投資は副業に該当しない!初心者におすすめの投資とは?
最終更新日:2022年11月18日
老後2,000万円問題、年金制度の崩壊、終身雇用制度の終焉など、今私たち日本人は大企業にいても安心出来ない状況にあります。そのため、新たな収入源を増やすために副業を始める人が増えてきました。
会社員として本業が忙しい中でも副業で新たな収入源を確保するためには、多くの時間を費やす副業よりも投資に目を向けるのがおすすめです。何に、いつ、どの程度の金額を投資するかの見極めは必要ですが、長期的に投資金額を積み立てていくことで、少ない作業時間でも大きく資産を増やすことも可能です。
他にも、会社員は本業の収入によって安定して生活を維持できる状態が保てることも、投資に適していると言えます。なぜなら、投資にはリターンだけでなく損失が出る場合があるからです。
また、「働き方改革」が進み、副業が原則禁止だった状態から推奨される時代となった今でも、就業規則で副業を禁止している企業は少なくありません。そういった場合でも、投資なら取り組める場合があるのも始める人の多い理由です。
そこで今回は、副業が禁止されている会社員でも稼ぎやすい「投資」が具体的にどのようにおすすめなのかを解説していきます。
会社にバレずに副業に取り組みたい場合は「副業が会社にバレない方法とは?バレにくい副業も解説」もおすすめです。
投資は資産運用なので副業には当てはまらない
「投資は副業なのか?」という疑問をお持ちの方が多いのではないでしょうか。結論から述べると、投資は副業には該当しません。投資は資産運用の一環で、投資で得た利益は財産としてみなされるためです。就業規則で副業が禁止されている会社員や、原則副業禁止の公務員の方でも、投資は収入を増やす手段として認められています。
しかし、一方で投資は人によって注意しないと罰則を受けたり資産を失ったりする可能性があります。そのため会社員が投資をするにあたっての注意点を解説していきます。
投資は副業になるのかについては「【解決】投資は副業じゃない?ってホントなの?」で詳しく解説していますので、あとから目を通してみてください。
会社員が投資を始める際の注意点
会社員が投資を始めるときに注意すべき点は大きく3つあります。
・投資を禁止している職業でないかを確認する
・就業規則に違反していないかを確認する
・余裕資金で運用できる状態かを確認する
○株式投資を禁止している職業でないかを確認する
会社員が投資を始める際の注意点の1つ目は、株式投資を禁止している職業があることです。証券会社や生命保険会社などの金融機関の中には、「インサイダー取引」を防止するために株式投資を会社で禁止にしている企業もあります。
本業などで知り得た情報を投資に活用すると、インサイダー取引とみなされてしまうこともありますので、上記の金融機関でなくてもご自身が働いている会社の株式を買うときにも注意が必要です。
他にも監査法人やマスコミなども株式投資を禁止している企業があるため、自分の会社で株式投資が禁止されているのかを事前に確かめておくと安心です。
○就業規則に違反していないかを確認する
会社員が投資を始める際の注意点2つ目は、本業に影響があると罰則を受ける可能性があることです。
投資は副業ではないとはいえ、勤務時間中の取引や会社のパソコンでの取引、熱中し過ぎて夜通し取引をしてしまったことによる遅刻や欠勤など、本業に影響してしまうと罰則の対象になる可能性があります。
休憩時間は就業規則の適用範囲外となっているため、取引自体は問題ありませんが、上司や同僚が悪い印象を抱く可能性があるため、会社にいる時間は極力取引を避けたほうが良いでしょう。
副業を禁止している企業が多い理由については「副業禁止は合法?違法?会社員の副業がバレる理由と安全に副収入を得る方法」で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
○余剰資金で運用できる状態かを確認する
会社員が投資を始める際の注意点3つ目は、投資は全財産を使うのではなく余ったお金で行うことです。
