやってはいけない副業はありますか?
A. 「いいねするだけ」などのタスク副業で入金を求められるもの、先に教材費や登録料を払わせるもの、高額な情報商材、闇バイト、口座やスマホの売買などは避けてください。詐欺や犯罪につながるおそれがあります。
Q. おすすめしない副業の特徴は何ですか?
A. スキルが身につかない、リスクに見合わない、時間を切り売りするだけ、AIで代わりができる作業だけ、といった特徴があります。ただし、目的によっては選択肢になるものもあるため、自分の目的と合っているかで判断しましょう。
Q. データ入力やアンケートモニターはやめたほうがいいですか?
A. 収入を伸ばしたい人には向きにくいですが、すき間時間を活用したい、まず少しでも収入がほしいという目的なら選択肢になります。ただし、作業の前にお金を払うよう求められるものは詐欺の可能性があるので注意してください。
Q. お金を減らしたくない人に向いている副業は?
A. 自分のスキルや時間を使って報酬を得る、受注型の仕事から始めるのが向いています。投資や物販は元本や仕入れたお金が減るリスクがあるので、仕組みを学んだうえで少額から試しましょう。
Q. Webライティングはおすすめしない副業ですか?
A. 生成AIの普及で、ライティング系の案件数は大きく減っています。専門知識や取材の経験がある人には今でも強みを活かせる仕事ですが、「AIで書けば楽に稼げる」と考えて始めると、現実とのギャップに悩むことになりかねません。
Q. 初心者が株やFXのトレードを副業にするのはどうですか?
A. 短期売買は損失が大きくなりやすく、初心者にはおすすめしにくい取引です。FXや信用取引では、預けたお金以上の損失が出ることもあります。投資を始めるなら、仕組みとリスクを学び、少額の長期投資から試すのが一般的です。
Q. 初心者でも始めやすい副業は何ですか?
A. 目的によって違います。すぐに少し稼ぎたいなら単発のアルバイトや不用品の販売、スキルを伸ばしたいなら動画編集やデザイン、作業時間を自分で決めたいなら物販やハンドメイド販売、資産を増やしたいなら長期の積立投資などが検討しやすい例です。
Q. 「誰でも簡単に稼げる」副業は本当にありますか?
A. 誰でも簡単に、すぐに大きく稼げる副業はありません。そうした言葉で勧誘する副業は、詐欺の可能性があります。お金を払う前に運営元や契約内容を確認し、不安なときは消費者ホットライン「188」に相談してください。
Q. 副業選びで失敗しないためには?
A. 副業で何を得たいかを決め、使える時間、初期費用とリスク、得意なことに合うかで比べましょう。候補を2〜3個に絞って調べ、少額・短時間で試してから続けるかを決めるのが失敗しにくい進め方です。
※この記事は、執筆時点の公開情報をもとに一般的な内容を解説したものです。副業の収入は、取り組む内容、時間、経験、市場の状況などによって大きく異なり、収入を保証するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。就業規則や税金、許可の詳細は、勤務先や税務署、警察署などにご確認ください。
おすすめしない副業についてのまとめ
おすすめしない副業には、詐欺や違法の可能性があり誰にとっても避けるべきものと、目的によって向かないものがあります。「先にお金を払う」「仕事の内容があいまい」「報酬が高すぎる」副業は避け、それ以外は、自分の目的・時間・資金・得意なことに合っているかで判断しましょう。
副業に「誰にでもおすすめ」はありません。候補を比べ、小さく試しながら、自分に合う副業を見つけていくことが大切です。
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