在宅でできる副業の探し方|仕事を見つける5つの方法と、避けたい在宅ワーク・在宅ならではの注意点
最終更新日:2023年1月23日

「通勤のない在宅で副業がしたい」「家事や育児の合間に、家でできる仕事を探したい」。在宅でできる副業に興味はあっても、どこでどう探せばいいのか、怪しい仕事を選んでしまわないか不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
在宅副業は、通勤の時間がかからず、すき間時間を使いやすいのが魅力です。一方で、「在宅で簡単に稼げる」とうたう詐欺も多く、探し方を間違えるとお金を失うこともあります。また、家で働くからこそ、作業環境や家族との時間の分け方にも工夫が必要です。
この記事では、在宅でできる副業の種類の考え方と、仕事を見つける5つの方法、避けたい在宅ワークの見分け方、在宅ならではの注意点を解説します。
この記事の要点
- 在宅副業は、仕事を受ける・物を売る・資産を運用する・発信する、の大きく4つに分けられます。使える時間とお金、得意なことに合わせて選びましょう。
- 仕事の探し方には、クラウドソーシング、スキルシェアのサービス、求人サイトの在宅案件、知人や元の職場からの紹介、自分で販売する場をつくる、などがあります。
- 「在宅で簡単に高収入」「先に教材費や登録料が必要」「仕事の内容があいまい」な案件は避けましょう。
- 在宅だからこそ、作業場所と時間の区切り、家族の理解、就業規則と確定申告の確認が大切です。
在宅でできる副業の種類
在宅でできる副業は、収入の得方によって大きく4つに分けられます。
| タイプ | 例 | 特徴 |
|---|---|---|
| 仕事を受ける | デザイン、動画編集、プログラミング、オンラインでの事務代行、文字起こし、在宅での電話対応 | 初期費用がかかりにくい。報酬は作業量やスキルに応じて決まる |
| 物を売る | 物販、ハンドメイド作品の販売、イラストなどデジタル作品の販売 | 作業時間を自分で決めやすい。仕入れや材料費が必要で、売れ残りのリスクがある |
| 資産を運用する | NISAなどを使った株式・投資信託の長期投資 | 積立なら手間は少ない。元本割れのリスクがあり、長い目で見る必要がある |
| 発信する | ブログ、SNS、動画、オンライン講座 | 初期費用は少ないが、収入になるまでに時間がかかりやすい |
生成AIの普及で、在宅の仕事の中身も変わってきています。クラウドワークスの公表データでは、ChatGPT登場前(2021年10〜12月)と比べて2025年10〜12月は、ライティング系の案件数が46%減った一方、ショート動画関連は3.2倍に増えました。「AIでもできる作業」だけの仕事は競争が激しくなっているので、人にしかできない部分があるか、AIを道具として使えるかも考えて選びましょう。
それぞれの副業の初期費用・リスク・AIの影響の比較は会社員が在宅でできる副業12選、主婦・会社員向けの比較は在宅副業7選で詳しくまとめています。どれを選ぶか迷う方は副業の選び方|6つの軸も参考にしてください。
在宅でできる仕事を見つける5つの方法
| 探し方 | 向いている人 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 1. クラウドソーシング | 実績づくりから始めたい人、Webで完結する仕事をしたい人 | 手数料がかかる。単価の低い案件や、条件の悪い案件もある |
| 2. スキルシェアのサービス | 得意なことをサービスとして出品したい人 | 出品しても依頼が来るとは限らない。評価が集まるまで時間がかかる |
| 3. 求人サイトの在宅案件 | 時給制で、決まった時間に働きたい人 | 雇用契約なら本業と労働時間が通算される。「完全在宅」かを確認 |
| 4. 知人・元の職場からの紹介 | これまでの仕事の経験を活かしたい人 | 本業と競合しないか。報酬や作業範囲を書面で決めておく |
| 5. 自分で販売・発信する場をつくる | 物販、ハンドメイド、教室などを自分で運営したい人 | 集客が必要。販売サイトの規約や、必要な許可を確認 |
1. クラウドソーシングで探す
クラウドソーシングは、仕事を頼みたい企業や個人と、仕事を受けたい人をつなぐWebサービスです。サイトに登録して案件に応募し、採用されたら作業をして納品します。応募から納品、報酬の受け取りまでWeb上で完結するのが特徴です。
最初は実績がないため、単価の低い案件から始めることが多くなります。応募の前に、報酬の額と支払いの時期、作業の範囲、修正の回数、手数料を確認しましょう。依頼者の評価や過去の取引も参考になります。
2. スキルシェアのサービスで探す