なぜ余剰資金で行うのかというと、投資は必ずしも利益がでるわけではなく、生活費を投資に当ててしまうのはリスクが大きすぎるためです。投資で失敗してしまった時は生活ができなくなり、結果的に本業に支障をきたしてしまいます。
そのため、投資資金は必ず余剰資金から捻出し、慣れない内は少額から始めていくことが大切です。
副業を始める前にはデメリットも知った上で始めましょう。詳しくは「今からはじめる「副業の始め方」をメリットデメリットを含めて解説」で解説していますので、参考にしてみてください。
副業で投資をする際に重要なポイント
投資を行うためには運用する一定の資金が必要です。また、会社員の場合は1日の多くを本業に費やす必要があり時間の制約があります。これらを考慮すると、副業で投資に取り組む場合には下記のポイントが重要になります。
・本業の収入が安定して入ってくる
・日中忙しくても継続できる投資方法
・会社員の信用を活かした投資方法
・長期的に動かさない余裕資金が作れる
○本業の収入が安定して入ってくる
投資はリターンとして利益が得られるのと同様に、損失も発生します。そうなった場合にも、本業の収入が安定して入ってくる状態であれば、生活に支障が出づらくチャレンジしやすい環境だと言えます。
精神的にも安定した状態で投資判断を行う意味でも、生活が担保できる安定した収入源の重要性は高くなります。
○日中忙しくても継続できる投資方法
本業に多くの時間を費やす会社員の場合、デイトレーダーのように株式の売買中ずっと画面を見続けていることは困難です。
そのため、短期的な売買を繰り返すデイトレーダーのような投資方法ではなく数ヶ月〜数年単位で株式や不動産の売買を行なったり、保有し続けるような投資方法が適しています。
○会社員の信用を活かした投資方法
会社員や公務員のメリットは、安定した収入だけでなくローンなどに通りやすいステータス(信用)の高さです。
例えば、不動産投資はローンを組むことで大きな資産を得られます。これらが生む家賃収入や、購入時と同等か値上がりによる売却益を得ることで本業の合間でも収入を増やすことができます。
○長期的に動かさない余裕資金が作れる
上述でお伝えした通り、会社員は長期的な視点で投資を行っていくことが適しています。このことから、手をつけず運用に回し続けておける余裕資金が作れることが重要になります。
運用に回しておける余裕資金を作るためには、毎月の収入が不安定な状態では、最大の利益を得る前に資産を現金化しなければならなくなります。
さらに、現金化のためには手数料が発生する場合がほとんどです。投資を行う場合には、毎月の収入だけで生活を完結させていける収支管理が必要なのです。
投資で出た利益は再投資できるだけの余裕を持つ
投資には運用するための資金が必要です。運用資金が増えるほど当然ながら得られる利益も多くなります。他にも、資産を現金化する際には手数料が発生することがほとんどです。
そのため、投資によって得た利益は運用資金に追加して、複利効果を狙っていくことがおすすめです。つまり、資産を現金化して使う時期までは手をつけないようにすることも大切です。
これを続けるためには、しばらく使わなくても生活に支障がない余裕資金を作れる状態である必要があります。もし、余裕のない状態で手持ち資金をすべて投資に回してしまうと、運用途中の資産をすぐに現金化しなくてはいけなくなるかもしれないためです。
サラリーマンに適した投資方法
会社員のように、時間的な制限の多い状態でも合った投資方法があります。会社員が副業で取り組む投資で稼ぐには、具体的に以下の投資方法が適しています。
・本業の邪魔にならない株式の長期投資
・安定収入を活かしてハイリスクな仮想通貨投資
・信用を活用した不動産投資
○本業の邪魔にならない株式の長期投資
忙しい会社員の場合には、長期的な株式投資が適しています。デイトレードのような短期投資であれば、売買を行っている間は画面から離れられません。さらに、高度な知識を持ったプロのトレーダーと争わなくてはならないため非常に激戦です。
長期投資であれば、数年〜数十年単位で業績が伸びていく企業を見つけ出せれば、毎日画面から離れられないということはありません。数ヶ月に一度に銘柄を売却するのか保有し続けるのかを判断していくだけでも運用できるため取り組みやすいということです。
株式投資については「サラリーマンが副業で株式投資を始める前に知っておくべきこととは?」で株式投資を副業で取り組む方法を解説しているので、目を通してみてください。
○安定収入を活かしてハイリスクな仮想通貨投資
本業での収入があることを活かして、ハイリスクなものにあえて取り組むのも会社員という立場を活かした方法です。そのため、生活するための資金として行う場合には避けた方が良いでしょう。
ハイリスクな投資には、値動きの激しいものを選ぶことで短期間での収益化が可能です。中でも、仮想通貨は短期間に大きく値動きするため挑戦してみるのも良いでしょう。
ただし、株式投資や不動産投資と違うところは「本来の価値」が不明確なため需要がなくなれば無価値になる危険性がある点です。だからこそ、動向を頻繁に確認する必要がある点には注意しましょう。
仮想通貨での副業投資については「仮想通貨とは一体どんなもの?副業としておすすめできる?」で解説していますので、参考にしてみてください。
○信用を活用した不動産投資
本業での年収や勤続年数が長い場合や公務員であれば、不動産を購入して家賃収入や売却益を狙うのもおすすめです。長期的な運用と大きな資金が必要なため気軽には出来ませんが、節税や生命保険などのメリットがあります。
特に本業で労働にかけられる時間に限りのある会社員は、不動産投資によって不労所得を得ることは、収入を積み上げていく上では必須と言えます。
注意点として、やみくもに物件を購入しても空室リスクが高くなったり、売却時に利益を出せないなどの事態になってしまいます。物件の良し悪しを判断する知識や入念な収支計画を立てる力が必要です。
初心者でも取り組みやすい投資4選
ここからは初心者が少ない金額で始められる投資を4つご紹介します。
1.株式投資
初心者でも取り組みやすい投資1つ目は、株式投資です。
株式投資で手に入る利益は、以下の通りです。
- 株価の上下によって得る売却利益(キャピタルゲイン)
- 持っている株の配当金による利益(インカムゲイン)
- 株主優待による特典(株主優待)
株式投資は少額から始める事ができることに加え、慣れてきたら空き時間でも取引をする事が可能です。現在では、ネット証券などを活用すると、買いたい株を購入するのに数十秒しかかからないため 手間をあまりかけずに取引をすることが出来ます。
一方で、景気に大きく左右されることもあるため価格変動の注意が必要です。
また、サラリーマンの方は本業で知り得た知識を使うと、インサイダー取引とみなされてしまう可能性にも気を付ける必要があります。
株式投資は忙しいサラリーマンにとって短時間で取引が出来ることから人気がある投資方法の1つとなっています。
株式投資に必要な資金額は「株式投資を始めるにはいくら用意すればいい? 少額投資も紹介」で解説していますので、参考にしてみてください。
2.投資信託
初心者でも取り組みやすい投資2つ目は、投資信託です。投資信託は投資家から集めた資金で専門家(ファンドマネージャー)が株式や債券を買いながら運用しています。
そのため、少額から始めることが出来て、専門家が運用してくれるため日々市場をチェックするのが苦手な方にもオススメです。専門家が運用するとしても必ずしも利益が出るわけではなく、損をしてしまった場合でも元本保証はありません。
また、信託投資は運用をお願いしていることから、信託手数料がかかります。せっかく利益を出しても手数料で結局損してしまったというケースなどもあるため、どこの信託投資会社で取引を行うのかは慎重に選ぶことが大切です。
投資信託は銘柄をプロが選んで運用を代行してくれます。ですが、それだけを続けていても金融知識は身に付かず大きなリターンも望めません。株式の銘柄をどのように選ぶかは「副業の株式投資で良い銘柄を選ぶには?投資信託との違いや指標の見方まで解説」で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
3.FX