スキルシェアのサービスは、自分の得意なこと(デザイン、相談、教えることなど)をサービスとして出品し、購入してもらう仕組みです。自分で内容と価格を決められる一方、出品しただけでは依頼が来ないこともあります。実績や評価が集まるまでは、内容を具体的に書き、丁寧に対応することが大切です。
3. 求人サイトの在宅案件で探す
求人サイトでは、データ入力や電話対応など、時給制の在宅の仕事が見つかることがあります。応募の前に「完全在宅」「フルリモート」か、勤務時間の決まり、使う機材を確認しましょう。雇用契約で働く場合は、本業と副業の労働時間が通算されます。
4. 知人・元の職場からの紹介で探す
これまでの仕事で培った経験がある人は、知人や元の職場、取引先から仕事を紹介してもらえることがあります。条件のよい仕事につながりやすい一方、口約束だけで始めるとトラブルになりやすいので、報酬・作業範囲・納期は書面やメールで残しておきましょう。本業の取引先や競合先からの仕事は、就業規則で制限されていないか確認が必要です。
5. 自分で販売・発信する場をつくる
物販やハンドメイド作品の販売、オンラインの教室などは、販売サイトやSNSを使って自分で売る場をつくる方法です。仕事を「探す」のではなく「つくる」ので、自分のペースで進められますが、集客が必要です。中古品を仕入れて売る場合は古物商許可、食品などを扱う場合は営業許可などが必要になることもあります。
避けたい在宅ワークの見分け方
在宅の仕事を探していると、「スマホでいいねするだけ」「家で簡単な作業をするだけで高収入」といった誘いを目にすることがあります。国民生活センターによると、「簡単なタスクで稼げる」とうたう副業のトラブルの相談は、2020年度の1,341件から2023年度は3,694件に増え、2023年度はSNSがきっかけの相談が63.4%を占めました。次のような案件は避けましょう。
- 先にお金を払う必要がある:「教材費」「登録料」「機材代」などを払えば仕事を紹介する、という内職・在宅ワーク
- 仕事の内容があいまい:「誰でも簡単」「スマホだけ」と書かれているのに、何をするのか具体的に説明されない
- 報酬が相場より高すぎる:同じような仕事と比べて、報酬が明らかに高い
- 匿名性の高いアプリに誘導される:やり取りを、運営元が分からない個人のアカウントや、匿名性の高いアプリに移すよう求められる
- 運営元がはっきりしない:会社名・住所・電話番号・代表者が分からない
手口と相談先は副業詐欺の手口と見分け方、おすすめしにくい副業の考え方はおすすめしない副業とは?で詳しく解説しています。
在宅副業のメリット・デメリット
メリット
- 通勤がない:移動の時間と交通費がかからず、短い時間でも取り組みやすい
- すき間時間を使える:家事や育児、本業の合間に、少しずつ進められる仕事もある
- 働く時間を選びやすい:成果物を納める仕事なら、作業する時間帯を自分で決めやすい
デメリット
- 自己管理が必要:誰かに管理されないので、時間とスケジュールを自分で決めて守る必要がある
- 相談相手が少ない:分からないことがあっても、すぐに聞ける人がいないことが多い
- 仕事と生活の区切りがあいまいになりやすい:家にいる分、だらだら作業したり、家族の時間と重なったりしやすい
- やり取りが文章中心:メールやチャットでのやり取りが多く、伝え方の工夫が必要
在宅で副業をするときの注意点
作業場所と時間の区切りをつくる
パソコンやインターネット環境に加え、オンライン会議を使う仕事ならカメラやマイクも準備しておきましょう。作業する場所と時間を決めておくと、仕事と生活の区切りがつき、集中しやすくなります。パーソル総合研究所の2025年の調査では、副業をしている正社員の副業時間は平均で月23.0時間(週5〜6時間ほど)でした。無理のない時間から始めましょう(副業と本業を両立するコツ)。
家族の理解を得る
在宅副業は、家の中に仕事を持ち込むことになります。作業する時間や場所、得たお金の使い道などを家族と話し合っておくと、続けやすくなります。
就業規則と税金を確認する
会社員は、始める前に就業規則を確認し、届出や許可が必要なら手続きをしましょう。副業は隠れてするものではなく、確認してから始めるものです(どこからが副業?ケース別の解説)。会社員の場合、副業の所得(収入から経費を引いた金額)が年20万円を超えると確定申告が必要で、20万円以下でも住民税の申告は別に必要です(副業の確定申告のやり方)。家族の扶養に入っている方は、副業の収入で扶養の条件が変わることがあるので注意しましょう。
個人情報と機密を守る
在宅で企業の仕事を受ける場合、依頼者から預かった資料や個人情報を家族が見たり、SNSに載せたりしないよう注意しましょう。本業の情報を副業に使うことも避けてください。