初心者でも取り組みやすい投資3つ目は、FXです。FXとは「Foreign Exchange」の略で、もともとは外国為替取引という意味でしたが、現在では「外国為替証拠金取引」を示すものとしています。FXは株式投資と比べると景気に左右されにくいのが特徴です。
レバレッジをかけることができるため、少額の資金でも大きな金額を動かす事が出来て大儲けをすることもありますが、逆に大損するリスクもあります。
株式投資は平日の朝9時から15時までの時間帯でしか取引できないため、夜通し取引をするということは基本的にはできません。
しかし、FXは24時間価格が変動しているため、人によっては夜通し取引ができてしまいます。本業に支障が出てしまうこともありますので、注意が必要です。
自分なりのルールを決めて時間を有効活用出来れば、いつでも取引ができてサラリーマンにとっては取り組みやすい投資方法の1つとなります。
FXで負けてしまう理由については「【FX】副業で安心安全に取り組むために必要なこと」で解説しているので、合わせてご覧ください。
4.仮想通貨(暗号資産)
初心者でも取り組みやすい投資4つ目は、仮想通貨です。そもそも仮想通貨とは何なのでしょうか。
仮想通貨とは電子データのみでやり取りされている通貨のことで、円やドルなどの法定通貨とは異なり、国家による保証がありません。そのため、主にネット上で投資や決済・送金などに利用されています。
仮想通貨は近年人気が高まっていますが、ビットコイン(BTC)などの仮想通貨を売買することで利益を得ることを目指す投資が増えてきています。日本ではビットコイン(BTC)が有名ですが、その種類は1,000以上あると言われ、たくさんの通貨の中から投資先を選ぶことが可能です。
仮想通貨は数百円という少額から投資できて24時間いつでも取引をする事が出来ますが、価格変動が激しいので、FX同様に本業での支障が出ない程度で行うことが大切となります。
仮想通貨の基礎知識は「仮想通貨とは一体どんなもの?副業としておすすめできる?」で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。
まとめ
投資は副業に該当せず、副業が禁止されている会社員や公務員でも取り組むことが可能です。
しかし、投資では注意するべきことが3点あげられます。
- 会社によっては株式投資が禁止されている
- 本業に支障が出ると懲戒などの処分を受ける可能性がある
- 初めて投資をする人は余剰資金で行い、慣れない内は少額に留めたほうが良い
もちろん投資にはリスクが伴うため、必ずしも利益を増やす事が出来るとは限りません。このリスクを軽減するためにもプロの投資家からノウハウを学び、負けない投資家を目指す事が大切です。
副業アカデミーでは、株式投資、FX、海外投資(CFD取引)、仮想通貨(暗号資産)、投資信託など、様々な投資についての講座をご用意しています。いずれの講座も現役のトッププレーヤーが講師を務めており、そのノウハウは現在進行系で利益を生み出し続けているものばかりです。
まずは無料セミナーに参加して、そのノウハウの一端に触れるところから始めてみてはいかがでしょうか?
また、今なら下記のページからLINE@やメルマガに登録していただくと副業の始め方(ガイドブック)やセミナーを収録した動画を無料でプレゼント中です。セミナーの参加が難しい場合には下記へ登録して、収録された動画をご覧になれます。
おすすめ記事
サラリーマンこそ副業を!副業で株式投資を始める前に知っておくべきこと
副業の株式投資で良い銘柄を選ぶには?投資信託との違いや指標の見方まで解説
初心者でも負けにくい株式トレードとは?副業投資家が損失を最小限に抑えて勝ちやすくする方法を解説
株式投資を始めるなら証券口座は〇〇で開設しよう!おすすめ3選
【解決】投資は副業じゃない?ってホントなの?会社にバレにくい投資方法も解説
サラリーマンでもできる税金対策!副業を始めるなら節税も意識しよう
【永久保存版】個人投資家の9割が勝てない3つの理由と負けない為の秘策大公開‼︎
今後の日本株で勝つために知るべきトレード手法大公開‼︎【株式投資】
【株式投資基礎】移動平均線の本質と勝率を劇的に上げるトレード徹底解説‼︎