よくある質問
Q. 在宅でできる副業にはどんなものがありますか?
A. デザイン・動画編集・事務代行などの仕事を受けるもの、物販やハンドメイド作品の販売など物を売るもの、NISAなどを使った長期投資、ブログやSNSなどの発信があります。使える時間とお金、得意なことに合わせて選びましょう。
Q. 在宅の副業はどうやって探せばいいですか?
A. クラウドソーシング、スキルシェアのサービス、求人サイトの在宅案件、知人や元の職場からの紹介、自分で販売・発信する場をつくる、といった方法があります。実績がないうちは、クラウドソーシングなどで小さな仕事から始める人が多いです。
Q. 未経験でも在宅の仕事は見つかりますか?
A. 見つかることはありますが、最初は単価の低い仕事から実績を積むことが多くなります。本業や趣味で身につけた知識を活かせる分野を選ぶと、仕事を見つけやすくなります。
Q. 「在宅で簡単に高収入」という求人は本当ですか?
A. 注意が必要です。仕事の内容があいまい、報酬が高すぎる、先に教材費や登録料を払う必要がある、といった案件は詐欺の可能性があります。お金を払う前に運営元を確認し、不安なときは消費者ホットライン「188」に相談してください。
Q. 在宅副業で気をつけることは何ですか?
A. 作業する場所と時間の区切りをつくること、家族の理解を得ること、就業規則と確定申告の確認、依頼者から預かった情報を守ることが大切です。
Q. 主婦でも在宅副業はできますか?
A. できます。家事や育児のすき間時間に進めやすい仕事を選ぶと続けやすくなります。家族の扶養に入っている場合は、副業の収入で扶養の条件が変わることがあるので、事前に確認しましょう。
Q. 在宅の副業でも確定申告は必要ですか?
A. 会社員の場合、副業の所得が年20万円を超えると確定申告が必要です。20万円以下でも住民税の申告は別に必要です。報酬や経費の記録は、始めたときから残しておきましょう。
Q. クラウドソーシングで気をつけることは?
A. 応募の前に、報酬の額と支払い時期、作業の範囲、修正の回数、手数料を確認しましょう。サイトの外での直接のやり取りや支払いを求められた場合は、トラブルにつながることがあるので注意してください。
Q. 在宅副業に向いているのはどんな人ですか?
A. 自分でスケジュールを決めて進められる人、分からないことを自分で調べられる人、文章でのやり取りが苦にならない人は、在宅の仕事を続けやすい傾向があります。
※この記事は、執筆時点の公開情報をもとに一般的な内容を解説したものです。副業の収入は、取り組む内容、時間、経験、市場の状況などによって大きく異なり、収入を保証するものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。就業規則や税金・扶養の詳細は、勤務先や税務署などにご確認ください。
まとめ
在宅でできる副業は、仕事を受ける、物を売る、資産を運用する、発信する、の4つに分けられます。仕事は、クラウドソーシング、スキルシェアのサービス、求人サイト、紹介、自分で販売する場をつくる、といった方法で探せます。
「在宅で簡単に高収入」「先にお金が必要」な案件は避け、作業場所と時間の区切り、家族の理解、就業規則と確定申告の確認をしたうえで、小さく始めてみましょう。
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